清水エスパルスの宇野禅斗「必ず9ポイント取る」レノファ山口、徳島ヴォルティス、藤枝MYFCの3連戦を前に意気込み
J2清水の宇野が語る「ホームで戦える喜び」
清水エスパルスの宇野禅斗選手は今夏、町田ゼルビアから加入し、すぐにボランチの定位置を確保。J1復帰に向けて欠かせない選手となりました。青森山田高出身の20歳は、オレンジサポーターとともにIAIスタジアム日本平で戦える喜びを感じています。
一問一答
ー髪の色を変えた理由は?
「気分転換です。ちょっと色が落ちるのが早くて派手になったので染め直してきます(笑)」
ー次の相手、山口の印象は?
「昨シーズンよりもチームとしてまとまっていて、しっかりした方向性を持っているチームという印象がある」
ー山口はエスパルスの戦い方を逆手に取るようなプレーが上手な印象を受ける。
「ロングボールに対して、いかにボランチで回収するか。自分たちのボールの時間を増やすところは重要になってくると思う」
ー加入してからここまでボランチで不動の地位を築いている。3連戦をどう乗り切るか。
「今季のJ2はあまり連戦はなかった。良い状態を作っていくところも難しくなると思うので、チーム全体として総合力で戦っていくことが大事だと思う。
この3連戦を終えた後に待っている試合(横浜FC戦)は少なからず見据えなければいけないと思うので、個人的にもチーム的にも、必ず9ポイント取らなきゃいけないと思っている」
ー町田の黒田監督からはどんな言葉を掛けられて、清水に来たか。
「現状でやれてなかったところに関しては、個人的な責任もあると思っている。そこに関しては『しっかり自覚を持って頑張ってこい』と言われた。監督自身は多分、町田でやった方がいいと思っていた中で、自分の決断を許してもらったというか、尊重してもらえた。感謝をしながらやらないといけないなと思う」
ー町田ではどこが足りなくて出場機会に恵まれなかったと捉えているか。
「町田はすごく人数も多かったので、どのポジションも競争が激しかったし、試合の結果や選手1人1人の状態によって、メンバーも変わっていた。すごくクオリティの高い素晴らしい選手たちが集まってたので、総合的に自分は足りなかったんじゃないかなと思っている」
ーもうチームに馴染んでいる感じがする。清水の居心地はどう?
「入る前から年齢層が高いなと思っていたけど、すごくバランスが取れてると思うし、それはタカシ君(乾貴士選手)やゴンちゃん(権田修一選手)たち最年長の選手が明るくやってくれてるってところも大きくあると思う。厳しいところは厳しく締めてくれて、チームとしてはそれも大事だと思う。
ミーティングで秋葉さんが言っていたが、この前の練習試合でも郡司が結果を残したり、凪(川谷選手)がアシストしたり、やっぱり下からの突き上げも絶対にチームにとって重要だと思ってるので、どれだけ若い選手が今出ている選手たちのポジションを脅かしていくかっていうところも大事だと思う」
ーまさに今、自分がチームに刺激を与えているのでは。
「であればいいですけどね(笑)そういう評価をいただければありがたいです」
ー足の痛みは?
「全然大丈夫です」
ー最近2試合はチームとしてどちらも1得点にとどまっている。
「前回も20本シュートを打って1点。チームの課題として持っていないといけないと思う。1本にこだわるっていうところもそうだが、なかなか点が取れてない現状に対してチーム全員がストレスを感じてる部分もあると思う。
自分でシュートを打つ判断がベストなのかどうかとか、冷静な判断もこれからは大事だと思う。いかに入る確率のパーセンテージを上げていけるか。次の試合はホームだし、2点以上は取らないといけないなと感じている。
個人的には、自分もセットプレーで点を取りたいなと思う。やっぱり最後にセットプレーで勝ち切ることも絶対にこれから大事になってくる。そこも突き詰めていかないといけない」
ーアイスタの雰囲気はどうか。
「前の試合もあれだけのお客さんに入っていただいて、相手の応援が1回も聞こえないぐらいだった。一番素晴らしいサポーターだと思う。次もホームで戦えるという喜びもあるので、必ず勝ち点3を取りたい」