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国崎漁港でのサビキ釣りでマアジ17匹手中【三重】平均サイズは20cm

TSURINEWS

クーラー内はアジで溢れた(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

自宅周辺の桜は満開を過ぎて葉が付き始めた。耐えがたい寒さもなくなり、いい陽気だ。4月13日は晴れて気温が20度を超えるという予報が出ていたため、妻と三重県の波止釣りを計画した。

国崎漁港でサビキ釣り

夕マヅメを狙うため自宅を午前10時ごろ出発。気温は19度、暑くも寒くもなく、とてもいい陽気だ。釣り場へ向かう途中にフィッシング遊伊勢店に立ち寄り店員さんに状況を聞くと「今の一番のお勧めは国崎漁港。混んでいると思うがよく釣れる。堤防の内側が釣りやすく、直下では釣れず投げサビキで沖に投げる釣りだよ」とのこと。ネット情報も参考になるが、やはり現地周辺の生きた情報は貴重だ。

国崎漁港の様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

釣り場へ向かう道は入り組んだカーブが多いが、林を抜けるとパッと開けて眼下に港が見えた。こじんまりとした港で、釣り人がサオを出しているのが見える。

国崎漁港の様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

午後3時ごろに到着。周辺の空き地に車を止めて釣り場所を見に行く。投げサビキ仕掛けを10~20m投げて掛かるのを待つという釣りだ。入れ食い爆釣とはいかないが、15~20cmくらいのマアジとカタボシイワシがポツポツ掛かっている。ここなら釣れると確信したので、空きスペースに釣り座を確保した。

少々風が出てきたが、内側の堤防は外側の堤防自体が壁となって風を遮ってくれる。

沖めでマアジヒット

午後3時、準備が整い釣り開始。周囲に人がいて十分なスペースが確保できないため、サオは2人で1本から始めた。

サビキ釣りのタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

投げサビキは、重量があるものが2つ(オモリとウキ)付いているので投入が意外と難しい。私の場合、振り子のように多少揺すってからオモリの重心を利用して投入する。サオを振り下ろして投げるというのではなく、サオに重心を乗せてそのまま押し出すといった感覚で、仕掛けがきれいに飛んでいく。多少ウキの上下動はあるが、50m前後投げることができる。

最初はカゴを下に付けていたが、それほど活性は高くないらしく仕掛けを投入してから待つ時間があるので上に付け替えた。これが功を奏して順調に釣れだした。

順調にアジがヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

見ていると、やはり投入に苦心しているようだ。不慣れだと20mくらいしか飛ばせず、近いとマアジが掛からない。20m以上飛ばせるかどうかで釣果に差が出るようだ。

数釣りには追い食いがキモ

もう1つ釣果に差が出るポイントは、アジを追い食いさせられるかどうか。数釣る人はうまく追い食いさせていた。

魚が掛かった後、仕掛けをフリーにして放置していると、掛かった魚が暴れて仕掛けが絡まってしまう。オマツリを誘発させる魚が掛かっても、テンションを掛けることである程度は防止できる。

追い食い成功(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

やってみると意外と簡単に追い食いさせることができ、それはそれで面白い。魚が掛かった回数はそんなに多くないが、追い食いで釣果アップを図ることができた。

完全に暗くなった午後7時ごろに納竿した。釣果は2人でマアジ20cm前後17匹、マイワシ20cm前後1匹、カタボシイワシ20cm前後1匹、マアナゴ35cm1匹、メバル20cm前後1匹、クサフグ15cm3匹(リリース)。

カリッと唐揚げに(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

アジは愛知県で釣った魚より一回り大きく、しかも比較的魚影も濃いので釣果は安定している。遠方まで行けるのであれば国崎漁港はGW中のお勧めスポットだ。

前回が不完全燃焼だった分、今回はリベンジとなった感があり、釣り+料理の両面で大満足の釣行となった。

<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年5月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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