フードドライブ 認知度向上へ「大作戦」 全地区センターで受け付け
家庭で使いきれない未使用食品を持ち寄り、各所に寄贈する「フードドライブ」。青葉区役所は10月18日から31日まで区内の全地区センターで食品を受け付ける「あおばフードドライブ大作戦」を初めて行う。
フードドライブの認知度向上を目的に行われる取り組み。期間中は青葉区役所と資源循環局青葉事務所に加え、区内6地区センターで未開封(内装が破損していない)かつ賞味期限(要明記)が2カ月以上残っている常温保存可能な食品を受け付ける。具体的には穀類や缶詰、インスタント・レトルト食品、菓子、調味料、乾物、飲料。賞味期限が2カ月を切っているもの、開封されているもの、冷凍・冷蔵保存のもの、生鮮食品、アルコール、ペットフードは受け付けない。
集められた食品は主に区社会福祉協議会を通じて子ども食堂や福祉団体、ひとり親家庭、困窮世帯などに寄贈される。区社協担当者は「状況によって食品が足りない時もある。ぜひ協力を頂ければ」と期待を寄せる。
食品ロスの削減も
フードドライブは、まだ食べられるのに廃棄されてしまう「食品ロス」を削減するための取り組みという側面も持つ。10月は食品ロス削減月間でもあり、区担当者も「捨てられる食品が少しでも減らせたら」と思いを話す。「フードドライブは福祉と環境のどちらにも関心を持ってもらうきっかけになる。『もったいない』を『ありがとう』にする取り組みとして、この機会に家庭に眠っている食品をご提供ください」と話している。(問)045・978・2299