大阪・関西万博いよいよ開幕! 話題の大型パビリオン「未来の都市」完成式典へ
2025年4月13日(日)に開幕する「大阪・関西万博」。テレビやインターネットなどでそのニュースに触れる機会が日に日に増えてきました。そんななか2025年3月10日(月)、注目の大型パビリオン「未来の都市」の完成記念式典が行われ、メディア向けのプレスプレビューも実施されました。今回はその式典の様子をレポートします!
「未来の都市」は、博覧会協会と協賛12者がともに描く、経済発展と社会課題の解決を両立した未来都市を体感できるパビリオン。会場内には協会の「共通展示」と協賛各社による「個者展示」が並び、全部で15のアトラクションが用意されています。
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2つの被膜を使ってデザインされた建物3つの魅力があるパビリオン汚れにくく、環境にも寄与したパビリオン万博の目指す共創を体現したパビリオン
2つの被膜を使ってデザインされた建物
出展テーマである「Society5.0」は、「サイバーフィールド」と「フィジカルフィールド」によってもたらされる世界。その2つの世界を表す外観デザインのテーマは“DOUBLE SKIN”です。メッシュスクリーンとコリドール、2つの被膜を使ってデザインされたエクステリアは、朝昼晩で違った表情を見せてくれます。
3つの魅力があるパビリオン
完成記念式典では、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 事務総長 石毛博行氏が挨拶。このパビリオンには、万博最大級のパビリオンであること、日本を代表する企業・団体が新たな共創にチャレンジしたこと、子どもや学生が遊びながら学べるパビリオンであることの3つの魅力が詰まっていると紹介しました。さらに会場が西の端に位置していることに触れ、明石海峡の夕日やライトアップ時の美しさにも言及しました。
汚れにくく、環境にも寄与したパビリオン
続いて登壇したのは、クリエイティブディレクターを務めた古見修一氏(株式会社SD 代表取締役)。建物の特徴について、「扇の折りのような形状」で、歩くと不思議な“モアレ”がわかると話し、光触媒で汚れがつきにくいと紹介しました。さらに、2層構造により断熱効果も。
デザイン性だけでなく、環境にも配慮された設計になっています。
万博の目指す共創を体現したパビリオン
協賛者代表として登壇した株式会社クボタ 代表取締役社長 北尾裕一氏は、「大阪・関西万博」のコンセプト“未来社会の実験場”であることに改めて触れ、協会と12者がひとつのパビリオンを共創したことは、万博が目指す「共創」を体現したチャレンジだったとコメント。この場所で多くの来場者が「見て・触れて・感じて」、新たなアイデアや気づきが生み出されることを期待している、と締めくくりました。
式典の最後には、協賛企業13者によるテープカットも行われ、いよいよ「未来の都市」が本格始動。
パビリオン内部には全15のアトラクションが用意されていて、未来の社会や暮らしを「見て・聞いて・体験する」ことができます。子どもも大人もワクワクできる“未来への入り口”を、ぜひ万博会場で体感してみてください!
EXPO 2025 大阪・関西万博
開催期間:2025年4月13日(日)〜10月13日(月)184日間
開場時間:9:00〜22:00
開催場所:大阪・夢洲(ゆめしま)
交通:Osaka Metro中央線「夢洲駅」すぐ
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
写真・文/國友敬