2025年にチャレンジしてみたい<強烈激臭な魚料理>3選 ポイントは発酵?
世界には「誰が最初にこれを食べてみようと思ったのだろう?」と、そのチャレンジ精神に感服してしまう料理がいくつもあります。
その中でも、筆者が特に気になっているのが、涙が出るほどとてつもなく臭いことで知られる「シュールストレミング」「ハカール」「ホンオフェ」です。
その強烈な存在感に、「2025年こそは……」と挑戦してみたい気持ちがむくむくと湧いてきます!
世界一臭い?「シュールストレミング」
テレビのバラエティ番組などで罰ゲームとしておなじみの「シュールストレミング」。
その正体は、「世界一臭い食べ物」として知られる缶詰です。
シュールストレミング(提供:PhotoAC)
中身は「塩漬けのニシン」ですが、普通の塩漬け魚とは少し違います。ポイントは塩分濃度が控えめなこと。これにより保存中に発酵が進み、独特の強い臭いと風味が生まれます。
この発酵が、シュールストレミングならではの魅力(?)ともいえる特徴を作り出しているのです。
膨張した缶から液体が飛び出すこともあるので、缶詰の開封は「屋外」がマスト! クラッカーや薄焼きパンにのせ、茹でたジャガイモや玉ねぎ、サワークリームを添えるのが伝統的なスタイルだそうです。
舌がピリピリ?「ハカール」
筆者は日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』で知ることになった「ハカール」。アイスランド伝統の発酵食品です。
「シュールストレミング」と並び、「世界一臭い料理のひとつ」として知られています。
タレントのデヴィ夫人は自身のブログで、「舌がピリピリする」「恐ろしい食べ物」と表現していました。
そんな「ハカール」の正体は、「ニシオンデンザメ」。北極海近辺で捕獲される大型のサメです。新鮮な状態では毒性があるため、一度地中に埋めて発酵させ、食べられるようにしています。
この発酵過程で生まれるのが、独特のアンモニア臭。やはり、挑戦するにはそれなりの覚悟が必要な料理のようです。
トイレのような臭い?「ホンオフェ」
韓国の珍味「ホンオフェ」はエイを発酵させた刺身で、これもまた「世界一臭い料理のひとつ」とされています。
ホンオフェ(提供:PhotoAC)
エイ特有の性質で発酵が進むとアンモニア臭が強くなり、その刺激的な臭いは「トイレのよう」と例えられることも……。
食べ方はキムチやコチュジャン、ニンニクと一緒に包んで食べるのが定番。これで臭いが和らぎ、食べやすくなるそうです。
そこまでしても食べたいということは、やはりおいしいのだろうと好奇心がムズムズしてきます。
ちょっと気になる「世界一臭い料理」たち
「シュールストレミング」「ハカール」「ホンオフェ」。
どれもクセは強烈ですが、なぜか試してみたくなる不思議な魅力があります。
2025年はこの“クセ強グルメ”にチャレンジ……いや、ちょっと……やっぱりかなり勇気が必要かもしれません(笑)
(サカナトライター:minto)