「フッ素樹脂加工フライパン」の寿命が縮む“5つのNG”「よくやってた…」「気を付けます」
フッ素樹脂加工つきのフライパンは、食材がくっつきにくく少ない油で調理できるメリットがあります。汚れもするっと落ちるので、後片付けもラク。調理の手間を減らしてくれる便利さが魅力ですが、取り扱いを間違うと劣化につながるため注意が必要です。ここでは、フッ素樹脂加工つきのフライパンにやってはいけない「NG行為」をご紹介します。
NGその1.1分以上の空炊きをする
予熱をする場合は、中火で30~40秒が目安です。1分以上予熱を行うと「空焚き」の状態になり、フッ素樹脂加工が剥がれる場合があるため避けましょう。
フライパンから煙が出てきたら要注意。食材をのせている場合でも、食材のない場所が空焚き状態になりますので、食材の大きさや分量に合うフライパンを使ってくださいね。
NGその2.強火で加熱し続ける
フッ素樹脂加工には耐熱温度があります。強火で加熱し続けると、高温で加工が損傷したり剥がれたりする恐れがあるため、火加減に気を付けましょう。
NGその3.金属製のキッチンツールを使用する
角のある金属製のキッチンツールを使うと、フライパンの表面に傷がついてフッ素樹脂加工が剥がれる原因になります。
樹脂加工は見た目以上に劣化しやすいので、木やシリコン製のツールを使うと安心です。
NGその4.熱々のフライパンを急冷する
フッ素樹脂加工は急激な温度変化に弱く、調理後間もないフライパンに水をかけるのはNGです。急冷するとフッ素樹脂加工が収縮し、フライパン本体から剥がれやすくなります。
劣化を避けるためにも、フライパンの温度を下げてから洗いましょう。
NGその5.料理を入れっぱなしにする
調理を終えた後、料理が入ったままの状態で放置していませんか? 「後で食べるから」と長い時間置くと、料理の塩分や油分がフッ素樹脂加工に染み込んで劣化する恐れがあります。
料理が入った状態でフライパンを冷蔵庫に入れるのはもってのほか。面倒でも別容器に移して、フライパンで料理を保存するのは避けましょう。
正しい使い方でフライパンは長持ち
今回はフッ素樹脂加工フライパンのNG行為についてご紹介しましたが、フライパンによって、素材・加工の種類はさまざまです。
大切なフライパンを長く愛用するためにも取扱説明書を確認して、正しい使い方、間違った使い方を知っておきましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア