【姫路】「アタリや」が古民家カフェとして移転オープン!発酵あんこ使用の生ようかんや米粉どら焼きを
姫路市花田町で“発酵あんこ”を使った唯一無二の和スイーツを販売する専門店「発酵あんこのおやつ アタリや」が、同町内に2025年3月10日、古民家カフェとして移転オープン!小豆を発酵させた、“ここにしかない麹(こうじ)餡”を使うのが“アタリや流”。オリジナリティーあふれる生ようかんや米粉のどら焼きを、趣深い古民家でゆっくり味わいませんか?
・「発酵あんこのおやつ アタリや」
生ようかんと米粉のどら焼きでおなじみの人気和菓子店「発酵あんこのおやつ アタリや」が、2025年3月10日、姫路市花田町の住宅街にある古民家に移転オープンしました。
以前はオンラインショップのほか、製造直売所で土日のみ対面販売も行っていましたが、移転を機にカフェにリニューアル。「購入した商品を、せっかくならその場で食べたい」というお客さんの待望の声により、装い新たに生まれ変わりました。
登記こそ残っていないものの、おそらく戦前に建てられたであろうと伝わるこの古民家と出合ったのは、移転する数カ月前のこと。目に見える柱や壁だけでなく、見えない屋根裏など隅々まで手入れが行き届いたこの家屋にほれ込み、ここでカフェを開くことを決意しました。
カフェスペースへは、土間で靴を脱いで入店を。ちゃぶ台と座布団が置かれた店内は、田舎のおばあちゃんの家を思い出すような懐かしさが漂います。やわらかいタッチで風景が描かれた襖(ふすま)や風合いのある建具なども状態が良く残されていたため、手を加えることなくそのままに。貴重な戦前の日本家屋の“ありのままの魅力”を、肌で感じることができます。
カフェスペースと土間を挟んだところにある雑貨のアンテナショップでは、店主選りすぐりの道具や雑貨を販売しています。竹ざるや木のまな板、自然素材で作られたホウキなど、昭和レトロなアイテムがずらり。
そのすぐそばでは、同店自慢の和スイーツも販売しているので、自分用に購入したり、好きに組み合わせてオリジナルのギフトボックスを作ってプレゼントしたりと、いろんなシーンで利用できそう。
販売する食品は和スイーツだけにとどまらず、惣菜もそろえています。冷凍コーナーには、『米粉どら焼き』や『どら焼きの皮』と共に、魚の味噌漬けも陳列。今後は、真空パックにした日持ちする惣菜なども置き、どんどん品数を充実させていく予定だそうなので乞うご期待を!
・カフェ限定のお得なセットメニュー
『どらやきとようかんのセット』594円 + 『煎茶』550円
※イートイン限定
同店自慢の和スイーツは、テイクアウトとイートインの両方のスタイルで楽しむことができます。イートインでは、単品のほかにお得なセットのカフェメニューもスタンバイ。それらに合うドリンクも豊富にそろえているので、ぜひ時間に余裕があるときはゆっくり店内で味わってみて。
「米粉のどら焼きも生ようかんもどちらも食べたい」という欲張りさんにぴったりなセットも用意。お茶菓子として、コーヒーで炊いた紫花豆も付きます。
どら焼きは『普通のどらやき』『塩バター』『ピスタチオ』『ラムレーズン』『抹茶 白餡いちご』から、ようかんは『プレーン』『いちご』『抹茶』『ピスタチオ』から好きなものを1種類ずつ選ぶことができます。
“発酵あんこ”をシンプルに楽しむなら『普通のどらやき』と『生ようかん(プレーン)』のコンビがおすすめ。どら焼きは、思わず二度見するほど皮の間にあんこがたっぷり挟まれています。それでもぺろりと食べられるのは、米麹の風味を生かすことで砂糖を極力減らした麹餡だからこそ。同じく生ようかんも後味がスッキリとしていて、パクパクと止まらなくなるような軽い味わいが魅力です。
『本日の焼き菓子とようかんのセット』660円 + 『薬膳茶【菊茶】』550円
※イートイン限定
おおよそ1カ月ごとに内容が変わる「本日の焼き菓子」を味わえるのはこのセットのみ。取材日は、しっとりとした『抹茶の米粉パウンドケーキ』が登場しました。小麦粉の代わりに米粉を使用しているため、表面はサックリ香ばしく中身はしっとりとした食感がやみつきに。甘さ控えめでギルトフリーなのもうれしいポイントです。
『煎茶』550円
福岡県産の「八女(やめ)茶」の茶葉を2~3煎目までゆっくり味わうことができる『煎茶』。1煎目は淡い色合いと上品な香りを、2煎目以降はどんどん深まる茶葉のコクや苦みを楽しむことができます。まろやかな甘みがあり、同店の和スイーツとも相性抜群。
『薬膳茶【菊茶】』550円
『煎茶』と同じ茶葉に菊の花を浮かべたのがこの一杯。茶葉本来の青々とした香りの後から広がる爽やかな香りが、菊の花です。ガラスポットの中で優雅に花開く黄色い花は、見ているだけでも癒やされます。
・“発酵あんこのおやつ”の原点『生ようかん』
鎌倉時代や室町時代に中国大陸から日本に伝わったとされ、日本で愛され続けてきたようかん。近年、どら焼きやわらび餅は、同じ和菓子でも専門店が増えつつあるのに、ようかんは誰も手をつけていないことに注目し、「ここにしかないようかんを作りたい」と思い立ち、一年という長い月日をかけてようやく完成させたのが、同店の名物『生ようかん』です。
『生ようかん』と名付けられた同店の水ようかんは、今までに出合ったことのないようなみずみずしさが自慢。滑らかな口当たりとプルンとやわらかな食感にうっとりすること間違いなしです。また、豆と米麹を合わせて低温調理・発酵させることで生まれる、自然な甘さも魅力です。
『抹茶』260円
ザラッとした断面からも濃厚さが伝わる『抹茶』は、一口食べた瞬間、抹茶の苦みと香りが口いっぱいに広がる芳香な一品。同店のラインアップの中でも特に糖度が低めで、甘いものが苦手な人や、甘味料の摂取を控えている健康志向な人にも人気があります。
『ピスタチオ』260円
女性に人気の『ピスタチオ』は、ピスタチオ好きにはたまらない香ばしいフレーバー。生のピスタチオから作ったピスタチオペーストを餡にたっぷり混ぜ合わせ、さらにローストピスタチオで食感のアクセントをプラスしたリッチな配合がおいしさの秘密です。
ココナッツミルクやアーモンドミルク、メープルシロップといったナッティーな風味の素材を組み合わせ、ピスタチオの風味を際立たせた渾身の配合は、到底まねできないもの。ここでしか味わえない“究極のピスタチオ和スイーツ”を、ぜひご賞味あれ♪
『いちご』260円
『いちご』は、イチゴの王様「あまおう」を贅沢に使用した一品。甘さほとばしる濃厚な味わいで、和スイーツの次元を超えた新感覚スイーツです。クセの少ない白インゲン豆「大手亡(おおてぼう)」が、イチゴの酸味とベストマッチ!甘さだけでなく、心地よい酸っぱさまで表現された本物のおいしさを、じっくり味わって。
・薄くてもっちり新食感!『米粉どら焼き』も人気
『米粉どら焼き(塩バター)』370円 ※秋~春限定
“発酵あんこ”を使ったもう一つの看板商品『米粉どらやき』も要チェック!「発酵あんこのおいしさをもっといろんな形で伝えたい」との思いで、あんこを使ったお菓子を考えすぐさま思いついたのがどら焼きだったそう。オリジナリティーを追求した末、卵と小麦粉を使わないどら焼きの皮にたどり着きました。
苦労の末できた同店のオリジナルのどら焼きは、皮が驚くほどに薄く、伸びるようにもっちりとしているのが特長。素朴な味わいが、麹餡の香りを引き立てます。
定番人気の『米粉どら焼き(塩バター)』は、小豆のこっくりとした風味をバターのコクと塩味が際立たせる見事な一品。あんこには小豆の粒がしっかりと残されているため、豆本来の自然な甘みや香りはもちろん、歯応えも楽しめ飽きのこないおいしさ。バターをあんこ全体に混ぜ合わせているため、どこを食べてもバターを感じられるのも、夢中になるポイントです。
『米粉どら焼き(ピスタチオ)』370円 ※秋~春限定
あんこの中に美しい緑色が映える断面を持つのが『米粉どら焼き(ピスタチオ)』。生のホールピスタチオを粗めに粉砕し、麹餡にこれでもかと言わんばかりに混ぜ合わせたリッチなフレーバーです。食べても直接的に感じることはないですが、ホワイトチョコやクリームチーズを隠し味として取り入れているのが、まとまり良く仕上げる秘訣。ピスタチオ好きなら一度は味わってみて♪
『米粉どら焼き(抹茶 白餡いちご)』370円 ※秋~春限定
どら焼きの皮に宇治抹茶を練り込んだ「抹茶どら焼き」から、新商品が登場!抹茶と白あんの相性は言わずもがな。そこに濃厚なイチゴ風味のくず餅を組み合わせた、和洋折衷などら焼きです。
ちょっぴり昔懐かしいようかんやどら焼きを、現代風にアレンジした唯一無二の和スイーツたち。ここでしか手に入らない味を、歴史感じる古民家で味わうとなればおいしさはひとしお。四季折々で変わる季節限定商品や夏限定のかき氷など、その時季にしか味わえないメニューも食べ逃さないで♪
■詳細情報
■DATA
発酵あんこのおやつ アタリや
所在地
兵庫県姫路市花田町小川840-2
営業時間
10:00~17:00