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避けていたママ友の付き合い…でも一歩踏みだしたら

たまひよONLINE

現在、4歳になる娘の母親で、主婦をしながら在宅で仕事をしているdemiです。夫の仕事の関係で、地元から離れた関東で子育てをしていたため、気軽に会える親しい友人が近所に少なく、娘が未就園のときは、平日は娘と二人きりで過ごすことが多かった私。一人でいることは苦痛ではないのですが、友だち同士で楽しそうに遊んでいる親子を見ると羨ましく思うこともありました。娘が幼稚園入園を機に、気の合うママ友と出会うことができ、一緒に育児を楽しんだり悩んだりできることにより、孤独感が減ったような気がします。しかし、そうなるまでには長い道のりがあったのです。

子どものトラブルで児童館がストレスに


色々な噂を聞いていたので、「ママ友」という言葉にマイナスイメージしか持っていなかった私は、ワンオペ育児に孤独感を感じながらも、親子のイベントに参加することをためらっていました。

娘がよちよち歩きを始めたころ、家の中だけでは時間がもたなくなり、公園や近所の児童館に遊びに行くことが増えました。児童館には娘と近い月齢の子どもを連れたお母さんが集まっています。世間話など当たり障りのない会話ができて気分転換になりました。

しかし、娘は成長するにつれて自我が強くなり、おもちゃの取り合いなどトラブルが増えたのです。その度に謝ったり、娘を叱ったりのくり返し。申し訳ない気持ちと娘に対するイライラで、自然と児童館から足が遠のいてしまいました。

入園と同時に増えた、ママ友との交流。しかし…


子どもが集まる場所を避けていたため、付き合いの輪が広がることがないまま娘は幼稚園へ入園。それでも入園後は、送迎のときに毎日顔を合わせるクラスメイトのお母さん方とは、自然に挨拶や世間話をするようになりました。

そんなある日、同じクラスのお友だちが「一緒に公園で遊ぼう」と誘ってくれましたが、娘は「嫌だ。お家に帰る」と拒否。お友だちは泣き出してしまったのです!

突然の出来事に私は茫然とし、ただ謝ることしかできませんでした。お友だちのお母さんは「気にしないで」と言ってはくれましたが、泣きじゃくる子を抱いてその場を去ってしまいました。

帰宅後もこの出来事が頭から離れず、誘いを断った娘を問いただしたり、もっと気の利いた言葉が言えなかったのかと自分を責めたり…。次の日、もう一度お詫びを言いましたがとても気まずい状態…。

結局、顔を合わせないよう送迎時間をずらして、その親子を避けていました。

一歩前に踏み出した、ママランチ会への参加


1学期も半ばになった頃、クラスのママランチ会に参加しました。参加したくない気持ちが強かったのですが、勇気を出しての決断でした。

娘のトラブルから疎遠になっていたママも参加することを聞き、話しかけた方がいいのか、もう一度謝った方がいいのか、まだ怒っているかもしれないと、考えれば考えるほど緊張していました。

しかし、思いのほかランチ会は和気あいあいとした雰囲気でした。子育ての悩みや、夫の愚痴などを好き勝手に話し、たくさん笑いました。そんな雰囲気だったので、疎遠となっていたあのお母さんに、「あの時は本当にごめんなさい」と自然に声をかけることができたのです。すると、彼女も悩んでいたことがわかり、お互いのモヤモヤとした思いがスッキリと晴れました!

メリットがたくさん! ママ友との情報交換


その後、子どもはクラスメイトと公園で一緒に遊び、私はお母さんたちと井戸端会議をすることが多くなりました。育児の悩みや子連れで行きやすいレストランなど、さまざまな情報を共有しています。

もちろん子ども同士のトラブルはありますが、お母さん同士が親しくなれたので、一緒に原因を考え、話し合い、理解しあって解決しています。

以前は、謝ったり子どもを連れて帰ったりという、その場しのぎの対応しかできなかった私が、今はお母さんたちと本音を言えるようになったのです。娘もたくさんの友だちと付き合うことでコミュニケーションの取り方が上手になり、成長を実感できました。

どうやって作ったらいいのかわからず、恐怖の対象だった「ママ友」でしたが、自分自身が心をオープンにしていれば、自然と親しくなれることに気づきました。育児に関しての価値観は人それぞれ違うと私は思います。自分と違う考え方でも「そういう考え方もあるのだな」と、肯定的に受け止められるようになったことで、自分の視野も広がったように感じます。面倒そうだからと、ママ友との関係をシャットダウンしてしまうのはもったいないと私は実感しました。

[demi*プロフィール]
幼稚園に通う4歳の娘と夫と3人暮らしの主婦です。娘が幼稚園に行っている間の時間を有効活用するために、在宅ワークを始めました。お笑いが大好きなので、ネタ番組を見てはストレス発散しています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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