グルメや食材購入楽しむ 川崎幸市場で「夕祭」
川崎幸市場(川崎市地方卸売市場南部市場/幸区南幸町)で7月20日、「夕祭(ゆうさい)」が開かれ、約2500人が足を運んだ。訪れた人たちは人気の野菜やそう菜の物販、鮮魚やつくだ煮といった水産物の販売コーナーでの買い物やグルメを楽しんだ。
催しは、市場の稼働していない時間帯を有効活用しながら、多くの人に市場を知ってもらおうと、同市場の指定管理者である川崎市市場管理(株)が昨年度から企画する。
今回で3回目となったこの日は午後3時から開催。出足こそ鈍かったものの、午後4時頃には賑わいを見せた。18の飲食を中心とした屋台では、旬のウナギ串や焼きトウモロコシのほか、牛串などが人気で、早々に売り切れとなった。また、クラフトビールを買い求める人の列も途切れなかった。今回初登場の「かわさきマグロバーガー(KMB)」は、5つの場内事業者で一押しの商材を持ち寄って開発したメニュー。「生臭さもなく、ボリューム感もあっておいしかった」と、好評を博した。このほか、子ども向けのヨーヨー釣りやお菓子すくいも、早々に完売したという。
会場には家族で訪れた人の姿が見られたほか、浴衣姿でイベントを楽しむ人もいた。同市場担当者によると「これからも地域に愛される南部市場を目指していく。夕祭は季節ごとに開催する予定」と語る。