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ヨコハマ未来創造会議 園芸博に向け本格始動 若者ら独自アクション追求

タウンニュース

会員証を手にする山中市長(中央左)と秋元さん(同右)、分科会のリーダーら

旧上瀬谷通信施設(旭区、瀬谷区)を会場とする「GREEN×EXPO2027」(国際園芸博覧会)の開催を契機に、大学生や企業の若手社員が持続可能な社会や脱炭素などのアクションを考える「ヨコハマ未来創造会議」が7月30日に本格始動した。2024年度は生物多様性や新たな観光など、5つの分科会に分かれたプロジェクトなどが進められる。

23年度に発足した同会議。本格始動に向けて、メンバー募集やプラットフォーム(会議体)の構築など準備を進めていた。現在は約100人が所属し、テーマごとの分科会活動、ワークショップや交流会、市内で開かれる国際会議などとの連携に取り組む。

30日は本格始動を宣言する「フラッグアップイベント」がVlag(フラグ)Yokohama(神奈川区)で開催。山中竹春市長や同会議の「GREEN×CAPTAIN」を務めるタレントの秋元真夏さんが挨拶するとともに、会員証を披露した。

水上農業や食品ロス削減

分科会のリーダーも登壇し、それぞれのテーマを発表した。「横浜の海で植物を育てられたら?」を掲げた西尾匡史さんは水資源が限られているなかで、地球の7割を占める海に着目。海上で花を咲かせたり、作物を育てることができれば持続可能な社会に近づくとして、「横浜の海で植物を育てて、一緒にワクワクしませんか」とメンバらーに呼びかけた。

学校給食の食品ロス削減を目指す分科会の馬場英鷹さんは、子どもたちが食べられる量を適切に見極めるためにAIを活用するアイデアを発表。未使用の食材が無駄にならないよう、子ども食堂との連携や、おやつや夕食での提供など体制を整える必要があるとし、「子どもたちが笑顔で夢や目標に向かっていける世界を作っていきたい」と意気込んでいた。

同会議は今年度、分科会ごとにテーマを探求し構想を掘り下げていく。脱炭素を目指して再生可能なエネルギーに転換する「GX」(グリーントランスフォーメーション)などに関するワークショップも行う予定。

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