【富士宮・シュガーバター屋さん】サクジュワ食感のクレープ 賞味期限は“1分以内”!?
1970年代後半、2000年代と何度もブームを巻き起こしてきたクレープ。2025年に3度目のブームを迎え、その波は静岡にも押し寄せています。静岡・富士宮市にある「シュガーバター屋さん」は、焼きたての食感にとことんこだわり、おいしさのピーク“賞味期限”はなんと1分です。
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富士宮市の北部、市立上野小学校の西にあるシュガーバター専門店「シュガーバター屋さん」。2025年7月にオープンしました。
店内に入ると、幸せを感じる甘い香りが漂っています。まず目に飛び込んでくるのが「当店のクレープは持ち帰ると賞味期限切れです」と書かれたポスター。
焼きたての食感にとことんこだわったクレープのおいしさのピークはなんと1分。
シュガーバター屋さん 店主・柴田堅司さん:
うちのクレープは焼き立てが命なんですよ。時間が経つと味と食感が変わってきてしまい、全く別物になってしまいます
水を使わない生地で作る“サクジュワ食感”
そんな特別なクレープの作り方を見せてもらいました。
水を一切使わないオリジナルの生地を、丸い鉄板の上で焼いていきます。
生地に熱が通ったところで、北海道産の生乳を100%使用した「よつ葉バター」をぜいたくに、生地にじか塗り。
バターの塊を生地に何周も塗ることで、ミルキーなコクと香りを引き立たせます。
バターを塗り終えると、生地に白い砂糖をふりかけていきます。
シュガーバター屋さん・柴田堅司さん:
他のシュガーバターをやっている人たちは、結構ジャリジャリ系の砂糖が多いんですけど、口溶けのいい砂糖を使ってます
焼き立てのクレープに口溶けの良い砂糖を使うことで、砂糖が生地の熱で溶けていき、甘しょっぱいクレープに仕上がります。
焼くこと3分、「シュガーバター(750円)」の完成です。
クリームを使わないシンプルなビジュアル
焼き立てのクレープを一口食べると、「サクッジュワ~」とした食感が口の中に広がり、バターのいい香りが鼻を抜けていきます。
テレビ静岡・大森万梨乃アナウンサー:
焼き立てじゃないと、この食感とジュワジュワ感は味わえない。感動ですよ。すごい満足感がある
シュガーバター屋さんのクレープは「クリームを使わない」シンプルなシュガーバターで勝負しています。
シュガーバター屋さん・柴田さん:
神戸のほうですとシュガーバターのクレープというのは、すごいメジャーなんです。妻が大変バターが好きで。静岡だとやり始めた頃はやっているところが多分ほとんどなかったと思います
静岡ではまだ珍しかったシュガーバタークレープ。シンプルに生地のおいしさが楽しめる新感覚のクレープです。
サクジュワ食感は店内で
焼きたての食感を追求した「シュガーバター屋さん」は、県内で珍しいシュガーバター専門店です。「持ち帰ると賞味期限切れ」という厳しいルールに、深いこだわりが光っています。
サクジュワ食感を味わうなら、店内で焼きたてを頬張ってはいかがでしょうか。
■店名 シュガーバター屋さん
■住所 静岡県富士宮市下条401-11
■営業時間 11:00~16:30
■定休 不定休
■駐車場 店舗前3台