【いっすねー!山脇の「ニイガタいっすねー!・長岡市】タイムスリップしたかのようなまち並み。長岡市摂田屋、いっすねー!!
長岡市・磯田達伸市長がご案内!
よしもと新潟住みます芸人・いっすねー!山脇が、新潟県内の市町村長を訪ね、一緒にそのまちのいいところを紹介する『いっすねー!山脇の「ニイガタいっすねー!」』。
今回は、磯田達伸市長が長岡市を案内してくれました!
夏真っ盛り! クーラーの風にあたり過ぎて外に出れば秒でクラクラ。クーラーだけにってか!? ちょっと涼しくなった?
さて、今回訪れたのは長岡市摂田屋。まちに降り立つと、一気にタイムスリップしたかのようなどこか懐かしい雰囲気。旧三国街道を歩くと醤油の香りがスッと鼻を通り、お酒の麹の香りがフワッと漂う。視覚だけじゃなく嗅覚も楽しませてくれる醸造と発酵のまち。
「摂田屋は江戸時代、天領として栄え、旧三国街道は殿様街道とも呼ばれていたんだ」と話す磯田市長と久しぶりの再会!
うれしさのあまり思わず殿ーー! と叫びたくなりました! そんな市長と向かったのは旧機那サフラン酒製造本舗。
広い敷地の中の立ち寄り処、米蔵の館内には摂田屋の蔵で造られたお酒、味噌、醤油や、子どもたちが描いた未来の摂田屋のマップなど見どころいっぱい。
そんななか、ひと際目を引いたのがおむすびカフェ 6SUBI(むすび)。
「米蔵なんだから長岡のおいしいお米を食べなきゃ! ドリンクバーのように飲み放題の味噌汁バーもどうぞ」。
お言葉に甘えていただきます!
僕がいただいた天むすのエビ天の衣には浪花屋の柿の種が! ザックザックな衣にプリプリのえび、ふっくらしたお米がうまさを加速させる!
そして、コクのある味噌汁をゴクリ! うまいっすねーーー!! お口の中で長岡のできあがり!
「ここは機那サフラン酒で財を成した吉澤仁太郎の蔵や屋敷が残る場所。幻の薬用酒、サフラン酒の試飲ができるんだけど、一緒にどう?」。
もちろんいただきます!!
「もっと見せたいものがあるんだよ!」。
外に出ると目に入ったのは色鮮やかな別の蔵が。干支や麒麟、鳳凰などが色彩豊かに描かれている〜。
「鏝絵(こてえ)といってコテを使って描かれているんだ! 豪華絢爛な外観は、いかに仁太郎が財を成したかを物語っているよね。今や長岡のシンボルなんだ!」。
どの町にも歴史はもちろんあるけどこうして形に残っているところはそう多くはない。残された街並みや建物、食を味わうことでなんだか物語が見えてきますね。
「まだまだ広い仁太郎の敷地! いまの人が昔の人の思いを繋いでこうして形にしていく! ここも長岡ももっと醸造されていくよ」と語る市長にまた、殿ーーー!! と叫びたくなりました!
磯田市長とお別れした後、もうちょっとだけ摂田屋を満喫したくて、まちを歩きました!
立ち寄ったのは旧機那サフラン酒製造本舗から宮内駅に向かって歩いたところにある秋山孝ポスター美術館長岡。
大正時代に建設され、登録有形文化財でもある旧北越銀行の建物を活用した美術館で、長岡出身の秋山孝氏の作品が数多く展示されています。
館内奥にはゆったりと過ごせるカフェがあって、挽きたてハンドドリップコーヒーやオリジナルクリームソーダなど、こだわりのドリンクメニューを提供しています!
今回立ち寄ったお店のほかにも、魅力的なスポットが満載の長岡市摂田屋エリア。
今度は家族と思い出を醸造しに訪れたいと思う素敵なまちでした!
この情報は、月刊にいがた2025年8月号に掲載されたものです。