【金沢ラーメン探訪 #08】最後の一口まで味わい深い。先代の想いを受け継ぐ、「めんや安寿」の素材が活きる中華そば!
編集部が石川・金沢の気になるラーメン店をぶらりと巡る新企画、「金沢ラーメン探訪」。
今回は、金沢市畝田中にある「めんや安寿」にお邪魔しました!
金石街道「畝田」交差点から少し進んだ、住宅街の中に構える「めんや安寿」。
2018年のオープン以来、素材の旨みを活かした無化調の「中華そば」と「煮干しそば」を提供し続ける人気ラーメン店です。
2024年3月に先代の店主が引退され、現在お店を切り盛りしているのが、若き店主の島田さん。
実は島田さんは、元サラリーマン。
もともと「めんや安寿」の常連客でしたが、「この味を絶やしてはいけない」と、一念発起で弟子入り。
先代店主のもとでみっちり修行し、その味と想いを受け継いでいらっしゃいます。
そんな島田さんが提供するのが、「中華そば」(900円)。
創業当時から変わらない、醤油ベースの透明感あるスープにまっすぐ綺麗に整えられた麺、そして出汁の芳ばしい香りが期待感を高めてくれます。
スープの出汁には、2種類の鶏ガラと数種類の魚介を使用。
アサリや貝柱、鰹節など、上質な素材を厳選されています。
また醤油だれには、3種類の地元の醤油をブレンド。
素材を活かしているからこそ生まれる、深いコクと旨みの余韻が染み渡ります。
麺は、私の大好きな細麺! パツッとした食感で歯切れがよく、あっさり系のスープによく合います。
さらに食欲をそそるのが、柔らかい穂先メンマとネギ、豚バラチャーシューのトッピング。
豚バラ肉を3時間以上じっくり煮込み、さらに醤油だれに2時間ほど漬け込む自家製チャーシューは、口に入れた瞬間ほどけるホロホロ食感。
ラーメンと同じ醤油だれに漬けて味付けすることで、スープとの一体感を大切にされているそうですよ。
「沁みる〜…」と呟きながら、箸を休めることなく堪能。
あっという間に完食しちゃいました。
厳選素材のみで作った無化調スープは、お客様のほとんどが飲み干していかれるそう。
罪悪感なく、最後の一口まで美味しくいただけるのが嬉しいですね。
「まだまだ先代には追いつけていないかもしれないが、たくさんの方に美味しいと言ってもらえるよう頑張りたい。石川県で1番のラーメン屋を目指します!」と、島田店主。
腰が低く丁寧な接客と、さらなる高みを求める情熱は、これからもファンの心を掴んで離さないことでしょう。
美味しかったです、ごちそうさまでした!
めんや安寿
住所石川県金沢市畝田中2-98-4
営業時間11:00-15:00、日曜11:00-14:00
(スープなくなり次第終了)
定休日月・火曜
※不定休あり
駐車場9台
公式X( https://x.com/menya_anju )