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Netflix『こんなのみんなイヤ!』は実話だった!クリエイターが描いた結婚へのラブレター

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Photo:Netflixシリーズ『こんなのみんなイヤ!』シーズン1~2は独占配信中

シーズン2の配信が開始したばかりのNetflixシリーズ『こんなのみんなイヤ!』。実は本作は、クリエイターであるエリン・フォスターが、自身のロマンチックな実体験をベースに作り上げた作品。ユダヤ教のラビ(ノア)と、恋愛や性生活を赤裸々と語るポッドキャスター(ジョアン)という“あり得ないカップル”が、友人や家族の疑念を乗り越えながら愛を育んでいく姿を描く人気作。物語の着想は、フォスターと現在の夫であるサイモン・ティクマンとの実際の恋愛に基づいているのだ。

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実生活での二人の出会いは?

フォスターとティクマンは2018年にロサンゼルスのジムで出会い、翌年に婚約。2019年の大晦日に結婚し、2024年5月には第一子となる娘が誕生した。

劇中ではノアとジョアンがディナーパーティーで出会う設定だが、現実のサイモンはラビではなく、レコードレーベルの経営者でありタレントマネージャーだ。しかし、彼はノアというキャラクターの大きなインスピレーション源となっている。

フォスターは夫をモデルに「感情表現が豊かで、礼儀正しく、古風だけれどユーモアがあり、自信にあふれている」人物像を描こうとしたと語る。また、ノアの家族背景は、ロシア系ユダヤ人移民の両親のもとに生まれたサイモンの生い立ちとも重なっているという。

異なる世界をつないだ二人の歩み寄り

フォスターは、自分たちの家庭環境の違いを率直に明かす。

「私たちは似たような家庭環境で育ったわけではない。彼は伝統的な家庭の出身で、私はもっと型破りな家庭で育った。付き合い始めたときは“この関係、どうなるんだろう?”と思った」

『こんなのみんなイヤ!』でジョアンとノアが困難を乗り越えて愛を深めるように、フォスターとティクマンも異なる価値観のなかで歩み寄りを見つけていった。フォスターは2019年の結婚式を前にユダヤ教へ改宗し、夫との人生を築いている。

ただし、劇中で二人の恋を周囲が強く反対するのとは対照的に、現実の二人にはそうした大きな障害はなかったという。ドラマには「対立」が不可欠であるため、あえて関係に反対する人々を登場させたと説明している。

決定的な「キモっ」を乗り越えた実体験エピソード

シーズン1の第6話「なんとなく不快(The ick)」では、ノアがジョアンの両親と不意に会うことになり、良い印象を与えようと空回りする場面が描かれる。彼はジムの服装の上にスポーツコートを羽織り、大きなヒマワリの花束を持って現れるが、この状況がジョアンに「ick(キモっ)」を感じさせてしまう。ここでいう「ick」とは、魅力を感じていた相手に対して急に嫌悪感が湧く、または冷めてしまう現象を意味する。ジョアンは、この小さな違和感から一度関係を終わらせようと考えるのだ。

このエピソードも二人の実体験に基づいている。2018年に交際を始めた当初、ティクマンがフォスターの母に初めて会いに行った際、大きすぎるヒマワリの花束を持って行ってしまい、動揺させたという。フォスターは当時を振り返り、「花が大きすぎて倒れそうで。気持ちが強すぎるのは、時に弱点のように感じた」と語っている。

恋愛における小さな「ick」を乗り越える過程を描くこのシーンは、フォスターが自身の経験を通して描きたかったテーマの一つといえるだろう。

フィクションとリアルの絶妙なブレンド

シーズン2についても「シーズン1が現実的でシーズン2がフィクションというわけではない。どちらも現実と創作の混ざり合い」と語り、続編でも自分たちがいかに違う世界をつないできたかが反映されていると説明している。

作中では、ジョアンとノアの家族の対比が際立っているが、フォスターの家族像は完全に実家とは一致しない。例えば、ジョアンの妹でポッドキャストの共同ホストでもあるモーガンは、フォスターの実妹でポッドキャストのパートナーであるサラをモデルにはしていないそうだ。「妹キャラは(実妹の)サラとは全然違う。それは意図的だった」と明かし、「楽しい妹の関係性を作りたかった」と説明した。

Netflixシリーズ『こんなのみんなイヤ!』シーズン1~2は独占配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:People

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Photo:Netflixシリーズ『こんなのみんなイヤ!』シーズン1~2は独占配信中

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