【Pick Up】徳島初のウイスキー蒸溜所、阿波乃蒸溜所
清酒「瓢太閤(ひさごたいこう)」や本格芋焼酎「鳴門金時 里娘」など、数々の名酒を世に送り出してきた日新酒類株式会社が新たに励む、徳島初のウイスキー蒸溜所「阿波乃蒸溜所」をご紹介します!
阿波乃蒸溜所とは
徳島県初の蒸溜所で、板野郡に本社を置く日新酒類株式会社がオーナーです。蒸溜所は「阿波の酒蔵 太閤酒造場」の一角にあり、小規模かつ少人数の製造のため、一般には公開されていません。
2023年4月に初めての蒸留が行われ、現在(取材日:2023年11月20日)は2人態勢で運営されており、徳島初の地ウイスキーとして全国から注目が寄せられています。
阿波乃蒸溜所
1.日新酒類株式会社
江戸時代末期より続く「前田酒造」伝承の技を受け継ぎ、「日々新たなり」をモットーとして掲げ、清酒・焼酎をはじめ、リキュール・果実酒・本みりんなど、様々なアルコール製品を手がけています。
また、阿波の酒蔵太閤酒造場で醸造された清酒「瓢太閤(ひさごたいこう)」は、全国新酒鑑評会において通算19回金賞を受賞しています。
2.阿波乃蒸溜所のウイスキー造り
原料は現在、イギリス産のノンピート麦芽を使用しているそう。
麦芽を3つのサイズに粉砕する際、通常の比率では、ハスク:グリッツ:フラワー=2:7:1ですが、阿波乃蒸溜所では、糖化槽(マッシュタン)との相性なども考慮して、ハスク:グリッツ:フラワー=3:6:1で仕込みを行っているそうです。
また、仕入れた1トンもする麦芽の袋を500kgずつに分けたり、麦芽を粉砕機に入れる際は全て手作業で行っているとのこと!
そんな阿波乃蒸溜所のウイスキーは2026年に発売が予定されています!徳島の地元を超えて、多くの人に愛されるのが楽しみですね。