女性レーシングドライバーの織戸茉彩さん!クラッシュのトラウマを語る
カーマニアの安東弘樹が、これまた車が大好きな方をお迎えしてお送りする番組。
今週は女性レーシングドライバーとして活躍中の織戸茉彩さん登場!
とても美しい、間違いなく今、大注目の若手レーシングドライバーです。
そんな彼女の視点からモータースポーツの魅力を存分に語っていただきました。
織戸茉彩さん
父はあのMAX ORIDOこと織戸学さん。
織戸さんの次女として、お父さんと共にモータースポーツの魅力を発信する若手女性レーシングドライバーです。
2021年にヤリスカップでデビュー。
その後、KYOJO CUPに参戦していらっしゃいます。
またSNSなどを活用し、モータースポーツだけでなく車の楽しさも発信するインフルエンサーとしても活動中。
今、最も輝いている女性ドライバーです。
学生時代の夢は・・・美容?
マックス織戸さんの次女ということもあり、幼少期からモータースポーツに慣れしみ、生まれもって車好きなのかと思いきや、実は学生時代まで車への興味はほぼなく、夢は美容系のお仕事に携わることだったそうです。
(なんと美容系の国家資格も取得されています)
しかしある日、車への興味が。
そのきっかけは、コロナ禍だった頃にお手伝いとして参加していたオートサロン。
その会場でスタッフや来場客の方々と触れ合い、その空間が気持ちいい!
さらにその頃、お父さんが経営していたショップに置いてあった80スープラ。
このフォルムが妙に茉彩さんを刺激していたらしく、オートサロンのイベントが終わった夜に運転させてもらうことに。
イベントの楽しさも相まって、軽い気持ちでステアリングを握ったらその楽しさにどハマり。
そんなことで茉彩さんのレーシングドライバーへの道がスタートしました。
クラッシュの経験を経て・・・
織戸茉彩さんがレーシングドライバーとしてデビューしたのは2021年のヤリスカップ。
マニュアルの操作に慣れるために練習をしていた頃、参戦しないかと誘いを受けて即答。
つまりその頃は、まだ運転自体に慣れる前。
マニュアル操作もぎこちなかったそうで、スポーツドライビングなんて未知の世界。
それなのに即答で参戦って凄くないですか?
そして練習を重ねるうちに訪れた、ヤリスカップ向けの合同練習会(フジスピードウェイ)。
ここで初のサーキット走行をすることになるわけですが、計測1周目でコーナーを曲がりきれずにまさかのクラッシュ!
当時はタイヤの温度とか何もわからないまま、ただ前のマシンについて行こうとしたら・・・
その日のために用意してもらった新車のヤリス。
いろんな人が手を入れてくれたマシンを壊してしまった。
クラッシュのショック、そして車を壊してしまった罪悪感からサーキットへの恐怖が芽生えたそうです。
しかしそれを危惧したマックス織戸さんが「トラウマになる前に克服しよう」と、クラッシュからおよそ3日後に再び同じコースを走ることに。
今も苦い思い出として茉彩さんの心に刻まれているそうですが、その経験があったからこそ今のドライビングに活きていると語ります。
(TBSラジオ『GARAGE HERO’s~愛車のこだわり~』より抜粋)