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虫刺されと思っていたら…。健診で「いちご状血管腫」告げられた驚きの事実

たまひよONLINE

1歳と3歳の元気な兄弟の育児に奮闘中のライター“ひなとママ”です。結婚を期に退職し、30歳で3650gの大きめな長男を出産。出産時も異常なく無事退院し、新生児との生活がスタートしました。慣れない育児はわからないことばかりで奮闘の毎日。そんなある日、子どもの眉間に虫刺されのような赤みが現れたのです。

退院後に現れた、なかなか消えない眉間の赤み


出産後はしばらくの間、実家へお世話になることに。実家へ向かう車中では、出産した喜びの気持ちよりも、新生児との生活への不安が大きかったことを覚えています。

実家に帰り1週間ほど経ったころ、眉間が虫刺されのように赤くなっているのを見つけました。その時は、「蚊に刺されたのかな? そのうち消えるだろう」と思っていました。赤みはなかなか消えず治りが遅かったけれど、あまり深くは考えていなかったのです。

赤みが取れないまま1ヶ月健診を迎えました。産婦人科の先生に伝えてみたところ、聞き慣れない病名を告げられたのです。それは、「いちご状血管腫」という病気でした。

自然に消えるの? これからどうなるの?


「いちご状血管腫…!? 」。虫刺されと思い込んでいた私はびっくりです。先生は、「いちご状血管腫」について写真と一緒に説明してくれました。珍しいものではないこと、年齢が上がれば自然に消えると聞き、少し不安はなくなりました。

しかし、息子は眉間にビー玉程の赤みがあり、サイズが大きいこと。また顔の目立つ部分ということから「消えにくいかもしれない」と言われました。そして「レーザー治療で消すことができる」ことも教えていただいたのです。

レーザー治療をした方がいいのか、ずいぶん悩みました。しかし、子どもが大きくなった時に、顔の中央にあるアザが原因で友達にからかわれるのではないか…という不安が大きく、治療することを決意。ここから私と息子の治療とケア生活が始まったのです。

まさに“熟したいちご”! レーザー治療の始まり


最初にレーザー治療をしたのが、生後3ヶ月の時。この頃、眉間の赤みは濃く盛り上がっており、まさしく“熟したいちご”のようになっていました。

まずは先生から病状の説明と、様子を見ながら治療計画を決めることとなりました。その日は1回目のレーザー治療です。治療場所が眉間ということもあり、目にレーザーが当たらないよう、看護師さん2名と私で息子を抑えてレーザーを当てました。

もちろん、息子は大泣きです。心が痛みましたが、ここはじっと耐えるしかありません。その後も3ヶ月ほど間隔を空けてレーザー治療を繰り返すと、だんだん赤みが薄くなってきました。1歳半ごろには、凸凹感はあるものの、赤みは目立たなくなり、後は自然に消えるのを待つということで治療は終了しました。

気にしてないつもりでも気になる周囲からの反応…


この病気で私が1番気になったのが周囲からの言葉です。外出先で会う人からは「おでこどうしたの?」、「転んだの?」と何度も聞かれました。その度に「生まれつきです」と説明すると、触れてはいけないのかと申し訳なさそうな顔をされました。

何度も聞かれると次第に説明が面倒になり、「ケガをしました」と答えることも多くなりました。息子はまだ小さくて理解していません。私も特に気にはしていませんでしたが、このようなやり取りを繰り返すうちに、「早く消えてほしい」と思いました。

現在、息子は3歳。凸凹感はあるものの、赤みは消えてあまり目立ちません。何もなかったかのように、ニコニコと元気いっぱいに過ごしています。

出産も入院中も特に問題がなかった長男。退院後に虫刺されだと思っていた眉間の赤みが、実は「いちご状血管腫」という病気だと診断された時には、とても驚きました。ずっとこのままだったらどうしよう…と、不安でいっぱいでした。迷って決めたレーザー治療ですが、結果的には治療をしてよかったと思います。ほぼ目立たなくなった今では、小さい頃の写真を「こんなに赤かった」と、笑顔で見返すことができています。

[ひなとママ*プロフィール] 
現在1歳と3歳の2児を育児中の専業主婦です。男の子2人の育児に毎日奮闘しながら過ごす日々や経験を活かせたらと思い、ライターを始めました。保育士資格も持っており、児童福祉施設に勤めていた経験もあります。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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