思い思いに「想いある」本を みなまき古本市〈横浜市旭区〉
相鉄線南万騎が原駅近くの地域スペース「みなまきラボ」で12月8日から10日まで「みなまき一箱古本市」が開かれた。
一箱古本市は、2005年の「不忍ブックストリート」が発祥と言われている。段ボールや本箱一つで出店できる気軽さと古本を通したコミュニケーションの楽しさから、その後全国に拡がっている。
南万騎が原の一箱古本市は、17年から毎年開催されており、今回が7回目。コロナ前は駅前の「みなまきみんなのひろば」で開かれていたが、コロナ後は会場を「みなまきラボ」に移して開催している。今年度は9月と12月の2期に分かれ、それぞれ第2週目の週末3日間開かれた。12月の古本市には、SNSなどを通じて応募のあった9店が参加した。
保土ケ谷区から知人と共同で初めて参加した村上恵さんは、洋書を中心に持参。洋書は、テーマを決めて自作するスクラップブックの一種「ジャンクジャーナル」を作る際に購入したもので、「部屋を埋め尽くしているので」と照れ臭そうに笑った。SNSで存在を知り、応募した瀬谷区の飯岡久美子さんは、手芸本が中心。「色々な世界観を持った人や共通の趣味を持っている人と話せるので楽しい」と喜んだ。
古本市の一角には、本の物々交換ができる「みなまきの本棚」も設置された。
次回は来年4月20日(土)。会場は4年ぶりに「みなまきみんなのひろば」で開催予定。