【ウワサの人にインタビュー】東大・大学院卒・異色のピアニスト 角野隼斗さん(八千代市出身)
世界各国でのコンサート活動、CMへの楽曲提供、テレビドラマのテーマ曲演奏などと多方面で活躍する角野さん。
忙しい合間を縫って、ピアノの魅力や練習方法などを、ニューヨークからオンラインで答えてくれました!
ピアノ講師の母親の影響を受け
東大在学中の2018年、全国約4万5千人が参加するピティナ・ピアノ・コンペティションでグランプリを受賞。
さらに2021年のショパン国際ピアノコンクールではセミファイナルまで進み、一躍注目を浴びた角野さんは、生まれも育ちも八千代市。
ピアノ講師の母親の影響を受け、物心つく頃にはピアノを触っていたと言います。
遊びでCMの曲をアレンジして弾いたり、発表会などホールで弾ける「本番」は楽しかったそうですが、単調な練習はあまり好きではなかったとか。
グラフや図形をノートに書くのが得意だったので、練習の成果が目に見えるようにグラフや表を作り、自分で単調な練習をどう楽しくするかを工夫していたと言うから驚きです。
数学は父親から 自然と興味を持つ
一方、もともと数字が好きで理数系に進学する角野さんの数学への興味を自然に引き出したのは父親だったそう。
ちょっとした待ち時間に面白い算数の問題を出したり、中学受験の勉強に付き合ってくれたり…。
数学に関しては受験勉強も苦にならなかったとか。
中高ではバンド活動をはじめ、クラシックピアノから離れていたときもありました。
ボカロや音楽ゲームを弾く動画をニコニコ動画に投稿したり、ユーチューブチャンネル「Cateenかてぃん」を始めたのも高校の頃。
当時はクラシックよりジャズやロックに気持ちが向いていて、この時にいろんなジャンルの音楽に触れたことが、現在幅広く活躍する角野さんの音楽の引き出しを増やしました。
習い事は楽しくないと続かない
「ピアノを集中して弾いていると、体が音そのものになってピアノと一体化し、自然と動く指や体に、ただ乗っかって演奏していると感じる時があります。わりと小さい時からそういう感覚はありました」。
動画で見る角野さんの弾く姿は、そんな高揚感が伝わってくるよう。
「僕が2、3歳でピアノに出合ったのは幸運でした。でも職業に結び付かなくても好きな事を続けることは、人生を豊かにする大きな要素。楽しいことに全力を注いで時間をかけることが尊いと思います。それに習い事は楽しくないとね!」
…ニューヨークにも拠点を広げ、さらに新たな世界・夢を追い続ける角野さん。
あふれる才能の原点を垣間見たひとときでした。
角野隼斗 ピアノリサイタル 日時/7月14日(日)午後6時開演(午後5時開場) 場所/日本武道館 住所/東京都千代田区北の丸公園2-3 料金/ 一般 8810円 U25 7140円(公演当日に25歳以下) 限定デザイングッズ付き 12000円(Tシャツ&ステッカーセット) ※全席指定(未就学児入場不可) ※一般発売3月23日(土)予定
問い合わせ 電話番号/050-5211-6077(平日のみ。正午~午後6時) ホットスタッフ・プロモーション
公演詳細 ホームページ/https://eplus.jp/hayatosumino2024/