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ゴリラで疲労回復 オシャレ家電よりパワー家電のドウシシャが上場来の快進撃

セブツー

生活家電や家庭用品などを扱う総合卸・開発型メーカーのドウシシャが今期も好調な滑り出しを見せている。7月31日に発表した2026年3月期の第1四半期決算は、売上高は299億9000万円(前年同期比7.6%増)、営業利益は33億8900万円(同40.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は23億7100万円(同41.3%増)と、いずれの指標も前年を大きく上回る増収増益だった。

好業績を牽引しているのは、「開発型ビジネスモデル」事業の成長ぶりだ。生活家電や家庭用品、季節商品を自社で企画・製造し、付加価値をつけて販売するこの事業モデルでは、「ゴリラのハイパワー」シリーズが累計100万台を突破。テレワークや在宅ニーズの高まりも追い風となり、今期も販売台数が伸びている。第1四半期の売上高は178億7000万円(同18.6%増)、営業利益は22億9100万円(同60.0%増)と大幅な増収増益だった。

「ゴリラのハイパワー」は、まるでゴリラに掴まれたような力強いマッサージで、ふくらはぎの疲労回復を促すことをコンセプトとした家電シリーズ。SNSでも話題になるなど認知度を高めており、全体の業績を力強く牽引している。一方で、「卸売型ビジネスモデル」事業は、売上高は115億2100万円(同3.0%減)、営業利益は12億3700万円(同9.3%減)と、やや苦戦した。

ドウシシャの2026年3月期の連結業績予想は、売上高は1200億円(前年比5.3%増)、営業利益は98億円(同8.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は67億円(同4.5%増)を見込む。生活消費財業界は価格競争が激しく、原材料高の影響も続くが、ドウシシャは商品力と企画力で戦うスタイルを貫いており、それが市場での差別化に直結している。前期は過去最高の売上高を記録したが、ヒット商品をいかに連発できるかが、通期業績のカギを握ることになりそうだ。

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