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ガス釜炊きのコシヒカリをその場でにぎる【むすびや】祭りやマルシェで人気のおにぎり専門キッチンカー 人気の具材ベスト3は?

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ガス釜炊きのコシヒカリをその場でにぎる【むすびや】祭りやマルシェで人気のおにぎり専門キッチンカー 人気の具材ベスト3は?

秋の行楽シーズン。吹き抜ける風を感じながらのおでかけにワクワクする季節です。

手作りの弁当を持ってピクニックや紅葉狩りなどもいいですが、秋祭りやマルシェなどのイベントでできたてのグルメを味わうのも“実りの秋”を実感する瞬間ですよね。

 

そこで今回は、おむすび専門のキッチンカー「むすびや」を紹介します。

富山や石川のイベント会場や大学キャンパスなどに出店していて、ふっくらとにぎりたてのおむすびを味わえます。

原点は“母の味” 毎朝食べた、おいしい「おむすび」

2024年3月に開業した、おむすび専門店「むすびや」。キッチンカーで富山県内や近隣の各地を巡るのは、燕昇司直人さんと妻の徳華さんです。

 

おむすびが大好きだという燕昇司夫妻ですが、なかでも直人さんには特別な思い出があるんだとか。

 

「子供の頃、毎日の朝ごはんは母親がにぎってくれるおむすびだったんです。中には、前日のおかずの残りが入ってました。母は亡くなってしまいましたが、おむすびの味は今でも忘れられません」(直人さん)

米づくりさかんな砺波平野のコシヒカリ

キッチンカーでいろんな場所に出店していますが、燕昇司さんが暮らしているのは富山県砺波市。

 

庄川の扇状地に開けた砺波平野は米づくりがさかんな地域で、点在する家屋を取り囲むように水田が広がる散居村の景色は典型的な農村の風景として全国的にも知られます。

おむすびに使う食材は、米・水・塩・海苔といたってシンプル。それだけに、それぞれの味わいがおいしさに直結するのだそう。

 

「お米は砺波産のコシヒカリで、ガス釜で炊いています。浸水時間や水の温度管理などで、炊きあがりの味もずいぶん変わってきます」(直人さん)

 

丁寧な作業と管理によって米のうまみを最大限に引き出すというごはん。さらに、そのごはんのおいしさを際立たせるために、塩は辛さが全面に出ないよう、ピンクソルトをブレンドしてマイルドに仕上げているんだそう。

 

「海苔も2~30種類ほど食べ比べて、納得のいくものに出会えました。おいしいおむすびを追求し続けるなかで、塩も海苔もまた変わってくるかもしれせんが…」(直人さん)

定番も変わり種も おいしさ引き立てる具材の人気は?

季節によって具材が変わることもありますが、おむすびは常時8種類のラインナップ。

 

刻みうめしばを混ぜ込んだ「Wうめ」おかかを挟んだおむすびの上に、炙ったツナマヨがのっている「炙りツナマヨ」しゃけを混ぜ込んだおむすびの中にしゃけの切り身が入っている「Wしゃけ」特製の豚の角煮が入った「角煮」北海道産のいくらが入った「いくら」海苔の変わりに炙りチーズを巻いた「チーこん」キーマカレーを混ぜ込んだおむすびに2種類のチーズをのせて炙った「Wチーズキーマカレー」塩昆布を混ぜ込んだおむすびのまわりにやわらかい黒とろろをまぶした「Wこんぶ」

 

専門店ならでは個性あふれる品揃えで、味わってみたいおむすびばかり。

というわけで、なかでも人気の売れ筋ベスト3を教えてもらいました。

第3位 炙りチーズの香りと塩味で食欲増の「チーこん」

チーこん 300円(税込)

第3位は、塩昆布のおむすびにチーズを巻いた「チーこん」。

 

なかに入っているのは、塩昆布と小松菜のワサビの醤油漬け。昆布や醤油の塩味とシャキシャキッとした小松菜の食感に加えて、炙ったチーズの塩気でどこから食べても満足度の高いおむすびです。

 

「パン屋さんでチーズ昆布パンを見て、おむすびにしても合うんじゃないかなと思って試してみたら大人気となりました。子供向け、と思っていたら、年配の方にも大好評です」(徳華さん)

第2位 やわらかい黒とろろと塩昆布の「Wこんぶ」

Wこんぶ 300円(税込)

第2位は、富山おむすびの定番、黒とろろ昆布をまぶした「Wこんぶ」。

 

「チーこん」同様、塩昆布と小松菜のワサビの醤油漬けのおむすびで、塩昆布と黒とろろのW昆布を楽しめます。

 

「黒とろろはあまりしょっぱすぎないものを選びました。できたてよりも、ちょっと時間を置いて食べたほうが、黒とろろのうまみがおむすびに染み込んでオススメです」(徳華さん)

第1位 特製の豚の角煮で食べごたえ十分「角煮」

角煮 300円(税込)

第1位は、特製の豚の角煮が入った、その名も「角煮」です。

塩むすびを半分にわってみると、なかには大きな角煮がゴロっと入っています。

 

食べごたえ十分で、あまじょっぱい煮汁がごはんにも染み込み、新米のおいしさも倍増。ごはんだけじゃ物足りない、おかずもいっしょに欲しいという人にはオススメ。年齢を問わずに大人気です。

「最近は高級なおむすびもいろいろ販売されていますが、私たちが目指しているのは、気軽に食べられる庶民派のおむすび。作り置きはしません。お母さんのにぎりたてのおむすび、といった感覚で味わってもらえたらうれしいです」(直人さん)

 

おむすびは、米を主食にする日本人にとって、もっとも身近な“料理”のひとつ。

炊きたてのにぎりたてを外で味わう贅沢はこの上ないごちそうになりそうです。

 

「むすびや」のキッチンカーは、富山や石川のイベント会場や大学キャンパスなどに出店しています。詳細はInstagramで確認してください。

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