伊賀・名張両市が暴力団抗争の警戒区域に 三重県公安委が指定決定
三重県公安委員会は、指定暴力団の「六代目山口組」と「絆會」を特定抗争指定暴力団に指定することを決め、県警が6月13日、発表した。暴力団対策法に基づき伊賀市と名張市、桑名市を警戒区域とすることを定めており、21日に予定されている官報公示で効力が発生する。
特定抗争指定暴力団は、指定暴力団のうち対立抗争状態で、市民の生命や身体に重大な危害を加えるおそれがあるなどとして、都道府県公安委員会が指定する。警戒区域では、組員が5人以上で集まったり、事務所を新設したりする行為などが禁止され、違反すると逮捕される。指定期間は3か月だが、延長も可能。
六代目山口組と絆會を巡っては、2022年5月に伊賀市内の病院駐車場で、名張市の絆會組員が六代目山口組系組員に拳銃で銃撃され重傷を負う事件があった。