アレを入れるだけ!固くならないかぼちゃ団子の簡単レシピ。失敗しないコツも
もう失敗しない!かぼちゃ団子作りの失敗例と解決法
【失敗例】かぼちゃ団子が固くなる
かぼちゃ団子が冷めると固くなる理由は、片栗粉の老化によるもの。片栗粉はじゃがいもからできるでんぷんのことで、米と同じく冷めるとでんぷんから水分が抜けて固くなります。
冷めてもやわらかくかぼちゃ団子を食べたいときは、片栗粉と小麦粉を入れて作りましょう。小麦粉はでんぷんではなく、グルテンと呼ばれる粘り成分を作りもちもちになりますよ。
【失敗例】かぼちゃ団子生地がべちゃべちゃになる
かぼちゃの種類によって水分量が多い場合があります。かぼちゃ団子がうまくまとまらず、べちゃべちゃなときは、少量ずつ片栗粉と小麦粉を加えて調整しましょう。
【失敗例】かぼちゃがパサついて、生地がまとまらない
生地がパサパサする理由は2つあります。かぼちゃの種類によって水分量が少ない場合と加熱のときに水分が蒸発する場合です。かぼちゃの水分が少なくてうまくまとまらないときは、牛乳や水を少量ずつ足して調整しましょう。
加熱のときに水分が蒸発するのはラップをすることで防げますよ。
【失敗例】かぼちゃ団子がパサパサする
焼いたかぼちゃ団子がパサパサするのは、油の量が少なすぎるか蓋をせずに焼いたなどの理由が考えられます。どちらもかぼちゃに含まれる水分がなくなるために起こります。裏面を焼くときは蓋をして蒸し焼きにする、油でかぼちゃの表面をコーティングすることがポイントです。
冷めてももちもち。かぼちゃ団子レシピ
調理時間:15分
保存期間:冷蔵で2〜3日、冷凍で2週間
北海道の郷土料理のひとつ、かぼちゃ団子。かぼちゃの甘味が口いっぱいに広がるお団子です。片栗粉だけで作ると冷めると固くなりやすいので、小麦粉と砂糖を加えて作るレシピを紹介します。家庭にある食材で簡単に作れますよ。
材料(2人分)
かぼちゃ:1/4個
片栗粉:大さじ1杯
小麦粉:大さじ1杯
砂糖:小さじ2杯
サラダ油:適量
作り方
かぼちゃを電子レンジで加熱する
かぼちゃを皮ごとひとくちサイズに切り、ふんわりラップをして電子レンジ600Wで6分加熱します。
フォークでかぼちゃを潰す
かぼちゃが温かいうちにフォークを使って皮を取り、全体を潰します。熱いので十分気をつけておこないます。
調味料を加える
片栗粉、小麦粉、砂糖を加えてしっかりと混ぜます。
かぼちゃ団子を丸める
生地を厚み1cmくらいの小判型に丸めます。厚すぎると中まで加熱できず、薄いともちもち感が減ります。
中火で焼く
フライパンにサラダ油を入れて中火にかけます。かぼちゃ団子を入れて3分ほど焼きます。
裏返し、蓋をしてさらに2分ほど焼きます。
かぼちゃ団子の保存方法と温め方
かぼちゃ団子を保存するときは、粗熱が取れてから小分けにしてラップで包みます。冷凍で2週間保存可能です。冷蔵保存する場合は、保存容器や皿に入れて蓋をして乾燥を防ぎます。2〜3日で食べ切りましょう。
かぼちゃ団子のおいしい温め方
保存したかぼちゃ団子は、電子レンジで温め直しします。ラップのまま器にのせて加熱することで水分の蒸発を防ぎもちもちなまま食べられますよ。冷凍したいももちは、自然解凍か電子レンジの解凍機能や300Wほどの弱いW数で解凍してから温め直しします。
よくある質問
固くならないかぼちゃ団子のおすすめの食べ方はありますか?
みたらしのタレに絡めたり、スープに入れたりするのがおすすめです。
冷めても固くならないかぼちゃ団子を作ろう
冷めても固くならないかぼちゃ団子は、乾燥させないことが重要です。作り方や保存方法のコツさえ押さえればいつでももちもちのかぼちゃ団子が食べられますよ。おやつやごはんのひと品としても大活躍するかぼちゃ団子をぜひ作ってみましょう。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください
ライター:ひらおかゆうか(料理研究家/管理栄養士)