「ドラム式洗濯機」の“エラーサイン”が出た際の原因と対策→「放置はNG」「排水口のヘドロがすごい…」
ドラム式洗濯機を使っていると、エラーサインが出ることはありませんか? 毎日のように使う洗濯機になにか問題が出て動かなくなったら大変です。そこで今回はお掃除のプロおそうじダイアリーさんに、「ドラム式洗濯機にエラーが出たときの原因と対策」について教えていただきます。
教えてくれたのは……おそうじダイアリーさん
関東エリアを中心に、洗濯機分解清掃を行っている掃除のプロ。年間約600台近くの洗濯機をきれいに清掃している。YouTubeチャンネルの「おそうじダイアリー」では、家庭でできるかんたんな掃除方法を発信中。
エラーの原因とは?
今回ご依頼を受けたのは、シャープのドラム式洗濯機です。こちらのドラム式洗濯機を使っていると、「UF」と「E04」というエラーが表示され、洗濯機が動かなくなったという依頼がありました。表示されたエラーの内容は以下の通りです。
・UF……排水のエラーのサイン
・E04……偏り(衣類の偏りなど)センサーのサイン
今回のドラム式洗濯機の場合は?
今回ご依頼を受けたドラム式洗濯機を見てみると、排水のホースが曲がっていました。この状態では、排水がうまくできません。特にドラム式洗濯機の場合は動かすことができないので、真下の部分は目につかず、ホースが折れ曲がっていても気づきにくい場所でもあります。
ふたりがかりでドラム式洗濯機を動かし、排水口をチェックしました。すると、排水口のトラップの中にびっしりと汚れが詰まっていました。
エラーが出たときにできる対策とは?
1.排水口の掃除
今回のエラーはうまく排水できなかったことが原因のため、排水口のゴミを取り除く必要があります。排水口のトラップ枡を取り外し、下水につながる部分の周辺を、キッチンペーパーを使って手で取り除きます。汚れが取れると、中の水のよどみがなくなり、透明になりました。
次に、抜き取ったトラップを洗浄します。トラップ枡にたまった糸くずや固形物はできるだけ排水口に流さないように注意しながら作業します。ドラム式洗濯機をお使いの方は、排水口の糸くず詰まりは定期的にメンテナンスを行うのがおすすめです。
2.かさ上げ台の使用
高さのあるかさ上げ台を使用すると、ドラム式洗濯機の下にスペースができます。スペースができると手が入れやすくなり、一人でも排水口の掃除ができるようになります。また排水ホースにもこう配がつくので流れやすくなります。
いかがでしたか? 今回のエラーは、ホースの折れ曲がりと排水口の糸くず詰まりが原因になっていました。かさ上げをすることで、今後は対策ができます。ドラム式洗濯機をお使いの方は、設置環境の確認や見直しの参考にしてみてください。
※こちらの記事は元画像の提供者さまより許可を得て作成しています。
ayako/ライター