最も身体が大きい犬種5つ 実際に見てみたいギネス記録となった犬もご紹介
超大型犬とは
小型犬や中型犬、大型犬という分類は主に体重で分けられています。大型犬とされるサイズは体重20~40kgほどの犬たちです。
超大型犬とはこれより体重がある犬たちをまとめたグループを指します。体重がある分もちろん体高もあるため、後ろ足で立ち上がると成人男性より背が高くなる犬もいます。
一見すると大きくて怖いと思われがちな犬たちですが、普段の動きはとてもゆっくりで正確も穏やかな子が多いと言われています。愛情深く家族に接する子が多いため、きちんと家族としての接し方を教えてあげることで最高の伴侶犬として傍にいてくれるようになるでしょう。
中でも特に大きい犬として、ギネス記録となったのは体高が97cmもあるグレートデンのケビン君(2024年6月 アメリカ在住)です。グレートデンは過去にも体高111cmでギネス記録となったゼウス君という犬もいて、地球上でもっとも背が高い犬と言われています。
最も体大きい犬種
そんな超大型犬ですが、体重や体高が大きい順でいくつかご紹介しましょう。
1.アイリッシュ・ウルフハウンド
雄の体高85cm、体重50kg超を誇る超大型犬です。原産国は名前の通りアイルランドで、全犬種の中でもっとも高い体高を持っています。がっしりした体つきで、この身体を維持するためには毎日十分な運動が必要です。
体も大きく狼とも単独で戦えるほど力強い犬ですが、性格はとても温厚で実は番犬に向かないとも言われています。被毛は少しごわついたくせっ毛でたれ耳という愛嬌のある顔付きがとてもキュートです。
2.グレートデン
こちらも雄の体高が80cm、体重50kgを超える超大型犬です。ドイツ原産のスムースヘアの犬種で、全身の筋肉がとても美しくスマートで優雅な姿をしています。昔は断耳、断尾をしていましたが、現在は耳も尾も本来の長さを保ったまま育てることが多いようです。
穏やかな性格をしていますが、マスティフを祖先とする狩猟犬で軍用犬、警察犬などとしても活躍していた時期があります。こちらも筋肉や体型を維持するためには十分な運動が不可欠です。
3.セントバーナード
映画や昔のアニメにも出てきたことがあるため茶色と黒と白の被毛の超大型犬として知っている人も多いかもしれません。
もともとは山岳救助などに活躍していた犬なので、辛抱強く体力があります。被毛がみっちりと生えていて寒さにも非常に強い犬種です。こまめにブラッシングをしてあげることが大切です。
4.ボルゾイ
体高80cmで体重40kg超という、細身の体型が魅力的な犬です。すらっとしていて手足が長く、顔つきも細いため見かけはかなり背が高く見えるでしょう。またこちらの犬種はその手足の長さや体型から、とても足が速く走ることが大好きな犬です。
大変大人しく穏やかと言われていますが、自我がとても強く頑固な一面もあります。嫌なものは嫌、とはっきり自己主張するのでそういった犬種が好きな方にはたまらない子だと思います。
5.レオンベルガー
体高75cm超、体重も45kg程度という体の大きさと、真っ黒な被毛に覆われている顔つきが「怖そう」と思われてしまう犬種です。しあし実はとても穏やかで甘えん坊、しかも学習能力が高いため家庭犬向きと言われている犬です。
名前のレオンはライオンのことですが、その名の通りのたてがみと逞しい体つきをしていてセントバーナードやニューファンドランドドッグの特徴を受け継いでいます。指の間にはニューファンドランドドッグ同様に水かきが付いているそうです。
まとめ
超大型犬は日頃見かける犬よりずっと大きく、近くで見ると圧倒されてしまいます。体の大きさの反面とても優しく穏やかな子が多いのが特徴ですが、大きな体の分やはり体力や筋肉もあるため家庭犬としてのトレーニングは必要不可欠となります。
また筋肉を維持するためには十分な運動が必要です。飼育を考える場合、食費もかかりますし運動量も確保する必要があることを十分に考慮していくことが大切ですね。