【実食レポ】餃子、カレーだけじゃない!地元民が厳選する「みよしの」おすすめ6選
カレーのトッピングに餃子――。そんな札幌市民にとって当たり前の食文化を作り上げたのが、1967年に創業した餃子とカレーの専門店「みよしの」。とりわけ餃子はイートインの他、テイクアウトやチルド商品なども販売されている、札幌市民にとって馴染が深い味。しかし、餃子とカレーだけが定番メニューではありません!みよしのは、店舗によって一部の提供メニューが異なり(主にロードサイド店)、ラインナップは個性豊か。今回は、限定メニューを含めたさまざまなメニューから、地元ライターおすすめの6選を紹介します。
1.やっぱりまずは大定番「ぎょうざカレー」
みよしので注文されるメニューの大定番といえば、この「ぎょうざカレー」。甘口、辛口ルーの2種類を選べ、甘口は野菜やチキンといった、素材の甘みがじんわりにじむ滋味深さ。辛口はそこにキレのある刺激を楽しめます。まろやかな味わいは牛乳を入れることで引き出しているのだとか。カレーの風味に負けない餃子の存在感、それでいて一体となる相性の良さは、まさに“みよしの”でしか食べられない味です。
餃子を単体でも楽しみたいという方は「みよしのセット」がおすすめ。餃子が別皿で提供されるため、半分はタレで。残りの半分は“オン・ザ・カレー”で楽しめます。
2.あっさりシンプルな「醤油ラーメン」
自家製の中細縮れ麺は、モチモチして絶妙なコシ。うま味が強くあっさりしたスープがよく絡み、最後まで飲み干したくなります。ラーメンの値上げラッシュが続く昨今ですが、この価格で、しかもチャーシューが2枚付いているのもうれしいポイントです!コクを追加する調味料や、エビ風味パウダーも付いているので味変も楽しめます。
3.しっかりライスに合う「シューマイ」
餃子の親戚(?)のシューマイも名品です。小麦粉、タマネギ、ホタテ貝柱、豚肉はどれも道産100%。具材がみっちりで味は濃いめ。炊きたてのライスとともにかっこみたくなります。ちなみに定食メニューにはお新香が付いてきて、おかわり自由です。
4.肉のうま味が濃厚な「麻婆豆腐」
餃子に並ぶ中華料理の王道「麻婆豆腐」。ひき肉のうま味が凝縮されたような、肉肉しい一品です。トウガラシの辛みと花椒の刺激のバランスが良く、芳醇な香りで思わずビールに合わせたくなります。豆腐は“モチッ”、“ツルン”とした舌触りで、餡のうま味をたっぷり含んでいます。定食セットは1,180円です。
5.玉子入り!?「豚汁」
なんと「みよしの」の豚汁にはゆで卵が丸々1個入っています(これには北海道民もおどろきます)。豚バラ肉、タマネギ、ニンジン、コンニャクなどが大ぶりにカットされており、具だくさんなのがうれしい一杯。食べ応え満点なのは、やはりゆで卵の力でしょう。黄身に汁を含ませて食べるのがポイントです。
6.餃子だけじゃない豊富なトッピング「カツカレー」
何も乗っていないシンプルなカレーと、餃子カレーが全店共通にあるカレーですが、一部店舗ではさまざまなトッピングを用意しています。ロングソーセージやハムカツ、エビフライ、ホッケフライなどラインナップは豊富です。カツカレーはその価格も相まってコスパは◎
7.テイクアウトもあります
みよしのの餃子をテイクアウトして、自宅で食べるという札幌市民も多いのでは?むしろテイクアウトがメインという方もいるでしょう。出張で札幌にきた方が、餃子をテイクアウトし、ホテルの自室で缶ビールとともに……なんて姿も珍しくないそうな?
餡は野菜と卵、たっぷりの豚肉を秘伝のスパイスで味付け。モチモチした薄皮で包んでおり、冷えても、温め直しても、プリッとした食感を保ちます。もちろん焼き立てが一番おいしいと思いますが、いつ食べても“おいしい”のがみよしのの餃子の魅力ではないでしょうか。テイクアウトは全店で実施しています。
※価格は全て税込
【ライタープロフィール】
山下 恭平(雑誌・書籍編集者&ライター)
ラジオ局で番組制作の仕事をしながら、ミニコミ誌の制作や雑誌のライター業を始める。その後、編集者として出版社に入り、タウン情報誌をメインにさまざまな記事を手掛けてきた。好きなことは料理、山登り、川釣り、札幌の石碑。札幌市南区在住で、南区をこよなく愛している。