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「君は天国でも美しい」韓国が誇る大女優キム・ヘジャ その演技に痺れるドラマ3選

Danmee

©Danmee

Netflix(ネットフリックス)で配信中の『君は天国でも美しい』(JTBC/2025)が、好評を得ている。

同VODの視聴ランキングである“今日のTV番組TOP10(日本)”では、6位にランクイン(2025年5月7日現在)。SNSなどでも話題だ。

作品の人気を牽引しているのは、優れたストーリーや演出はもちろん、80代の女性を演じている主演キム・へジャ。30代の夫役であるソン・ソックと息の合った掛け合いをみせ、全く年齢差を感じさせないキュートかつ、少女のような穢れのない魅力で視聴者を虜にしている。

しかも思わず笑ってしまうほどのコミカルさまでプラス、さらには作品の意図までしっかりと押さえて、考える余白を与える自然な演技で観る者の心を揺さぶってくる。そんな彼女に魅了され、他の出演作を観たという人もちらほら。

そこで本記事では、キム・へジャの演技に痺れる彼女の主演作を3つ紹介する。近年特に、活躍が目立ったものを中心にピックアップした。

(図)Danmee 日本の韓国ドラマファンが厳選!爽やか韓流代表 パク・ボゴム出演ドラマ

ディア・マイ・フレンズ (tvN/2016)

『ディア・マイ・フレンズ』は、人生の後半を生きる人々の友情や愛、家族、死などを題材にした心温まるヒューマンドラマ。悩みながらも仲間と支え合い、人生を謳歌するシニア世代の姿がユーモアを交え軽やかに描かれている。

コ・ドゥシム、ナ・ムニ、ユン・ヨジョンをはじめとする韓国が誇る大女優がキャストに名を連ねるなか、ひときわ目立っていたのがキム・へジャ。明るい性格の女性だったが、夫を天国に見送ったのをきかっけに、生きることが怖くなった72歳のキャラクターを演じた。

少女のようなかわいらしさを持ちながら、自分が子どもの負担になるのを恐れている姿や、認知症による感情の変化をリアリティーたっぷりに表現しており、彼女の立体的な演技が光る。

物語は、老年世代特有の内面の痛みを取り上げているが、人生における寂しさや美しさを感じるキム・へジャの演技は、世代を問わず楽むことができるだろう。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年5月7日現在):Amazon Prime Video

まぶしくて ―私たちの輝く時間― (JTBC/2019)

『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』は、時間を戻せる時計を使用したことで、その代償として70歳になった25歳のヒロインと、彼女の片想いの青年が繰り広げる切ないヒューマンラブストーリー。誰もが予想しなかっただろう衝撃のラストをはじめ、主演キム・へジャの演技に魅せられた人が多かった。

特に、25歳の魂を持つおばあちゃんの複雑な内面を、眼差しやセリフによって繊細に描き出したという評価。『第55回百想芸術大賞』では大賞を受賞しており、代替不可能な演技を披露したと絶賛された。

大げさな感情表現なしに人生や時間の重さと、それらがいかに美しいものなのかを伝えており、キム・へジャを語るうえで抜きにはできない1作。決して押しつけがましくなく程よいバランスで、物語の持つメッセージをそっと観る者に伝え大号泣させる。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年5月7日現在):Amazon Prime Video、DMM TV Lemino、U-NEXT、Rakuten TV、ABEMA

私たちのブルース (tvN/2022)

『私たちのブルース』は、それぞれ異なる事情を持つ14人の主人公が登場して、オムニバス形式で展開されるヒューマンドラマ。キム・へジャは、夫と娘を亡くし1人息子を育てるために妾になることを選び、親子関係に深い確執が生まれてしまった母を演じた。

末期がんにより死を目前にして、我が子との関係性を修復しようとする姿が圧巻で、表情と少しのセリフだけで、キャラクターの感情を見事に表現し観る者の涙を誘う。

優しく温かな母親役で活躍してきた彼女だが、本作では少しの愛らしさを残しつつも、自身の運命を受け入れて生きるしかなかった女性を熱演。幼い頃から次々と大切な人を亡くす数奇な人生を歩み、息子への関わり方を含め、自身の歩んできた道や選択に自責の念を抱く人物を見事に描き出した。

息子役に扮したイ・ビョンホンとの何気ないやり取りでさえ、グッと押し寄せてくるものがあるのは、さすがキム・へジャとしかいいようがない。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年5月7日現在):Netflix

(ライター/西谷瀬里)

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