【本音レビュー】ジョナサンに「ハーゲンダッツ」を使ったキャラメルとアールグレイ紅茶のパフェが登場!「勝ち確定」かと思いきや…
ハーゲンダッツ、それは誰もが認めるご褒美アイス。アイス界の帝王と言っても過言ではないと思う。
そのハーゲンダッツのアイスを使ったパフェをファミレスのジョナサンが発売したというのだ!
しかも、キャラメルとアールグレイ紅茶という、なんとも美味しそうな組み合わせのパフェである。トレンドをばっちりおさえてるじゃない。
ハーゲンダッツ大好き人間の私は「これは勝ち確定だわ……」と、喜び勇んでジョナサンに行ったのだが……。
・ジョナサン meets ハーゲンダッツ
2025年4月17日から6月11日まで続く予定の「ジョナサン meets ハーゲンダッツ」のデザートメニュー。
ハーゲンダッツのキャラメルアイスを使ったパフェやサンデー、ミルフィーユなど6種類のデザートがそろうのだが、中でも注目は「ハーゲンダッツと紅茶のジョナパフェDX(デラックス)」(税込1759円)。
アールグレイとキャラメル風味のパフェの上にミルフィーユまで載っていて、なんと高さ30cmもあるという!
これ、本当にファミレスのパフェなんですか……? と言いたくなるほどの贅沢さ。こんなのパフェ専門店で食べたら2500円overは間違いなしだけど、税込1759円とファミレスご褒美価格に留めてるのがすごい。
しかし、他のデザートもちょっと気になるなってことで、一緒に「ハーゲンダッツ・ノセテミターノ」(税込659円)というチーズケーキにアイスを載せたメニューも一緒に注文。
・どう考えても勝ちのはず…
ハーゲンダッツは単品でも十分美味しいわけで、それを使ったパフェなんか、美味しいに決まっている……。
個人的にハーゲンダッツのなかでもキャラメルを使ったアイスはめっちゃ美味しいと思っているので、キャラメルアイス使用は「わかってる」セレクトである。それをアールグレイ紅茶と合わせっていうのも良い。アールグレイはほのかに柑橘の香りがするからさわやかなのよね。
ちなみに、ハーゲンダッツは2013年にカフェ店舗を完全に閉店しており、パフェとかサンデーが食べられなくなってしまったという裏事情もある。池袋駅のスタンドに私はよく行ってたんだよねえ。
これほどまでに注文から到着まで待ち遠しかったメニューはそうない。
運ばれてきたデラックスパフェは……豪華そのもの! 写真詐欺いっさいなしの美しさである。いい時代になったよなあ。
パフェの構成は上から順に
・ホイップクリーム
・ハーゲンダッツキャラメルアイスクリーム
・ミルフィーユ(紅茶のパイ、ミックスベリー、ホイップ、カスタード、リンゴプレザーブ)
・ラズベリーソース
・ハーゲンダッツキャラメルアイスクリーム
・アールグレイゼリー
・りんごプレザーブ
・カスタード
・アールグレイゼリー
といった感じ。書くだけでもけっこう大変だな。
・上に載ってるミルフィーユからすごい
上に載ってるミルフィーユをグラスのまま食べるのは大変なので、小皿をもらって、写真を撮ったあとはミルフィーユの部分を皿に移して食べるのがいいと思う。
しょっぱなから登場するハーゲンダッツのキャラメルアイス! 濃厚な甘さがたまらん!
そして、さっくさくのミルフィーユ層。意外とカスタードは甘さ控えめだけど、中にベリーやリンゴも入ってて複雑な味わい。
・中間地点で異変が
最初は美味しいな〜と思いながら食べていたのだが、ミルフィーユを食べ終わり、2個目のハーゲンダッツキャラメルアイスが出てきたあたりで異変が起きた。
パフェの中の味の要素が多過ぎて、ちょっとくどくなってきた……。
ただでさえ濃厚なハーゲンダッツのアイスに、ミルフィーユ、ラズベリー、カスタード、リンゴプレザーブ、ホイップ、アールグレイゼリーといろんなものが入っているので、パフェの中腹ぐらいでお腹いっぱいになってきたのである。
また、アールグレイゼリーがブリンブリンで固いので他の食材と混ざり合わない。とくに下の方に入ったカスタードとの相性があまり良くない気がするぞ。
パフェを食べる私の手はだんだんゆっくりに……。
そして、完食の手前で止まった……。
私の中で、美味しいパフェの絶対条件は「最後まで美味しく完食できること」である。
食べ始めの最初の気分がマックスで、最後は食べるのがちょっと苦痛になるのは(私基準では)いいパフェとは言えないのだ……。辛口で申し訳ない。
ジョナサン、ハーゲンダッツを迎えるにあたって張り切り過ぎたんじゃないか。全部を「強め」でいくと味の調和が取りづらくなるからなあ。なんかこう、ずっと転調してサビみたいな曲を聴かされてるみたいっていうか……。
少し味の要素を減らした方がより美味しかったのでなかろうか。3月まで発売していた苺のハーゲンダッツパフェはイチゴ尽くしだったみたいで、おいしそうだったな〜と予想する。
・逆に好印象なハーゲンダッツ・ノセテミターノ
シンプルな構成ゆえにおいしさが際立っていたのは「ハーゲンダッツ・ノセテミターノ」の方であった。
濃厚なバスクチーズケーキの上に、キャラメル風味のハーゲンダッツアイスの組み合わせ。キャラメルとチーズケーキって相性いいしね。
小さいサイズながら、バスクチーズケーキがどっしりしているので、食べ応えは十分。
シンプルゆえにハーゲンダッツの濃厚さが生かされていて、美味しかった……!
というわけで、注文するなら素材の数が少ないサンデーとかミニパフェ、ノセテミターノみたいなミニサイズのデザートのほうがおすすめかも!
ハーゲンダッツのパフェから、押す/引くのバランスの大事さを知ったのでした……。あ、この記事も、あのパフェみたいにボリューミーすぎたかもしれない。
参考リンク:ジョナサン
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.