全国学力テスト結果 小6は全国平均以上、中3は下回る 伊賀市
三重県伊賀市教育委員会は7月29日、小学6年と中学3年に実施した全国学力・学習状況調査（全国学力テスト）の結果を公表した。全国の平均正答率と比べ、小6は国語、算数ともに上回り、中3は国語、数学ともに下回る結果となった。
4月18日実施の全国学力テストは、同市内で小6の590人、中3の604人がそれぞれ受けた。結果は小6が国語68％（全国67・7％）、算数64％（63・4％）。中3が国語56％（58・1％）、数学52％（52・5％）だった。市の平均正答率は、文部科学省から提供された、小数点以下を四捨五入した「整数値」を公表している。
谷口修一教育長は、小学校の結果について「授業改善や一人一台端末を利用した学習など、各学校で進めてきた取り組みの一定の成果が出ている」、中学校については「昨年度より全国平均との差は縮まっている。各校で取り組みを進めているが、学習内容の定着が十分できていないことに課題がある」とコメントを発表した。
