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【タビノトチュウ】竹田市の長湯温泉街川沿いにできた地元の人達に愛される喫茶店

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今回は、長湯温泉街で美味しい自家焙煎コーヒーとゆっくりとした時間を味わえると噂の喫茶店『タビノトチュウ』にお邪魔してきました。

『タビノトチュウ』へのアクセス

『タビノトチュウ』がある場所は、竹田市直入町。
大分駅からは、およそ35km。国道442号と県道412号を通り、竹田市直入町へ向かいます。
長湯温泉街に入り、芹川沿いに見えるこちらの建物が『タビノトチュウ』です。

敷地内には駐車スペースもあります。

『タビノトチュウ』について

『タビノトチュウ』を営むのは、穏やかで優しい雰囲気を身に纏う国東市国東町出身の富重しほりさん。

しほりさんは元々、「夏ノ庭珈琲店」として自ら焙煎した珈琲を県内各地を移動し販売していたのですが、2023年に竹田市久住町で出店した帰り道、長湯で夕暮れを眺めていた際に「ここで店を開こう」と思い立ち、2024年2月から店を始めたそうなのです。

店内にはアンティーク家具や本が並べられ、洗練された中に懐かしさを感じさせます。
このインテリアなどは「訪れた方が肩肘はらず畏まらなくていい場所にしたい」という思いから、しほりさんがほぼ一人で古いものや味のあるものを探し集め、DIYを行ったのだそうです。

私が特に気になったのはこちらの2点。
まず一つ目は、「本を置く壁掛けの棚」

壁掛けの棚はしほりさんがワイン好きだったこともあり、「そうだ、ワイナリーに行けば木箱があるかも!」と飛び込みで交渉したものなのだそう。
残念ながら現在はワイナリーでもあまり木箱は使われていないということだったのですが、こちらの1箱だけ譲り受けることができたのだとか。

そして二つ目の気になるものは「動物の骨」!?
こちらは鹿の頭蓋骨。「ツノだけじゃなく頭部の形が残っているものにかっこよさを感じて置きたいと思っていた」とのこと。

どれも直感的に自分の好きなものを集めたのだと笑って話してくれましたが、店内にあるどれもが調和していて、大きな窓から入る風に吹かれながらこの場所に腰を下ろせば自然と体の力が抜けていくような感覚になります。

ちなみに、本はしほりさんの私物を中心に、地元の方が持ってきてくれたものもあるそう。
置いてある本や家具などは今後変わっていくそうなので、是非インテリアや本のラインナップも訪れた時々で楽しんでくださいね。

また、店内にはしほりさんがコーヒーの移動販売を通して知り合った方々の焼き菓子なども並びます。
中には普段、国東市に行かなければ買えないクッキーもあるので、こちらも要チェックです。

メニュー

メニューは、「夏ノ庭珈琲店」として自家焙煎した豆を使った「ドリップコーヒー」「水出しコーヒー」
その他のメニューとして「チャイ」「辛口ジンジャーエール」などが並びます。

またその時々で内容は変わるそうですが、常時4種類ほど並ぶという手作りスコーンも人気です。
この日は長湯名物、砂糖と卵、炭酸泉で作られた「温泉糖」とシナモンを使ったスコーンもありました。

また小学生のお子さんを対象に、"自分のお小遣いで支払いしてくれる時はジュースを300円、スコーンは100円引き"というこどもわりびきも実施しているそう。

華やかですっきりとした味わいの「ドリップコーヒー」

私が今回頂いたのは、イチオシの「ドリップコーヒー(500円)」

コーヒは時間をかけてゆっくりと飲むのが好きだというしほりさん。
提供するコーヒーも、すっきりとした味わいになるよう焙煎し、注文が入ってから豆を挽いて一杯づつドリップしています。

こちらの花柄が素敵なカップも地元の方から頂いたものだそう。

窓際に座り口をつけると、華やかな香りと深煎りされた豆のまろやかですっきりとした味わいが一気に幸せな気分にしてくれます。
このコーヒーを片手にしほりさんチョイスの本を読めば、きっともっと長居してしまうだろうと思うほどです。

サクサクで素朴な美味しさの「スコーン」

そして、しほりさんが毎日手作りしているというこちらのスコーン。
この日焼かれていた「長湯の温泉糖とシナモンのスコーン(420円)」は、温泉糖の優しい甘さとしっかり効いたシナモンがスコーン生地の中に何層にも重ねられ、頬張ると外側はサックリ、内側はふんわりとした食感がたまりません。

スコーンの種類は毎日内容が違いますので、お店にいらっしゃった際は必ずチェックしてみてくださいね。

イベントも開催

私がお邪魔した日は、"ピザの日"と題して、杵築市のイタリアン「ItalianCafe&Bar piena(ピエーナ)」のオーナー・藤原さんが、ピザ窯を携え店の外で3種類のピザを販売していました。

しほりさんが以前勤めていたホテルで一緒に働いていたという藤原さん。
普段は店の中にいるので、自然の中でお客さんたちと話しながら販売を行うのが楽しいと仰っていました。
また、ここでピザの提供をするのは2回目だということで、藤原さんの美味しいピザを求めこの日も多くのお客さんが訪れていました。

この日のメニューはこちら。
毎回藤原さんは、旬のものやその土地のものを使ったメニューを用意しているそうで、この日は竹田市菅生で穫れる"すごあまコーン"を使った気まぐれミックスピッツァ・竹田スペシャル「カプリチョーザ(1800円)」もありました。

私はこの日一番人気の「新玉ねぎとそら豆とゴルゴンゾーラピッツァ(1700円)」を注文しました!
シャキシャキの新玉ねぎと大粒のそら豆は勿論、ゴルゴンゾーラを使ったブルーチーズの風味を堪能できるソース、そしてなんといっても厚みのある生地がモチモチで美味しい!

その場で食べることもできるので、青空のもと川のせせらぎを聴きながらコーヒーとともに焼きたてピッツァを楽しむお客さんも多く見受けられました。

しほりさんは、このようなイベントを月に1度はしていきたいと考えているそうで、今後もInstagramからお知らせしてくれるそうです。

訪れた人たちの声

『タビノトチュウ』は営業日時をInstagramでお知らせしており、決まった営業日時を設定していません
それにも関わらず、お店には多くのお客さんが途切れることなく訪れます。

しほりさんがノマド出店していた頃からのコーヒーファンで店ができてからも暇を見つけては何度か訪れており今日はピザの日を目当てにやってきたという由布市在住の男性は、ここの魅力を「店の空気感と店主のしほりさんの人柄」だと話してくれました。
長湯温泉街の景色の中、地元のお客さんたちがしほりさんと楽しく談笑している声を聴きながらここで過ごす時間は、特別なコミュニティーの中にいるようで不思議と心地よいのだそう。

近所の方々は、「散歩の帰りにちょっと寄ってコーヒーを飲むのが楽しみ。しほりさんの人となりも大好きで、つい声をかけたくなっちゃう。」と言います。
また、他の方も「長湯にこんな場所ができて嬉しい。そしてここに来ると地元の人や観光できた人、色んな人とおしゃべりすることができるので面白い。」と仰っていました。

そして私、先に紹介したように今回こちらでコーヒーとスコーンをいただいたのですが、実はすべて店を利用しに訪れた地元・長湯に住む女性からご馳走してもらったのです。
その優しい女性は、「私も家族も長湯が大好き。ここを介して長湯にいろいろな人が訪れ、この土地のいいところを知ってもらえるのが嬉しいんです。」と朗らかな笑顔で、なんとドリップバッグコーヒーまでプレゼントしてくれました。本当にありがとうございます。

またこの日は嬉しいことに、しほりさんのご両親が国東市から初めて来店。
しほりさんがこの場所でお店を開くことについてどう感じたか伺ってみると、「初めは心配もありましたが、今日ここを訪れ地元の方たちの話も耳にし、すっかり安心しました。」と話してくださいました。

「私たちは美容師の仕事が忙しく、この子たちはお客さんに育ててもらったようなものなんです。ここでも、色んな方達から気にかけてもらい育ててもらっているようで嬉しい。」と話すお二人。
しほりさんが色々な方から愛されている理由が垣間見えたような気がしました。

『タビノトチュウ』名前の由来

最後になりましたが、店名『タビノトチュウ』をあえてカタカナにしたのには理由があるのだと言います。

"タビ"は、文字通りの"旅"だけではなく、「夢」「人生」「自分自身」など、色んなものに置き換えて考えることができるといいます。
どんなものでも辿り着くまでは"途中"の過程であって、私たちは常に何かの途中にいる。
しほおりさんは、「"タビノトチュウ"は、いろいろなものの途中にいる私たちが、飾らずありのままで過ごせる場所にしたい」のだと話してくれました。

現代社会に生きる私たちは、自分でも気付かぬうちに仮面をつけ自分の役割を演じている方が多いのではないかと思います。
その中でこの場所は、自分をよく見せる必要も、取り繕う必要もないことを教えてくれるのです。
長湯の穏やかな自然の中で、自分の心が感じたことに正直に生きる店主のしほりさん。
優しい人たちや愉しいことの集まる"タビノトチュウ"で、みなさんも美味しいコーヒーとともに自分のままでいられる穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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