長年薄毛に悩んでいた男性3人 増毛施術後の自分に笑顔、涙で大感激(英)
長年薄毛でつらい思いをしてきたイギリスの3人の男性が、増毛施術を受けた。そのビフォーアフター動画がサロンのSNSに投稿されて、注目されている。施術者に髪の悩みを打ち明け、施術後の自分を見て感激する3人の男性の姿が、多くの人の心を捉えて拡散中だ。
イギリスに現在76店舗を展開し、スタイリスト155人が活躍する「ノヴォ・カベロ(Novo Cabelo)」は、ヘアースタイリストのロブ・ウッドさん(Rob Wood)が創設した増毛施術専門のサロンである。
ロブさんが提供するのは「ヘアー・リプレイスメント・システム(hair replacement system)」と呼ばれるサービスで、薄毛や禿げた部位を丁寧に剃り上げ、人間の皮膚に似た特殊な膜に人工髪や本物の人の毛髪を取り付けた“ヘアシステム”を接着剤で貼りつけるものだ。
そんな増毛施術を受けた男性3人のビフォーアフター動画が今年6月、同サロンのTikTokとInstagramに投稿され、今月になって英ニュースメディア『The Daily Star』が伝えて注目された。
TikTokではまず、58歳のショーンさん(Sean)が登場し、20年前に前頭部と後頭部の髪が抜け始めたことを打ち明ける。ショーンさんは、少なくなった前髪を寄せ集めるようにして薄くなった部位を隠してきたそうで、施術前に「いつも神経質になっていた。人々が私のことをジロジロ見てくるけど、こればっかりはどうにもならなかった」と明かした。
続けて映し出されたアフターの映像では、初めて鏡を見たショーンさんが「ウァオ。すごいよ。気に入った」とすぐに笑顔になるのが見て取れる。そしてロブさんに「こうなることを期待していた?」と質問されると、ショーンさんは鏡の自分に見入りながら「いいね。ありがとう」と声を振り絞って答えた。さらにロブさんから「ちょっと感傷的になってしまうよね…。20年ぶりだから」と話しかけられると、ショーンさんは顔を覆い、涙を拭いながら感極まった。
2番目に登場したのは、2週間後に52歳になるというロブさん(Rob)で、23歳の時に頭頂部が薄くなり、24~25歳で頭頂部がツルツルに禿げてしまったと告白した。
「それ以前はパーマをかけたり、ポイントカラーを入れたりしてオシャレを楽しんでいた」と明かすロブさんだが、薄毛になってからは禿げた部分を何とか隠そうと努力していた。しかし、そのうちにそんな自分の姿が滑稽に思えてきて、「ありのままの自分を受け入れよう」とそのままにしていたものの、自信を喪失してしまったそうだ。
そんなロブさんは施術後、鏡を見ると目を丸くし、驚いた様子で口を開けて「何? オーマイガー」と言葉を発した。そして「ワオ。ワオ」と鏡を見つめ続けて笑い、「信じられない」「これは凄いよ」と呟くのであった。
最後に登場したのは、頭頂部がかなり薄い匿名の男性で、ビフォーの映像では「髪がない自分というのは、しっくりこないんだ。でも髪を失うということは、自分でコントロールできるものではないからね」と語り、次のように明かした。
「多くの人は『残っている髪を剃ってしまいなさい。今の自分を受け入れなさいよ』と言うんだけどね。私はこの髪のせいで俳優の仕事を失い、女性がデートしてくれないこともあった。それに人がジロジロ見るから、今日は帽子を被らなきゃいけないとか、外出をしたくないとか…。それまでになかったことが日常になったんだ。」
そしてアフターの映像に切り替わると、男性は満面の笑みを浮かべて「オオオ。ハロー。オオ…。ワオ! 髪がある自分を見ているなんて…」と感激した様子で語っている。アフターの男性は明らかに若返り、興奮しているのが分かる。この3人の変身ぶりには次のようなコメントが寄せられた。
「この動画は何度見ても飽きないわ。」
「素晴らしい変身。特に3人目が最高だね。」
「いや、3人とも素敵だよ。」
「これは世界で最高の仕事じゃない!」
「私まで嬉しくなるわ。」
「泣けてきた。」
「彼らが自信を取り戻したのは間違いないね。」
「少なくとも10歳は若く見える。」
「彼らにとって『毛がある』ということはとても大切なことだったのでしょうね。そう考えて、私まで感傷的になってしまった。」
「素晴らしい仕事してくれた。ありがとう。」
ちなみに「ノヴォ・カベロ」はポルトガル語で「新しい髪」を意味するそうで、昨年には同店の「2023年のトップ5のトランスフォーメーション」の第2位に選ばれた、ジェームズさんが注目された。頭頂部が禿げていたジェームズさんは、施術後に増毛された新しい髪でセクシーなイケメンに変身し、「まるでモデルのよう」といった声があがっていた。
画像は『Novocabelo.co.uk TikTok「3 Hair Transformations」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)