Yahoo! JAPAN

『華Doll*』4thシーズン 3rdアルバム「Human or Doll: Echo」濱野大輝さん、堀江瞬さん、伊東健人さん、駒田航さん、土岐隼一さん、山下誠一郎さん、増田俊樹さん収録後インタビュー|山下「終局に向けて走っているんだなと、より実感として伴ってきた回でした」

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

2019年6月21日発売の『華Doll* 1st season〜Flowering〜1巻「Birth」』を皮切りに、数々の謎や複雑に絡み合う思惑がSFディストピアな世界観のなかで展開されている、知的興奮型音楽ドラマCDコンテンツ『華Doll*』。

人体に特殊な花の種を埋め込み、高い才能を持った「完璧」に近いアイドルを人工的に生み出すプロジェクトを軸に、アイドルグループ「Anthos*(アントス)」「Loulou*di(ルルディ)」のメンバーたちが、それぞれの苦悩や葛藤、そして成長する姿が描かれています。

そんな本作より、4thシーズン第3巻となる『華Doll* 4th season Human or Doll: Echo』が2025年6月13日に発売されました。華人形(ハナドール)とは一体何なのか、彼らには一体どのような未来が待ち受けているのか。これまで不穏な謎に包まれていた「華人形プロジェクト」の実態に踏み込む重要なストーリーが描かれる今回のドラマCD。「Human or Doll」が示す意味とは……?

本記事では、収録を終えたばかりの「Anthos*」キャスト陣である濱野大輝さん、堀江瞬さん、伊東健人さん、駒田航さん、土岐隼一さん、山下誠一郎さん、増田俊樹さんへのインタビューをお届けします! ぜひチェックしてみてください♪

【写真】『華Doll*』4thシーズン 3rdアルバム収録後インタビュー

『華Doll* 4th season Human or Doll: Echo』収録後インタビュー

[キャスト]
影河凌駕:濱野大輝
八代刹那:堀江瞬
灯堂理人:伊東健人
チセ:駒田航
如月薫:土岐隼一
結城眞紘:山下誠一郎
清瀬陽汰:増田俊樹

※以下、敬称を省略させていただいております。

——かなり波乱万丈な内容でしたが、今回のアルバムでストーリー、またはご自身の演じるキャラの見どころ、注目ポイントをあげるとしたらどこでしょうか?

影河凌駕/濱野大輝さん(以下、濱野):一人、また一人とね、ピースが埋まってきてというか……。一人でどうにかできる段階を越えた感じが(笑)。ちょうど刹那の口から華人形(ハナドール)という言葉も出ましたし。誰が誰との繋がり、相互関係みたいなものがあるのか?というのも、少し紐解かれはじめているのも面白いですよね。

八代刹那/堀江瞬さん(以下、堀江):刹那史上、一番でかい声を出した……。『華Doll*』のお話をいただいた時、最初の方にプロデューサーから言われていた「刹那は、いずれヤバいことになる」という伏線が、ついに回収されたというか。チセは、中身が無くなっていったとおっしゃっていましたけれど、逆に刹那が何者かの意志を持ち始めたような雰囲気があって。今後、彼がどうなっていくのかすごく楽しみです。

灯堂理人/伊東健人さん(以下、伊東):今まで、理人はずっと一人で考えていて。徐々に仲間を信頼し始めてはいるんだろうなと思ったんですけれど……また少し、理人的には一歩進んだのかな?と。理人は理人で心配な時期とかも結構ありましたが、今回に関しては僕としても、より素直に頑張ってほしいな、という気持ちが生まれましたね。

チセ/駒田航さん(以下、駒田):人形になるという点では、刹那とちょっと質感が似てくるのかな?と。別にとりわけ乱す感じではないんですけれど、明らかに異質なものになっていく感じが不気味で。その不気味さが今、おおよそAnthos*の半分を占めようとしてきている空気感がすごく独特で、ドラマも不穏で(笑)、めちゃくちゃ面白いなと思いました。これからどうなるんだろう? まさか本当にチセがこんな起点になるとは思わなかったですけど(笑)。

如月薫/土岐隼一さん(以下、土岐):僕としては、このドラマCDの最後の台詞に色々な物への全てが入っていると言いますか。今までもこれからもそこは変わらないとは思うんですけれど、なんとなく皆が感じていたものが、最後のあの台詞に詰まっているんじゃないかなと思っているので。何度も言いますが、あとはもう皆さまが彼の行く末を……見守っていただけると嬉しいなと。

結城眞紘/山下誠一郎さん(以下、山下):かつてLoulou*diの方のドラマにAnthos*メンバーが出演した時のことが、どんどん回収されていったりとか、繋がってきた感がより強くなっていて。なので、今回の凌駕とのやりとりでは、凌駕の深刻さがわかるし。その上でなお、気丈に振る舞う眞紘も強くなったな、と。このタイミングで父親である天霧社長に呼ばれたというのも、意味深ですし。それこそ「僕だけ避けられているみたいだ」とか印象的なワードが多かったですね。

清瀬陽汰/増田俊樹さん(以下、増田):ストーリーにおいては今回、陽汰はあんまり根幹に関わっていない話でもあって、描写としては蚊帳の外という場面も多いんです。不穏な空気を感じさせるストーリーになっているので、今回に関しては陽汰好きの見どころ、聞きどころは、曲の方を聴いていただけると(笑)。いつものAnthos*のかっこいい部分を感じていただけるんじゃないかなと思っております。

──今回のCDに収録される楽曲「Endless Howl」と「Past」の聴きどころ、注目してほしい点など教えてください。まずは「Endless Howl」の方からお願いします。

山下:英語が難しかった……。

濱野:そう、発音が。エンジェルとデビルは、どちらかというとこう、とか……。

山下:デビルはデヴォーって言うといいとか。曲は、新章開幕感ありますね。

濱野:たしかに、3期オープニング。

山下:そう! 3期ぐらい(笑)。2期じゃなくて。しかもサスペンスドラマの。

伊東:盛り上がりがあり、疾走感もあり。

山下:僕は特に英語パートが難しかったけど、みなさんはどうでした?

伊東:サビにあたるところが、特になんも無いんですよ。ラップだけで。

駒田:音ハメはしやすいリズム感だったから、逆に英語が入らないと加速しにくい感じがあったかもしれないね。

山下:結構、高度な歌ですよね。「Endless Howl」の方は、らしさもありつつ、物事の壮大感が見えるキャッチーさがあったというか。『華Doll*』らしい難しさが、ちゃんと入っていました。

伊東:怪しさもあるし。ラスボスにいよいよ向かう、いい意味での疾走感もある。

増田:私事ですけれども、“エンジョウ(angel)”と“デヴォー(devil)”といった英語の発音を頑張ったので聴いていただけると……というのと、Anthos*のかっこいい楽曲は、ストーリーがどんな展開になっていても聴けるんだなと。歌詞の中に含まれているであろう伏線的な部分を、皆さんぜひとも探してみてください。

土岐:今回の“エンジョウ(angel)”と“デヴォー(devil)”は皆さん戦ったことなんじゃないかな。

Anthos*としての華々しさは楽曲の中に毎回詰まっていて。今回もzakbeeさんの楽曲の味を皆さんが全力で表現されているなと思います。毎回Antholicの皆が、誰がどこを歌っているかをすごく気にしてくださっているんですが、そういうのも含めて今回も聴きどころがいっぱい詰まっているんじゃないかなと。

今ここで薫がどこを歌っているかを僕が言ってしまうと、それがミスリードになってしまう気がして。それは嫌なので言いませんが、ぜひAntholicの皆で考察をしつつ、ストーリーの展開と照らし合わせつつ、かっこよくもあり、いろいろなものが詰まっている楽曲を楽しんでもらえたらなと思います。

──では2曲目の楽曲「Past」の聴きどころ、注目してほしい点は?

伊東:ポンポポポポン(収録曲「Past」)の方は……。

堀江:可愛かった。

山下:うん、ここで新しい遊びというか、こんなの今まで無かったんじゃないか?みたいな。

伊東:こういうの、アニメとかゲームとかそういうコンテンツではあんまりやらないので、これをやってくれるのは好きだな、と思いますね。

山下:「今、そんなポンポン言うとる場合か!」みたいな状況のドラマの中ですけど(笑)

堀江:たしかに。

山下:それはそれとして、物語とのリンクもありつつ、楽曲だけでとっても面白くて革新的というか。尖り続ける『華Doll*』かっこいい、みたいになりますね。

濱野:普通にリリースしているわけじゃないですか、この世界では。そういう意味では、どちらも最初の方の楽曲に比べて凄みというか厚みみたいなのがありますね。

駒田:自信みたいなのもね。

堀江:難易度もかなり上がっていますから。

濱野:歌う人、大変そう。歌っているんだけど、こっちも(笑)。

山下:デモを聴いた段階で「面白い!凄い!」ってなるし、我々7人で歌って編曲が入ると、また良い意味で裏切られるから。

濱野:前回は結構爽やか……前々回?

伊東:爽やかというか、やや緩やかというか。そういう意味では、今回はより重いですよね、二曲とも。不穏ですし。

濱野:より集中しないと歌えないような楽曲になっていっているのもストーリー連動なのかな。

駒田:いよいよ謎が解け始めたのかなという感じがしますね。

増田:今までも『華Doll*』の楽曲はキャッチーなフレーズも多かったと思うんですけれど、「Past」を初めて聴いた方々は、それを飛び越えてびっくりする……(笑)。アイドルユニットの楽曲としては、飛びぬけてびっくりするようなフレーズがあったり。きっと聴いた人たちの耳から離れないような、もしくは呪いのようにフレーズが頭に残るのかなと思うと、それも狙いなのか、まったく関係ないのか、僕にはよくわからないですが、皆さん好きに聴いてください(笑)。

土岐:やっぱり毎回CDに収録される2曲が対比的と言ったらいいのかな。華々しい部分とちょっとダークな部分の差がくっきりついた2曲というパターンが多いと思うんですけれど。今回はそれぞれの今いるユニットの心情だったりが、どちらの曲でもすごく表現されている気がして。暗い闇の中を照らし出しているのが誰なのか。

例えば今、このキャラクターはどの立ち位置にいるのかというのが、すごくうまく表現されていると思うので、この2曲を聴き比べていただけると、いろいろなものも見えてくるのではないかなと思います。

──CDを聴くファンへのメッセージをお願いします。

濱野:この章に入ってから凌駕は、このプロジェクトの真相に辿り着くために、自分の求めたい真相にも向かっていっています。それぞれに想いを抱きながら思考を巡らせる凌駕たちを見ていると、ある意味、考える葦に彼らも今なっているのかな、というように感じます。本当に物語のうえで動いている、人形劇の中の人形みたいな感覚にどんどん陥っていくような不思議なストーリー展開になってきていると思うので、聞いている人は登場人物たちの二面性みたいなところを楽しんでいただきたいですね。

僕は次巻まで、ずーっと胸倉をつかまれたまま待たなければいけない。アニメと一緒に楽しんでいただければと思いますので、これからもよろしくお願いします。

堀江:毎回そうなんですけれども、本当に聞きごたえのある一枚になっていると思います。今回の収録も、後ろで聞いていてもすごく楽しいやり取りというか、ドラマティックな展開があって、そこにお芝居ものって、作品としてすごく面白いです。

刹那的にも不穏な終わり方をしましたが、ここから刹那がどっちに転ぶのか……そのあたりの行く末も見届けてもらいながら、この後の展開も楽しみに待っていてもらえたらと思います。よろしくお願いします。

伊東:いよいよ、物語側からも「さあ皆さん、考えてください」と囃し立てられているような展開になってまいりまして。Anthos*のメンバーみんなが置かれている状況、花の開花具合、そういうところをキャストたちも、Antholicの皆さん的にもわかってきたし、登場人物たちもハッキリわかってきた部分があるのかな?といった物語展開で。

でも、まだ謎は残されていて。個人的には、わくわくがより増してきたので、次回何が明かされていくのか。何かがより深まっていくこともあるのかと思いますが、それぞれの展開を僕自身も楽しみにしております。

駒田:ドラマとしての盛り上がりは、都度違うベクトルですが、ものすごく読みごたえがあって。「あ、そこでそれが来るか」みたいなキーワードやキーシーンがあるのは、やっぱり今回も同じで。

理人が今後どう動くかで、また運命が変わるのかな?というのをチセとしては待ちたいです。その次のドラマで、全員がどういう立ち回りをして、チセが悪化していくのか、それとも抗うのかというところも、ぜひ皆に見届けてもらえたらいいのかなと、個人的には思います。

土岐:全ての意味で「いよいよかな」という感覚を、このドラマCDの中で感じて。多分このシリーズが始まった当初からAntholicの皆さんはHuman or Dollという言葉の意味を探してくださっていると思うんですが、それがひとつ、くっきりしていくのかな? (Anthos*の)7人全員、自分の意志のもと生きようとしているというか、それぞれ思うところは違うとは思いますが、やっぱり彼らの場合はアイドルだと思うので、そこをぜひともAntholicの皆も応援していただければなと。

これ以上は、僕からはもう……僕自身もわからないので! 本当に最後まで皆で一緒に、このシリーズを見届けられたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。

山下:いつも応援、ありがとうございます。いよいよ終局に向けて走っているんだなというのが、より実感として伴ってきた回だったなと思います。別軸でいたようなLoulou*diとの話が、どんどん繋がってきたりとか、本当にいろいろと結びついてきたなと。じっくり時間をかけてここまで来られたのはひとえに皆さまの応援のおかげで、改めて『華Doll*』はすごいなと。関わらせてもらって有難いなと思います。

僕自身も気になる引きをしておりますので、続きが待ち遠しいです。そして、早く凌駕の胸ぐらを解放してあげてほしい(笑)。我々も皆さんと一緒に楽しんでいきたいと思いますので、テレビアニメも含めて、これからも応援よろしくお願いします。

増田:追いかけるには、今ちょうど良いタイミングではないかと思うような1枚になったんじゃないかなと思います。もし、『華Doll*』に興味があるけれど追っていなかったなとか、アニメを見始めて「興味があります。でもちょっと難しいですよね」という人たちは、安心してください。ここまで来れば、はっきりとわかりやすくなってくるので。

まだ届いていない次なるAntholicの皆さんに聴いていただけると嬉しく思います。そして今までも応援してくださっている方々は、いつも通り。また次への展開に、心を、気持ちを落ち着かせて待っていてください。

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【動画】大阪・梅田で「阪急トップビアガーデン」 全26種が食べ放題、70種以上が飲み放題

    OSAKA STYLE
  2. 京都からまたひとつ、街の本屋が消える 7月末「ふたば書房 大丸京都店」が閉店へ

    キョウトピ
  3. NMB48キャプテン小嶋花梨が「天使のユートピア」公演で卒業を発表

    WWSチャンネル
  4. <価値観の違いに驚き>自分の意思で習い事をやめたわが子。「ご褒美」の旅行はやめていいですか?

    ママスタセレクト
  5. DOBERMAN INFINITY、10周年イヤーのラストを飾る全国ホールツアーファイナル公演!

    WWSチャンネル
  6. 気分で選べる!パイン&グアバのフラペチーノ(R)がスタバに新登場【奈良】

    PrettyOnline
  7. 「余ったリップクリーム」を“口以外に塗る”意外な使い道「ベトベトの指紋が…」「ラクに消えた」

    saita
  8. シニア猫専属シェフの奮闘記!愛猫の食事を極める【猫マンガ】ねこ連れ草

    ねこのきもちWEB MAGAZINE
  9. 梅雨明け宣言!夏を求めて園芸探検しに行こう!創業50年を超える老舗園芸店のおすすめ紹介【一人一花はなきん便りVol.9】

    福岡・九州ジモタイムズWish
  10. シンクにお湯をためると…?「キッチンの排水管」をスッキリきれいにする掃除テク

    saita