【ほっこり!動物のかわいい生態ベスト3】アニマル好きの鉄崎さんが選んだ、愛おしくて思わず顔がにやけてしまう動物は!?
“最弱説”が都市伝説になったあの動物やユニークな動画がバズったあの鳥がランクイン!
WASABIパーソナリティー鉄崎幹人プレゼンツ「俺ランキング」!今回は「動物のかわいい生態ベスト3」をランキング!思わず愛おしくなってしまう動物の生態を紹介します。聞き手はSBSアナウンサー堀葵衣。
第3位:マンボウ
鉄崎:まず第3位は...マンボウです!
堀:マンボウ(笑)!?
鉄崎:堀ちゃんは「マンボウ最弱説」って知っていますか?
堀:衝撃をすぐに受けてしまうんですよね?
鉄崎:そうなんです。まっすぐしか泳げないので、岩にぶつかって...死亡。水面で日に当たっていたら、鳥に突つかれて...死亡。寝ていたら、丘に打ち上げられて...死亡。食べた魚の骨がのどに詰まって...死亡。食べたエビやカニの殻が内臓に刺さって...死亡。食べたものが消化不良になって...死亡。半分はいわゆる都市伝説なのですが、かなりデリケートな動物なんです。
さらに、マンボウの卵はめちゃくちゃ小さくて、多くの魚のえさになります。一度に3億個の卵を産むと言われていますが、卵から大人になるのがとっても難しい魚で、そのうち大人のマンボウになれるのはたった数匹です。人間に例えると「宝くじの1等が当たる確率の10分の1」です。そう考えると愛おしくないですか〜。海の生態系を支えている生き物です。
堀:マンボウが存在している限り、宝くじを当てられる確率もあるんだと勇気が湧きました(笑)。
第2位:ラッコ
鉄崎:続いて第2位は...水族館の人気者、ラッコです。ラッコは寝る時に海で流されないようにジャイアントケルプという大きな海藻を体に巻き付いて眠ります。でも水族館には大きな海藻が無いので、水族館のラッコたちは手をつないで寝るんです〜!! かわいいでしょ?
堀:かわいい!!
鉄崎:かわいさの理由その2は、貝を食べる時に割るために石を使いますが、食べきれなかった貝を脇腹のたるみの部分にしまっておくんです。そしてまた使うみたいです。
堀:へぇ〜、四次元ポケットなんだ(笑)!
鉄崎:さらに意外なことに、なんと水深100メートルまで潜れるみたいです。
堀:すごい!ラッコは肺呼吸?
鉄崎:もちろん。哺乳類ですから(笑)。水族館で人気者のラッコですが、食費は年間500万円かかります。なんと人間以上です(笑)!
堀:めちゃくちゃ食べるんですか?
鉄崎:貝やエビをめちゃくちゃ食いよるんです(笑)。だから水族館は食費の維持が大変です。一時は国内の水族館28館で122頭のラッコが飼育されていましたが、今は3頭しかいません。アメリカが1993年にラッコ輸出禁止例を出している影響です。3頭のうち2頭は三重県の鳥羽水族館にいます。ラッコは絶滅危惧種になってしまいました。
ラッコが激減した海域ではウニが海藻を食べ尽くして磯焼けが起こり、森のないはげ山になってしまい魚介類が減りました。そうすると地球温暖化の原因となる二酸化炭素の海藻による吸収もなくなってしまいます。逆にラッコが生息している海域は海藻の森が守られています。ラッコはたくさん食べますが、生態系の大事な一員なんです。
堀:なるほど。かわいいだけじゃないんですね!
第1位:アメリカヤマシギ
鉄崎:続いて栄えある第1位は...アメリカヤマシギです!昔はジビエとして食べられたおいしい野鳥です。
堀:鳥なんですか!?
鉄崎:アメリカヤマシギは「びぃーーー」っと鳴きますが、この声がめちゃくちゃかわいいです。そして踊りながら歩きます。足踏みをしてステップを踏み一歩一歩体を揺らしながら進んでいくんです。その姿がダンスのステップを踏んでいるようで超〜かわいいんです。さらに親の後ろをついて行くひなも同じような動きをしているのがまたかわいくて...。ぜひ皆さん「アメリカヤマシギ」で検索してみてください。
堀:本当だ〜。変な歩き方!胴体が小刻みに前後に動いてますね(笑)。
鉄崎:この動きをするのには理由があって、足の裏が非常に敏感なんです。ステップを踏みながらその振動で土の中のミミズを地面まで移動させたり、土の中の動きを察知して足の裏で測ったりすると言われています。だからステップを踏みながら歩くんです。
堀:へぇ〜。
もう一つかわいいのが、求愛する時の飛行速度が時速8キロと言われ、世界で最も遅く飛ぶ鳥としてギネスブックの世界記録に認定されています。たまらなくないですか〜?
堀:うん!これは愛らしい〜!! とっても優しい気持ちになりました。
※2024年6月25日にSBSラジオWASABIで放送したものを編集しています。