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【無料で大満足】東京港を船で見学できる「東京みなと丸」をおすすめしたい理由と注意してほしいこと

ロケットニュース24

東京の物流や経済を支える巨大な港、東京港。

と聞くと、なんだかお堅いイメージがあるかもしれない。でも実はこの港、私たちの生活にけっこう身近な存在で、しかも無料で海の上から見学できる方法があるって知ってた?

それが「東京みなと丸」という視察船。子どもから大人まで大人気のこの船、ちょっとした社会科見学のようでいて、満足度も高かったので、今回はその体験をレポートする。

・予約は早い者勝ち! 申し込みにはちょっとした注意も

「東京みなと丸」は、東京都港湾局が運営している公式の視察船。

乗船は完全予約制で、なんと無料。公式サイトの予約フォームに入力すればOKなのだが、1点注意が必要。

代表者だけでなく、同行者全員の氏名と年齢が必要になる。

予約確定後に変更ができないので、友人と一緒に行くなら全員のスケジュールと年齢を確認してから予約するのがベター。気になってたあの人の年齢を確認するチャンスでもある。

人気の休日便はすぐに埋まるので、なるべく早めの行動を!

・出発は竹芝のちょっと奥! 余裕を持っての到着を推奨

当日はJR浜松町駅から徒歩で竹芝方面へ。

竹芝客船ターミナルまでは案内板も多く親切なんだけど、「東京みなと丸」が出るのは小型船発着場。これがちょっと分かりづらい。

私は10分ほど迷子でタイムロスしたが、なんとかたどり着いた。

「インターコンチネンタル東京ベイ」を目印に向かうとスムーズだと思う。

現地に着いたら、代表者名と人数を記入して整理券をゲット。身分証の提示は特になかった。

なお、整理券番号順に乗船する仕組みなので、好きな座席を取りたい人は早めに並ぶべし!

・いざ乗船! おすすめは「右側の真ん中」

船内は思った以上に広くて快適。

左右に座席が並び、真ん中には大きなテーブルを囲むような席も。空調も効いていて、夏でも涼しい。

おすすめは右側の真ん中あたりの席

というのも、ガイドの説明がほぼ右側の景色に向けて行われるからだ。私は左側に座ったため、ガイドの説明と実際の景色が合わずに「それ、見えないよ〜!」となる場面もチラホラ。

ちなみに前方の景色はガラス越しではなくモニター越しで見る形。ちょっとだけ残念なポイントではあるが、他の景色が豪華すぎてすぐに忘れる。

ただ、ガラスが汚れていて写真がうまく撮れない瞬間が多々あった。

・積み木×キリン!? 港の景色がエンタメすぎる

この見学の最大の見どころは、なんといっても巨大な港湾設備たち。

例えば、コンテナがクレーンで持ち上げられる様子はまさに「巨大な積み木」

しかもそのクレーンが赤と白で塗られていて、遠目にはキリンみたいに見えるのがまたいい。物流ファンじゃなくてもテンションが上がる光景だ。

レインボーブリッジの下をくぐる瞬間や、東京ゲートブリッジを間近で見るのも船ならでは。羽田空港が近いので飛行機もバンバン飛んでるし、運がよければ豪華客船に遭遇できることも。

ちなみにこの日は富士山もくっきり見えて大満足だった。

・子連れでもOK! でもトイレは要チェック

「東京みなと丸」は年齢制限なしで、未就学児やベビーカー連れもOK(ベビーカー利用は事前連絡が必要)。

この日も親子連れが何組か乗っていた。

ただし、船内のトイレは1つだけで揺れることもあるので、乗船前に済ませておくのが吉。受付近くにもトイレはあるので、そちらを活用しよう。

・結論、無料とは思えない充実度!

正直、こんなに満足度が高いとは思っていなかった。「社会科見学っぽいけどちょっと地味かも?」なんて思っていた自分を叱りたい。

東京の港を、海の上からリアルに体感できる「東京みなと丸」。船好き、巨大建造物好き、社会科見学好きにはドンピシャだし、単純に観光としてもめちゃくちゃアリ。

ちなみに7、8月乗船分は発着場所が「青海船着場」に変更されるので要注意だけど、気になる方は、夏休みシーズンに入る前にぜひチェックしてみて!

参考リンク:東京みなと丸公式HP
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.

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