【100点満点の景色】高校の敷地内に絶景があった!北海道・十勝で守られてきた美しさ/北海道帯広農業高校
数多くの「絶景」を持つ北海道。
観光情報にはなかなか載っていない、「日常の絶景」も多くあります。
今回は、HBC帯広放送局のカメラマン・大内孝哉さんが撮影した、十勝の晩秋の風景をお届けします。
前編では上士幌町のカラマツの景色をお伝えしましたが、今回の絶景は「高校の敷地内」です。
【前編:秋は一瞬…ため息が出るほど美しい フィナーレを飾る最後の紅葉「カラマツ」】
連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」
高校の敷地内にも絶景が
十勝には有名な撮影スポットではない場所でも、何気ない景色の中に、絶景が隠れている場所が多々あると思います。
僕が知る中で、十勝地方で一番美しいカラマツ並木なのでは…と勝手に思っている場所があります。
・撮影日:2024年11月
・場所:帯広市 北海道帯広農業高校敷地内
・シャッター速度 1/100秒
・絞り f/6.3
・ISO 250
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
北海道帯広農業高校です。
許可を得て、カラマツ防風林を撮影しました。
・撮影日:2024年11月
・場所:帯広市 北海道帯広農業高校敷地内
・シャッター速度 1/100秒
・絞り f/13
・ISO 640
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
見てください。この光景。
撮影したのは午前8時くらいでした。
朝日に照らされて落ちる、木の影。
美しく輝く、黄金色。
澄んだ空気の、いい香り。
もう言うことなしの、100点満点の景色でした。
何年も何年も、守られてきた美しさ
・撮影日:2024年11月
・場所:帯広市 北海道帯広農業高校敷地内
・シャッター速度 1/100秒
・絞り f/5.6
・ISO 200
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
帯広農業高校は設立して104年目になるといいます。
「詳しい歴史は定かではないが、おそらく設立時からこのカラマツはあったんじゃないか」と話されていました。
そうなると、樹齢100年以上ということになりますね。驚くばかりです。
この地で、昔から自然がしっかりと保たれているから、現代の私たちもこの美しさを見ることができるんだと、改めて感銘を受けました。
・撮影日:2024年11月
・場所:帯広市 北海道帯広農業高校敷地内
・シャッター速度 1/100秒
・絞り f/13
・ISO 320
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
カラマツの風景は、札幌にいるときは撮影したことがありませんでした。
北海道内のほかの場所にいるカメラマンの、カラマツの風景写真を見て、「こんな景色を撮影してみたい」と思っていました。
ずっと思い描いていた光景を、ことしは思う存分、撮影することができました。
景色に感動すること、考えること、想うこと、肌で感じること。
美しい景色を目の当たりにし、自分の世界観が変わったのは、十勝に引っ越して来てからです。
まだまだ、僕が見たことのない絶景が、北海道にはたくさんあるに違いありません。
春夏秋冬の季節ごとの美しさをできる限り撮影したい!と、撮影意欲が増した芸術の秋でした。
ご覧いただき、ありがとうございました。
北海道帯広農業高校
北海道帯広市稲田町西1線9番地
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連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」
撮影・文:HBC帯広放送局 大内孝哉
2015年からテレビカメラマンとして、主にニュースやドキュメンタリーを撮影。担当作品に映画/ドキュメンタリー「ヤジと民主主義」や、ドキュメンタリー「核と民主主義」「ベトナムのカミさん〜共生社会の行方〜」「101歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~」「クマと民主主義」など。
2023年10月から帯広支局に異動。インスタグラム@takayasunset0921では、プライベートで撮影した北海道の写真を公開中。
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は記事執筆時(2024年11月)の情報に基づきます