PSYCHIC FEVERの剣、中西椋雅、半田龍臣が語る、一期一会のステージに立つ上でのマイルール「一人ひとりと目を合わせる」
お笑い芸人、アーティスト、俳優など、話題のタレントに「仕事遍歴」を聞くインタビュー連載「求人ボックスpresents Echoes of Career~人気者の仕事遍歴~」
当時なぜその仕事を選び、それがその後の活躍にどうつながっているのか?をテーマに、現在の職業に至るまでの経歴を聞きながら、そこで得たこと、逆境の乗り越え方を紐解きます。
今回は7人組ダンス&ボーカルグループのPSYCHIC FEVERの剣さん、中西椋雅さん、半田龍臣さんが登場。メジャーデビュー3年目を迎える2025年はU.S.ツアーを成功させ、ワーナーミュージック・グループとグローバル契約をするなど、着実に世界へと活動の幅を広げているみなさんに、ステージに立つ上で大切にしていることを伺いました。
「QJWeb」で掲載中の前編はこちら。
それぞれがステージ上で大切にしていること
――日々、多くのステージに立たれているみなさんですが、ステージに立つ上で大事にされていることはありますか?
半田龍臣(以下、半田) 来てくださったみなさんの目をしっかり見ることは大切にしています。海外で活動させていただいているのもそうなんですけど、ありがたいことに遠いところから来てくださる方も多いんです。早起きして、美容院に行って、新幹線や飛行機に乗って来たよ、っていう報告をSNSで見たりすると、本当にありがとうって思いますし、だからこそ 来てくださったみなさんとしっかり目を合わせたい 、ということは心がけています。
中西椋雅(以下、中西) 「これが最初で最後」 という思いでやることが多いかもしれません。当たり前ってあまりないと思っていて、また同じ場所でパフォーマンスできるかと言われたらそうじゃないんですよね。お客さんも、1回来てくれた人がまた次も来てくださるかはわかりません。もちろん来ていただけたら最高ですけど、来られないこともあるだろうし、そこでしか出会えない方もたくさんいます。と、考えたら、毎回のステージは当たり前じゃないからこそ、100%とか全力という言葉につながるんだろうな、と。デビューしてから、いろんなところでパフォーマンスさせていただいて、自分の中でのテーマはこれだなと思いましたね。
――一期一会じゃないですけど、一瞬を大事にするということですか。
中西 本当にそう思います。また必ず会えたらうれしいんですけど、僕たちにも来てくださる方にも、いろんな事情があるわけで。だからこそ、一つひとつ噛みしめてやるっていうのはそういうことなんだろうな、と思います。
剣 (前編で話した)自分のルールにも通ずるところかもしれないんですけど、ステージに立つときに、特別な思いはそこまでなくて。アーティストとして生きている以上、日頃からステージに立っているようなものなので。「常にホストになる」は「常に自分が楽しませる」ということなので、そういった意味では常に全力でやるということですかね。
初のU.S.ツアーで感じた“リアル”
――PSYCHIC FEVERのみなさんは海外の公演も多く行っていらっしゃいます。2025年はU.S.ツアーがありましたが、ツアーを経てご自身のパフォーマンスや考え方に変化はありましたか?
半田 これまでにもいろいろな国でパフォーマンスさせていただいたんですけど、アメリカだと盛り上がるポイントがまた違いましたし、そういう面ではすごくリアルだったなと。歌のスキルの面や、ラップ、ダンスで盛り上がるポイントが多かったので、僕たちの音楽だったり、パフォーマンスだったりを観に来てくれているんだなということはすごく感じました。日本でもダンスやラップだけで盛り上げられるようになりたいな、とこれまで以上に強く思えましたね。
中西 U.S.ツアーはとにかく初めて尽くしでした。国境も言語の壁も越えて、こんなにもたくさんの方が僕らのことを知ってくれているんだというのは、素直にうれしかったです。今は映像も音楽もすぐ手に入れやすい環境だからこそ、広がりやすさもあると思います。でも、実際に自分の足で行ってみないとわからないこともたくさんあるなと思って。「こんなにもいろんな人がライブに来てくれるんだ」、「こんなにも一緒に歌ってくれるんだ」ということは自信にもつながりましたね。もし、 次に行くときには、もっともっと成長した姿で会いたいなとか、もっとその国の言語を話せるようになって行きたいな、とか新たな目標を見つけるタイミング にもなりました。日本でもこれからツアーが始まるので、学んだことをしっかり生かして、次につなげていきたいですね。
剣 リアルしかウケない、ということはすごく感じました 。僕の中では1、2公演目は準備して作ってきたものをパフォーマンスした感覚があって。でも回数を重ねると、人としての“間”ができてくるんですよね。呼吸だったり、ふとした表情でめちゃくちゃ盛り上がるんです。それってすごく大切だなと思って。自分が本当に思ったことしか伝わらないなというのを感じました。職業=アーティストです、ではなくて、「どういう人か?」「アーティストです」というマインドセットでないと、この世界ではやっていけないんだと感じました。より自分が今やっていることも好きになりましたし、人とつながる喜びがわかりました。数は関係ない。人とつながることは難しいことですし、それこそリアルで大切だなっていうのは思いました。
レコーディングでさらに成長した
――6月18日(水)にはオリジナル3rd EP『PSYCHIC FILE Ⅲ』がリリースになります。どういったEPになっているんでしょうか。
中西 先日、ワーナーミュージック・グループにレーベルを移籍させていただきまして、1発目の作品になっております。『PSYCHIC FILE Ⅲ』は3作目になるんですけど、毎回、テーマやジャンルも決めず、そのときに流行っている音楽だったり、想いを乗せた曲だったり、本当にジャンルレスなパッケージになっているので、今回も幅広い楽曲を詰め込ませていただきました。僕たちは割とラブソングが多いんですけど、ラブソングもありつつ、ファンのみなさんに向けた「PROMISE」という楽曲があったり、まもなく始まるツアーのテーマ曲だったり、盛りだくさんになっています。
――制作でのこだわりを教えていただけますか。
半田 今までよりも歌詞に英語が多めになっているんです。「PROMISE」はすべて英語で、そこは挑戦的なところでもありましたし、レコーディングは今までで一番時間がかかってしまいました。
――かけたのではなく……。
半田 かかっちゃいました(笑)。発音が難しかったり、もともと速い日本語のラップでも難しいけど、英語になることによって口が回らなかったりとか、アクセントをつけたいけど、発音はこうだから……とか、ひとつクリアしたらひとつできなくなって、の繰り返しでした。でも 今までにない自分の表現の仕方を見つけられた 時間にもなりましたし、今のタイミングだからこそ、この4曲がよりたくさんの方に聴いてもらえるような楽曲になったのかな、と。難しかったけど、いい時間になったと思います。
中西 先行で配信している「Gelato」はミュージックビデオも公開していまして、沖縄で撮影させていただきました。沖縄での撮影はデビュー時の「Choose One」以来です。子供だった僕たちが少し大人になって沖縄で撮影した、みたいな。デビューしてもうすぐ3年目になるんですけど、少しでも成長した姿を届けられたらいいなという思いもあります。「Gelato」はサマーソングですが、ちょっと一息つきたいときにぴったりな爽やかな楽曲になっているので季節、場所を選ばず、聴いてもらえたらうれしいなと思っています。
剣 「EVOLVE」は6月から開催するツアーのタイトルでもありますし、ある意味このライブのための楽曲とも言えますね。音楽を愛していて、音楽と深くつながっているのが、PSYCHIC FEVERだと思うので、それが色濃く出たEPになったんじゃないかなと思います。『PSYCHIC FILE』のもともとのコンセプトが、自分たちが今作りたい楽曲を作るということなので、自由にいろんなことができるということ。今回、第三弾ですが、僕たちの耳も、感覚もすべてがアップデートされた、いい感覚で作った楽曲たちなので、ぜひ聴いていただけけるとうれしいです。
――デビューから3年目というお話がありましたが、デビュー時に思い描いていた姿と比べて「今」はいかがですか?
中西 デビュー前から、海外で活躍できるアーティストになりたいというメインテーマがありました。デビューしてすぐに僕たちはタイに半年間住んでいたんですけども、それ以降もタイをはじめ、アジア、東南アジア、ヨーロッパ、そしてU.S.と、この3年で想像以上にいろんな国に行かせていただいて、いろんな国の方に出会えて。理想が叶ったというか。でも、まだまだこれからなんですけど、 着々とPSYCHIC FEVERが広がっているというのは実感できているので、ここからもさらに広げていきたいですね 。ワールドツアーをやりたいという一番の目標もあるので、しっかりと形にできるようにがんばっていきたいと思っています。
プロフィール
PSYCHIC FEVER
剣(つるぎ)1997年4月9日生まれ、兵庫県出身
中西椋雅(なかにし・りょうが)1998年6月8日生まれ、兵庫県出身
半田龍臣(はんだ・りゅうしん)2001年12月1日生まれ、神奈川県出身
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