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無数の彩(いろ)で満ちたペンライト。横浜公演のステージで「Bloomy」の完成を実感ーーライブBlu-ray「小倉 唯LIVE TOUR 2024〜Bloomy×Meet you〜」インタビュー

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

小倉 唯さんにとって昨年、5年ぶりのツアーとなった『小倉 唯LIVE TOUR 2024〜Bloomy × Meet you〜』のライブBlu-rayが2025年7月9日にリリース!

最終日のパシフィコ横浜公演の模様が収録されているほか、映像特典として名古屋公演のみ披露した楽曲や自作の詩を朗読したショートムービー、ツアーのメイキング映像まで盛りだくさん!

さらに、8月8日には20代最後の写真集『ゆいとぴあ』を発売! 7月と8月にはバースデーイベント、10月からはツアーも始まります!

20代終盤から駆け抜けて、30代も勢いのまま突入した小倉さんに、ライブBlu-rayの見どころや写真集の紹介、ツアーへの意気込みなど語っていただきました。

【写真】「小倉 唯LIVE TOUR 2024〜Bloomy×Meet you〜」ライブBDインタビュー

「『Bloomy』の曲がより輝いたり、引き立つように、そしてライブを通じて『Bloomy』の曲が好きになってもらえたらいいな」というセットリスト

――『小倉 唯LIVE TOUR 2024〜Bloomy × Meet you!〜』を振り返っていただけますか?

小倉 唯さん(以下、小倉):約5年ぶりのツアーを開催できたことがまず感慨深かったです。各地をまわりながらステージに立つたびに「ああ、ツアーってこんな感じだったな」と思い出しつつ「ツアーってやっぱり楽しいな」と改めて体感できました。

また直前にリリースしたアルバム『Bloomy』がお花をイメージしたアルバムだったので、そのアルバムを引っ提げたツアーも、リンクするようにお花の美しさやはかなさ、女の子らしさみたいなものを表現しました。

そしてツアータイトルを「Bloomy × Meet you!」にしたのは、約5年ぶりのツアーなので、「久しぶりにみんなの元に会いに行くよ」という想いを込めました。

――セットリストをどのように構成されたのか、教えてください。

小倉:まず第一に『Bloomy』の楽曲がより輝いたり、引き立つように、そしてライブを通じてアルバムの楽曲を好きになってもらえたらいいなと。1曲目から最後の曲までメリハリが付くように、かわいらしいブロックもあれば、カッコいいブロックも、ちょっとセンチメンタルなところもあったりしたので、みんなにはいろいろな私を感じていただけたのではないでしょうか。

――両サイドにお部屋のセットがあったり、メイク用の鏡台をのぞくと客席がスクリーンに映し出されるなど楽しい演出が多かったです。

小倉:いつもなら階段があったり、高さと広さを使った大きなセットを組むことが多いんですが、今回はお花がテーマということで女性らしさにフォーカスを当てています。ステージをよく見たら衣装ラックやドレッサーがあったり、ドールハウスやアートみたいな美術を見せたいなという気持ちがありました。

――歌いながらお花を持ってきて、アウトロで中央の扉に入る時はその花をまた持っていったりと花自体が曲の世界観を彩るアイテムになっているのも細やかだなと思いました。

小倉:ステージ上にあるいろいろなお花の装飾は私自身もすごくこだわりました。今回はセットの監修もさせていただき、女性としての視点から全体のバランス感を見つつ、「もっとこうしたほうがよくなるんじゃないかな」と思ったところは私も意見を出させていただいています。

小悪魔っぽさや大人っぽい衣装でメリハリを。デビュー曲「Raise」の新バージョンを歌っている時は感慨深く

――小倉さんのライブといえば衣装も楽しみの1つですが、今回はどのように選ばれたのでしょうか?

小倉:1曲目の「Lovely Happily Shiny Days」ではお花柄を取り入れた、セットに合うような色味で、あとアルバムのジャケットなどで着用した衣装も着ましたが、ツアーを重ねるごとにお花の装飾が増えていったり(笑)。他のブロックでは小悪魔的な衣装もあったり、少し大人っぽい衣装もあったりと、衣装もメリハリを付けられたかなと思っています。

――「Wild ☆Kitty」から始まったダンスブロックもいつものようにキレキレでした。

小倉:ファンの皆さんから人気がある曲を入れつつ、最近歌ったダンスナンバーも取り入れて、新旧のダンスナンバーがうまくつながればいいなと思って選曲しました。

――『Bloomy』には小倉さんの作詞曲の集大成と位置付けた「Wind of Bloom」や清 竜人さん作詞作曲の「花占いするの♡」、ファンクラブイベントで生まれた「わくわくシャンプー&リンス」など個性的な曲が多かったんですけど、特に初回限定盤AのBlu-rayに収録されたデビュー曲「Raise」の新バージョンを披露した時はすごく盛り上がりました。

小倉:私自身もステージで歌っていて、感慨深いものがありました。更に「Bloomy ver.」として新たなアレンジになって。Liveクリップでパフォーマンスしましたが、デビュー当時の衣装がまだ着られたことも驚きました(笑)。

「Bloomy × Meet you」の世界観を表現できたなという達成感

――今回、映像化された横浜公演のセットリストの中で印象的だった曲や演出を教えてください。

小倉:本編のラストパートで歌った「One&Only」です。この曲はアルバム制作中から会場の皆さんとのコール&レスポンスをイメージして作っていたので、ライブのステージで歌った時、『Bloomy』がやっと完成したなと実感しました。この曲の歌詞の「無数の彩(いろ)で満ちた」は、みんなそれぞれが違う素敵な色を持っているというメッセージがあります。ステージから見て、お客さんがそれぞれ振るペンライトが歌詞を表現していて感動しました。

印象的だった演出は、横浜公演のダブルアンコールに入る直前にエンドロールのような映像が流れるんですけど、最終日限定の映像で、ツアー会場での想い出が走馬灯のように流れていって。今でもこの映像を観るたびにいろいろなことが思い出されます。ツアーに参加してくださった方も感動しちゃうのではないでしょうか。

――完成したライブBlu-rayの映像をご覧になった感想は?

小倉:自分はステージ上からの景色しか見えないんですけど、このライブ映像ではステージの私自身も含めて全体が見渡せるので、「ここでこんなことあったんだ!?」という気付きがあったり、「この演出の時はこうだったな」といろいろと想い出が浮かんできました。そして改めて「Bloomy × Meet you」の世界観を表現できたなと。『Bloomy』の収録曲もライブ映像で観ることで、それぞれの曲の魅力が更に増したのではないかなと感じました。

 

――小倉さんのライブはOPからしっかり世界観が作られていながらも、キュートさやおちゃめさ、カッコよさ、せつなさなどページをめくるように曲ごとに章が変わっていくような感じがあって。そしていつもは曲間にコメディなビデオが流れますが(笑)、今回はご自身が作った詩の朗読まであって、じっくり聴かせる声優らしさまでと幅広い表情が見えて、「ザ・小倉 唯」をたっぷり堪能できました。

小倉:ありがとうございます。私自身はどのステージも全力でパフォーマンスして、最後まで完走することだけ考えてやっていたので、横浜公演の幕が下りた時は正直ホッとしました。

セットや私のメイクや衣装など隅々までチェックして、新発見しながら楽しんでください

――このBDで注目してほしい点を教えてください。

小倉:今も公式YouTube(https://www.youtube.com/@ogurayui-official)でライブ映像が一部公開されていますが、会場で肉眼で観た時よりも細かいところまで映っているので、ファンの方から「あの曲の時、こんなメイクしてたんだ」とか「ラインストーンを顔に貼っていたんだ」、「衣装もこんな風になっていたんですね。かわいい」などのコメントをたくさんいただきました。ライブでは臨場感が大きいですけど、動きが流れていくので肉眼では見落としてしまうことが結構あると思います。是非、映像を隅から隅までチェックして、発見があったら教えてください。

また横浜公演で歌わなかった曲も名古屋公演で歌った映像が収録されていますので、横浜公演をご覧になった方も、名古屋公演をご覧になった方も違う会場でご覧になった方も楽しんでください。すべての方が会場で観られるわけではないので、映像特典として収録したことで、ファンの皆さんも喜んでいただけるのではないでしょうか。

そして好評のショートムービーもナレーションを入れたり、素敵な映像になっていると思うので、じっくり耳でも楽しんでほしいです。

20代最後の写真集『ゆいとぴあ』は「幸福を探す旅」をコンセプトにフィンランドで撮影!

――8月8日には最新写真集『ゆいとぴあ』が発売されます。

小倉:私の20代ラストの姿を収めていただいた写真集です。「29=ふく」にかけて、幸福度ランキングナンバー1の国、フィンランドでオール撮り下しをしていただきました。

――ではロケ地のフィンランドは小倉さんから提案されたんですか?

小倉:私からいくつかテーマを提案させていただきました。まさか実現するとは思っていなかったので、嬉しかったです。

 

――フィンランドではどんな写真を撮影されたのでしょうか?

小倉:テーマが「幸福を探す旅」なので、より自然体な姿、今の自分のナチュラルな表情や雰囲気を楽しんでいただけるかなと思います。

あと衣装のイメージなどは私もセレクトさせていただきましたが、昔からお世話になってきたチームなので、自分もアイデアを出すし、スタッフさんもアイデアを出してくださったおかげで、すごく洗練された写真集になったかなと思っています。

――ロケ中のおもしろかったことや想い出に残っていることを教えてください。

小倉:お仕事というよりもただただ楽しくて。撮影で海外に行くとあわただしく過ぎてしまうことがありますが、今回は一緒に行ったスタッフさんのチームワークもすごく良くて。写真集を撮りに行ったというよりは私の20代の想い出を作りに行ったらたまたま写真を撮られていた、みたいな。いい意味でリラックスできたし、楽しかったので、そういう雰囲気も写真に表れているんじゃないかなと思います。

――写真集の中でご自身的にお気に入りのカットを教えてください。

小倉:すべてがお気に入りなので、1枚だけ選ぶのは難しいですが…。と言いつつも、お気に入りカットを挙げるとすれば表紙の写真ですかね。

実はまだ明かしていなかったんですが、私の私服姿の写真も結構入っています。撮影の時間が終わってから、みんなでご飯に行った時に撮った写真も採用されていて。私のより等身大なところを感じていただけるんじゃないかなと思います。

20代最後の大阪公演と30代最初のバースデーイベント!

――そして写真集が発売された1週間後には20代とさよならすることになります。今どんな心境ですか?

小倉:「もう20代が終わってしまうのか」と寂しさはありますが、30代という新しいフェーズに突入できるのは楽しみでもあり、ワクワクしています。

――7月と8月に「小倉唯 Birthday Event 2025 『Magical ♡ Party〜永遠の魔法 〜』」が行われますが、タイトルの由来を教えてください。

小倉:20代から30代に変わるけど、ずっと女の子としてかわいくありたいという想いが込められています。

内容は昨年のバースデーイベントの「唯涼祭」に近い内容で、トーク&ミニライブになっています。トークでは近況などのお話やゲームコーナーがあってからライブパートという流れになります。トークコーナーは毎回スタッフさんが素敵でおもしろい企画を考えているので、ぜひ楽しみにしていてください。

――年代が変わる7月と8月のイベントで変化も?

小倉:日々、人としての変化や成長はあると思うので、今後のイベントやライブなどで、そういった部分を感じ取ってもらえたら嬉しいです。

――30代に入った抱負をお聞かせください。

小倉:やっぱり健康第一でしょうか(笑)。声優としてもアーティストとしても活動を長く続けていくためには、ちゃんと自分の健康状態とも向き合っていきたいです。今までの感じでやっていたら、どこかで「あれ!?」という時がくるかもしれないので。

10月から始まるツアー名は「Love♡Ratory」で研究所や化学がテーマ!?

――10月からツアーが始まります。どんなツアーにしたいか、意気込みなどお聞かせくだ

さい。

小倉:今回のツアータイトルは「Love♡Ratory」になりました。研究所や実験を意味する「laboratory」にかかっていて、テーマは「研究所」や「化学」です。去年とはまた違ったテーマなので、楽しんでいただけたらいいな、と思います。

――『小倉 唯 Memorial LIVE 2023~To the 11'Eleven~』のショートムービーで「外科医・小門唯子」として白衣姿が見られましたが、もしかして今回も? それともマッドサイエンティストになるとか?

小倉:もうツアービジュアルとして発表されていますが、研究所感はありますね。

――これまでの「かわいい」とか「カッコいい」とは次元の違うテーマで、どうツアーを成立させるのか楽しみです。

小倉:制作はこれから本格始動していくので……とにかく頑張ります!

――去年は4月にシングル「君色のキセキ」、8月配信シングル「Wind of Bloom」をリリースし、バースデーイベントのほかに『Animelo Summer Live 2024 -Stargazer-』や『TOKYO IDOL FESTIVAL 2024』に出演。そして9月にアルバム『Bloomy』をリリースしてからツアーと良い流れになっていましたが、今年も良い感じでツアーに入れるのでは?

小倉:でもまだ絶賛制作中なので、今は不安もありますが、ライブの日も会場も発表されているので、そこに向けてスタッフさんと力を合わせて頑張るだけです。

あと今回は宮城県に行きますが、『小倉 唯 LIVE TOUR 2019「Step Apple」』以来6年ぶりなので、東北の皆さんとお会いできるのも楽しみです。

――今の段階でお話しするのは難しいと思いますが、注目してほしいところは?

小倉:去年5年ぶりのツアーをやらせていただいて、今年もまたツアーができることは非常にありがたいですし、ファンの皆さんの応援があってのことだと思うので、できれば会場で応援していただきたいです。

――皆さんへメッセージをお願いします。

小倉:秋からツアーも始まるということで、ライブへの予習もできると思います。

私のライブに来たことがない方もこのBlu-rayでツアーへの気持ちを高めていただけたら嬉しいです。ぜひお楽しみに! 

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