新たな四日市土産に、6月11日から「泗水十貨店」本格販売、新規7品含む20品でスタート
材料から包装までこだわって、新しい四日市土産にしてもらおうと開発した地域ブランド「泗水十貨店」が、試験販売期間を終え、6月11日から本格販売に入る。あらたな7品を含む計20の品ぞろえで、9日、四日市商工会議所で製造者を招いた認定式があった。
販売は、6月11日から近鉄百貨店四日市店2階のプラグスマーケット、翌12日から「じばさん」でも始まり、東京の三重テラスや都庁地下のほか、四日市などで開くイベントなどでも販売する。市は、四日市にある企業に商談先への土産に選んでもらい、四日市のPRにもつなげたいと考えている。
今回、あらたに加わったのは、(有)マルシゲ清水製茶「ウールで育てたお茶」、MARUIKE TEA WORKS「お茶アソート」、富田菓庵清華堂「鯨船もなか」、洋菓子ナポレオン「泗水フィナンシェ」、ホープシード(株)「ゴロゴロ椎茸入りあおさのり佃煮」、伊藤酒造(株)「つける酒粕」、(株)MOLATURA「RANGESTAR」の7品。認定式では、これまでの13品と合わせ、ひとつずつ考案や製造を担当した事業者が壇上に上がり、森智広市長から認定証を受け取った。
本格販売の門出に記念撮影をする事業者のみなさん
事業者たちは、商品に込めた思いなどを短いスピーチで紹介したが、四日市ならではの材料を使うことに心を砕いた様子で、その結果、四日市の茶を使った菓子や飲み物などがかなりの数になっている。
「泗水十貨店」は四日市をイメージする「泗水」と、少数厳選をイメージする「百貨店」ならぬ「十貨店」を合わせた名前。試験販売の2023年度は半年で800万円、2024年度が約10カ月で約1400万円を超す売り上げがあった。2025年度の目標は1700万円としているという。
選ばれた商品は、本格販売後は3年ごとにバイヤーなどで構成される審査会で採点され、見直されることもあるという。認定式のあと、あらたに商品の参加を希望する事業者などへの説明会も開かれた。