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今週のヘラブナ推薦釣り場2025【千葉・宮島池】

TSURINEWS

大池西岸(提供:週刊へらニュースAPC・中村直樹)

秋の深まりとともに各地から続々と新ベラ放流の便りが届いている。千葉県山武郡九十九里町にある宮島池にも11月8日(土)、日研から約200kgの新ベラ放流がおこなわれた。居着きの地ベラも活発に口を使っていて期待十分。晩秋の九十九里で新ベラ・地ベラの二刀流を楽しもう。

宮島池の概況

九十九里浜の南部に位置する九十九里町。温暖な気候と漁業が盛んな町でイワシの町としても有名。夏場は海水浴客でにぎわい近年は「いい波が来る」とサーファーにも人気を博す。

宮島池はそんな九十九里町の北に広がる田園地帯にあり、周囲500mほどのかんがい用ため池。昭和8年に池が完成し、平成5年に町が池を再整備し『宮島池親水公園』として公園化。多目的広場や遊歩道・ビオトープや水上デッキを造営し、地域住民の憩いの場になっている。

宮島池の概況(作図:週刊へらニュースAPC・中村直樹)

以前からフナやコイが釣れる池だったが、公園化と同じタイミングで日研から定期放流されるようになった。たび重なる放流のおかげで魚影はどんどん濃くなり、一昨年は厳寒期でも束釣りが狙えたほど。しかし昨年からカワウが池に入るようになり食害が深刻化。公園内のためこれといった対策が取れず魚影が薄くなってしまった。

小池北岸(提供:週刊へらニュースAPC・中村直樹)

それでもそこそこの魚が残っておりウキの動きは良好。短時間でのツ抜けも可能で、訪れたファンを喜ばせている。今期の放流で「新入生」が池をかき回してくれれば、かなり面白くなりそうだ。

入釣無料で楽しめる池だが放流あってのヘラブナ釣り。愛好会で放流資金協賛証を用意しているので訪れた際には是非とも協賛して欲しい。

ポイント

池の北部に位置する遊歩道を境に小池・大池に分かれている。土管を介して水の繋がりがあり、常連はその日の風向きによって釣り座を決めている。

周囲は遊歩道(提供:週刊へらニュースAPC・中村直樹)

小池北岸駐車場下

北寄りの風が多くなるこれからの時期にとくにお勧めで、年間を通して釣り人が入る同池の1級ポイント。そのため多くの魚が居着いておりアタリ出しが早い。西側が最深部でタチは2本弱。東に寄るにつれ浅くなり東側で1本強。沖より手前のほうが深く常連は7~8尺竿で楽しんでいる。場所ムラはないが、北西の風に強い西寄りから釣り座が埋まる傾向がある。

小池西岸ビオトープ前

西寄りの風を背負えるため冬期に人気のポイント。北寄りが深くタチは1本半。南に寄るにつれて浅くなり遊歩道付近で1本強。水深がある北寄りのほうが魚は濃くアタリ出しも早い。なお、小池の竿規定は10尺まで(ローカルルール)。

大池西岸駐車場下

放流後しばらくしてから新ベラが溜まりだし、昨年は多くの釣り人が並んだ。また冷え込みが増すと良型地ベラが狙える場所で40cm超も顔を出す。水深は1本強~1本半で竿は10~15尺。冷え込んだり釣り人が並んだ場合は長めの竿が有利だ。

大池の新ベラポイント(提供:週刊へらニュースAPC・中村直樹)

大池南岸材木所前

同池の最深部を控え、南寄りの風となる暖期に人気のポイント。秋~冬の実績は少ないが静かに楽しみたい人にはお勧め。水深は1本半~2本強で竿は8~13尺。アタリが少ないようなら竿を長くしてみよう。

<週刊ニュースへら版APC・中村直樹/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2025年11月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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