「サンタってママ?」直球質問にどう答える? 先輩パパママの「神対応」と涙の卒業エピソード
子育て中のパパママに「お子さんがサンタさんを信じるのをやめた年齢」を聞いたところ、「今も信じている」と答えた家庭が半数以上! 今回は、サンタさんの「やめどき」にまつわるリアルな声をお届けします。
【▶画像】祖母がまさかのガチ勢に!? 3世代で熱狂「人狼ゲーム」の遊び方ワクワクが止まらないクリスマスシーズン。今年もサンタさんを信じて、瞳を輝かせる子どもの姿を愛おしく思いながらも、「いつまでサンタを信じてくれるのかな?」「バレたときはどう言えばいい?」とふと考える瞬間はありませんか?
コクリコラボでは、「サンタのやめどき」についてアンケートを実施しました。よそのお宅のリアルな「サンタ事情」と、心温まる「卒業ストーリー」をご紹介します。
アンケート概要:
コクリコラボアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2025年8月8日~28日インターネット上で実施。有効回答数は106件。
「今も信じている」が半数以上
「お子さんがサンタさんを信じるのをやめた年齢を教えてください」と聞いたところ、「今も信じている」という子どもが約57%と半数以上になりました。
では、サンタさんを卒業した子どもは、何歳が節目だったのでしょうか? その結果が下のグラフです。
コクリコラボアンケート
やめた年齢は、4歳、7歳、10歳、11歳以上と幅広い結果に。小学校に上がる前に気づくお子さんも意外に多いようです。
次にやめたきっかけについて聞きました。
コクリコラボアンケート
「親から説明してやめた」というパターンもありますが、友だちやきょうだいから聞いて子どもが知ってしまった、というケースもよくあるようです。
上のグラフから除外した「まだやめたことはない、信じたことはないなど」という回答の理由としては、子どもがまだ小さくてサンタさんを理解していない、宗教上の理由、親御さんの教育方針などが考えられます。
我が家はこうやめた! サンタさんのやめかた
先輩ママたちは、どのようにサンタさんを卒業したのでしょうか? アンケートに寄せられた「サンタさんのやめかた」のリアルエピソードをご紹介します。
子どもの気づきで自然消滅
サンタさんのやめかたとしてもっとも多かったのが、子どもの気づきによる自然なフェードアウトです。
・年齢が上がるにつれ、だんだん怪しんできた上の子の影響で下の子も卒業した。小学6年くらいで、上の子に「もうわかってるから」と言われ、こちらも頑なにサンタを貫く熱量もなく終了しました。(中3の女の子、小6の男の子のママ)
無理に終わらせようとしなくても、子どもの成長とともにサンタさんのやめどきは訪れるようです。
・長男から「プレゼントを買ってほしい」と言われたので「サンタさんにお願いしたら?」と伝えたら、「だからママサンタにお願いしてるんだよ!」と言われたタイミングでやめた。(小4、小2の男の子のママ)
子どもの鋭いひと言に思わずドキッとしてしまいますが、スムーズにサンタさんを卒業できるパターンかもしれません。
・小学校でサンタさんはいないと聞いてきたようで、成長を感じました。「今まではパパママで準備してたんだよ、◯◯(子どもの名前)はお姉さんになったね」とお話ししました。今後は、パパママからのクリスマスプレゼントとして渡す予定です。(小2、年長の女の子のママ)
友だちや学校からの影響で、サンタさんの正体を知ったという声も。「お姉さんになったね」と、お子さんの成長をやさしく受け止める声かけが素敵です!
・今年はサンタさんに何お願いするの? と聞いたら深刻な顔をして「ママ、サンタは存在しないの……YouTubeで親の優しさって言ってた」と言われました。(小5のママ)
まさかYouTubeでバレるとは……! 今どきのサンタ卒業ですね。「親の優しさ」という言葉、誰が発信したのかが気になります(笑)。
ルールを決めて卒業
アンケートでは、ルールを設けて、区切りをつけているご家庭も多く見られました。
・現在高校生の息子は「親も先生も噓をつかないからサンタは存在している!」と、中学生になるまで信じてました。親のほうから「下の代の子たちがサンタからプレゼントを貰えなくなるから、中学生になったらサンタは来ないんだよ」と伝えました。(高2、5歳の男の子、中3の女の子のママ)
・近所の4人兄弟のママから「サンタさんは小学生までと伝えてある」と聞き、そのまま我が家も採用。小学6年生の兄は以前から「いない派」。現在小4の妹は、プレゼントを私が用意していることの証拠をつかもうと必死になっており、それを隠そうとする兄や私との戦いが毎年ある。(中3の男の子、小4の女の子のママ)
「サンタさんは小学生まで」など、あらかじめ基準を決めておくと、サンタさんのやめどきに悩まずにすみますね。
・今上の子が小3なので「サンタさんって、本当にいるの?」と聞いてくるようになりました。それに対して、「信じているうちは来るよ」と伝えています。(小3、年長の女の子のママ)
こちらは、座談会に参加したママの声。サンタさんの存在については否定も肯定もせず、「信じているうちは来る」と伝えているそうです。子どもの気持ちを尊重できる、やさしいルールですね。
・上2人はもう信じていませんが、「サンタさんがいないと言う場合、プレゼントがなくなる」というのが我が家のシステムなので、制度としてはまだあります。3人目がまだ信じているため、上2人のプレゼントがなくなると、「なぜないのか?」という流れになりバレそうなので、上記システムを採用しています。3人目が知った際、どうするか検討しようと思います。(中2、小6、小4の男の子のママ)
「サンタさんはいない発言=プレゼントなし」という、ユニークなルールもありました!
・友達がサンタはパパママという噂をしだして、「サンタってママなん?」と聞かれた。「そう思うん? それやったらもうプレゼント来ないね……」って答えたら、プレゼントがもらえないのは困るのか「いや、そう思ってるわけじゃなく……」と息子も聞いたことを濁してました。(小5の男の子、小3双子の女の子のママ)
信じるかどうかは二の次、大事なのはプレゼントがもらえるかどうか! 子どもの本音が垣間見える、ほっこりかわいいエピソードですね。
最初から「サンタはいない」
サンタさんのやめどきに迷うご家庭が多いなか、「サンタはいない」と最初から伝えている現実派の声も寄せられています。
・そもそも、サンタが空を飛ぶ設定に無理があったようで、最初から信じてくれなかった……。絵本だけのお話だと思っていた。無理に信じさせようともしなかったので、最初からいないということにした。(小6の女の子、小2の男の子のママ)
サンタさんは、信じなければならない存在ではありません。サンタさんを信じない派のお子さんがいることも、もちろん自然なことですよね。
・最初から家にプレゼントを届けてくれるサンタさんはいないと伝えています。サンタさんという存在は海外にいるし、それに変装した人はいっぱいいるけど、子どもたちにプレゼントをくれるのは、「親」「叔父母」「祖父母」など、誰からのプレゼントなのかハッキリ伝えています。我が家では、クリスマス前になるとツリーの下にいろいろな人の名前「◯◯へ ◯◯より」と名札つきのプレゼントを積んでいくというシステムにしています!子どもたちは日々プレゼントが増えていくのを開けずに待って喜んでます!(小2、5歳の男の子、3歳の女の子のママ)
プレゼントは贈り主を明確にしている、というご家庭もありました。そのほうが、子どもは感謝の気持ちを自然に持てるのかもしれません。
涙あり、笑いあり!「サンタ卒業」の感動エピソード
サンタさんのやめかたには、ルールを決める方法や、自然に卒業を迎える方法など、さまざまなパターンがありました。ここからは、実際にサンタ制度を卒業したご家庭のリアルなエピソードをご紹介します。
・「サンタさんは親だ」と気づいた上2人ですが、まだ明確にはネタバラシしていませんし、サンタさん制度はやめていません。下の子たちがいることもあって、上2人が暗黙の了解で親サンタに付き合ってくれてる状態です。ただ、上2人にも、おもちゃをくれているのは親かもしれないけど、本物のサンタさんは妖精の類いだから目には見えないけどちゃんと存在していて、本物のサンタさんがくれるのはおもちゃなどの物ではなく、楽しい気持ちやハッピーな時間なんだよと話しています。(小6、小4、3歳、6ヵ月の男の子のママ)
やめたけど、やめていない。きょうだいがいるご家庭では、よくある状況なのではないでしょうか。「楽しい時間こそがサンタからの贈りもの」という考えかたは、大人になっても子どもたちの心に残りそうです。
・友人の話によると、サンタさんも忙しいから小さい子に譲ってあげよう、と提案したらしい。その代わり親がクリスマスプレゼントをあげることになったから、不毛な詮索をしなくなってWin-Winらしい。(小4の男の子、小3の女の子のママ)
サンタさんからのプレゼントは小さい子に譲るという、優しい気持ちがあふれたサンタさんのやめかた。無理なく自然に迎えられる、温かい方法ですね! 我が家でも取り入れたいです。
・友達から何か聞いているっぽい言動だったので、お姉ちゃんだけ呼んで事実を伝えた。妹弟はまだ信じているからよろしくね、と添えて。現在では、妹弟がどんなプレゼントが欲しいのかを探るスパイとして活躍してくれている。(中3、中1の女の子、小3の男の子)
サンタさんを卒業し、プレゼント調査員として活躍するお姉ちゃん。頼もしいですね!
・第1子の中2男子は、5年生のときにサンタがプレゼントをくれているわけではないことに気づいたようで、そのことが本人の話からわかりました。そこからプレゼントは今も1万円札です。希望のプレゼントが1万円以上するときもあるので、まぁいいだろうとそうなりました。もちろんまだ信じている年下の兄弟に対して口外しないように口止めはしています。(中2、3歳の男の子、小6、5歳の女の子のママ)
「サンタ制度」から「現金制度」に移行したというご家庭も。サンタさんより確実に欲しいものが手に入る制度かもしれません。
・息子が小6まで信じていましたが自主的に卒業しました。クリスマス前、サンタさんに欲しいものをお手紙に書く制度なのですが、「僕は来年中学にあがるので、今年でサンタさんからのプレゼントは最後にします。来年からは世界のほかの子どもたちにプレゼントを届けてください。12年間毎年プレゼントをくれてありがとうございました。」と書いていた。最後のプレゼントが届いたクリスマスの朝、「毎年くれて嬉しかった」と泣いていて、横にいた(!!)サンタさんも泣きそうでした。いい卒業を迎えられたと思います。(中1の男の子、小4の女の子のママ)
なんとも心温まるエピソードです。12年間、頑張ってきたサンタ役の親にとって、子どもからの「ありがとう」ほど嬉しいプレゼントはありません。
座談会に参加したママからはこんなお話が聞けました。
・実は、まだ私にもサンタさんが来ているんです! 大学生のときから実家を離れているのですが、お正月に実家に行くと、親から「サンタさんから来ていたよ」と枕元にプレゼントが置かれているんです。結婚してからは夫にも届くようになっています。信じていればサンタさんは来る、というシステムを我が子にもやっていきたいなと思います。(2歳の男の子のママ)
なんと、大人になってもまだサンタさんからプレゼントが届いているとのこと!
サンタクロースの正体は、誰かを喜ばせたいと願う「愛情」そのものなのかもしれません。サンタ制度を借りて、家族に小さなワクワクやほっこりをプレゼントし続けるのもいいですね。
サンタさんのやめどきは、それぞれの家族のかたちで
サンタさんのやめどきは、本当にさまざまです。自然消滅でそっと卒業する家庭もあれば、ルールを決めたり、手紙で区切りをつけたり、あえて続けるという選択をする家庭もあります。
大切なのは、いつまでにやめるかより、ご家庭ごとにしっくりくるかたちを選ぶことなのではないでしょうか。みなさんのご家庭では、サンタさんのやめどきについて、どのように考えていますか?
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
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