「変わる駅前」の象徴誕生『BE KOBE』のモニュメントが新たに神戸駅前に! 神戸市
2017年に神戸開港150年を記念してメリケンパークに設置された『BE KOBE』モニュメント。当時はとても話題になりましたよね。今では市内6か所に設置されています。
そんなBE KOBEモニュメントの新作が、『JR神戸駅』(神戸市中央区)のすぐそばに誕生したと聞きつけ、さっそく調査に行ってきました。
場所は神戸駅の西側、ビエラ神戸口を出てすぐのところ。現在、「変わる神戸」をコンセプトに元町側・兵庫側でそれぞれ再開発工事が行われており、モニュメントができたのは兵庫側のエリアです。
来年の春には「地下タワー式駐車場」が完成予定で、自転車に取り付けたICによって自転車を自動判別し、ボタン一つで簡単に入庫、出庫の際もICカードをかざすだけで機械装置が自転車を搬送してくれる“夢のような駐車場”が利用可能となります。近未来的な設備にワクワクが止まりません!
現場のバリケードには「神戸150年の歴史」が書かれていました。1868年の神戸港開港から1874年の神戸駅開業、そして1900年代の経済・産業の発展について詳しく書かれており、なんとも読み応えがありました。
大正期のスーパー商社『鈴木商店』の豆知識や、「日本の映画鑑賞は神戸から始まった?」「かつてあった相生橋とは?」など知的好奇心がくすぐられる内容も多く、これを目当てに神戸駅を訪れるのも面白いかもしれません。
しかし、肝心の「BE KOBE」が見つけられず、右往左往すること20分…。
市バスターミナルへと続く横断歩道の付近でようやく発見しました!バリケードで囲われている駅前広場が新たな公共空間としてリニューアルするタイミングでお披露目されるようです。
今までのモニュメントとは異なる、黒字に白の壁面という組み合わせがモードな印象を感じさせます。
BE KOBEのモニュメントは、2015年の“阪神・淡路大震災後20年”をきっかけに、「神戸の魅力は人である」というシビックプライド・メッセージの象徴として誕生。神戸のまちに対する市民の誇りを表す言葉であり、未来に向けた思いが込められています。
そんな「BE KOBE」が阪神・淡路大震災から30年を迎えた2025年に、“変わりゆく神戸駅”の前に設置されることに、「より良い未来に向けて、神戸の街を変えていく」という神戸市からのメッセージを感じます。
モニュメントの正式なお披露目の時期は、今後神戸市から正式にリリースされると思うので、楽しみに待ちましょう♪
場所
JR神戸駅
(神戸市中央区相生町3丁目1-1)