猫が何かを『ヤメロ!』と言っているサイン3選 うっかり無視するとどうなる?
1.目をパッチリと開けている
猫がくつろいでいる最中、まぶたを半分閉じてウトウトしている姿はよく見かけますよね。しかし、撫でている途中で突然「パチリ」と目を大きく開けたとしたら、それは「ちょっとイヤかも…」というサインかもしれません。
猫は不快感を覚えると、目を見開いて相手の動きを観察し始めます。これは警戒心が高まったサインでもあり「次に何をされるか」に注意を向けている状態。目を細めていたのに急に目を開いたときは、猫がストレスを感じ始めたサインと受け取り、いったん手を止めて様子を見ましょう。
2.イカ耳
猫の耳は感情を映す鏡のようなもの。特に、耳が左右にピタッと横に倒れている「イカ耳」は、不機嫌であるサインです。猫がイカ耳になるのは、「不快・怖い・やめてほしい」と感じたとき。
例えば、しつこく撫で続けたときや、掃除機の音が近づいたときなどにイカ耳になることがあります。普段は穏やかな子でも、イカ耳のときは心がざわついている証拠。距離をとる・声をかけるのをやめるなど、そっとしてあげるのがベストです。
3.しっぽを左右に激しく揺らす
猫のしっぽの動きには、様々な感情が表れます。中でも、左右に大きくバサバサと揺れるような動きは、明らかにイライラしているサイン。撫でられている最中にしっぽを力強く振り始めたとしたら、「もうそろそろやめてよ!」という気持ちが高まっている証拠です。
このサインを無視し続けると、突然逃げたり、甘噛みや猫パンチにつながることもあります。しっぽが大きく揺れ出したら、早めに手を引くのが賢明です。
サインに気付かないと甘噛みされるかも…
猫が出す「もうやめて!」のサインに気づかずに構い続けてしまうと、最終的には行動で気持ちを伝えようとします。その代表的な行動が甘噛み。猫にとって甘噛みは「軽い抗議」のようなもの。「嫌なんだけどな…」「いい加減やめてよ」といった気持ちの表れです。
最初は軽くても、それでも無視されると本気噛みに発展することもあります。また、「しつこくされるとイヤなことが起こる」と記憶してしまうと、飼い主に対する信頼が揺らいでしまうことも。猫との関係を良好に保つためには、甘噛みされる前にサインに気づいて対応することが大切です。
まとめ
猫は言葉を話せない分、耳や目、しっぽといった体の動きで自分の気持ちを伝えています。今回紹介した行動は、どれも「そろそろやめて!」というメッセージです。こうしたサインを見逃さずに、適度な距離感を保ちながら接することが、猫との信頼関係を深めるカギとなります。
今回の記事を参考に、猫のボディランゲージに敏感になってお互いに心地よい時間を過ごせるよう心がけましょう。