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地域食堂で3世代交流 保土ケ谷町 若葉保育園が企画〈横浜市保土ケ谷区〉

タウンニュース

カレーライスを頬張る家族

保土ケ谷町の元町自治会館で4月26日、多世代交流を目的とした食事会「わかば食堂」が行われた。約100食のカレーライスが提供され、家族連れでにぎわっていた。

地元の若葉保育園の熊本範理子(のりこ)園長が中心となり、昨年12月から月末の金曜日に開催。中学生以上に300円、小学生に100円、未就学児に無料で食事を提供する。

子育ての情報交換や一人暮らしの高齢者の孤食改善などをテーマに、多世代に気軽に利用してもらおうと、「こども食堂」ではなく「地域食堂」と位置付ける。同保育園の職員や保護者のほか、地域住民がボランティアで運営に携わり、食材は地元の飲食店などから寄付されたものも使っている。

この日の献立はカレーライスで、約100食を提供。同園そばの飲食店「しんかつ」が寄付した唐揚げなどのトッピングもあり、老若男女から好評だった。家族で初めて来た男性は「子どもたちは友達と夕食を共にすることが珍しいようで楽しんでいる。地域のつながりを感じられて温かい」と笑顔で話した。

同園は月1回の地域清掃に参加するなど、地元のつながりを重視する。熊本晃喜理事長は「地域の協力あっての『わかば食堂』だと思っている。利用者だけでなく運営側も楽しめるよう、さまざまな声に耳を傾けたい」と話し、取り組みの継続化を目指す。わかば食堂に関する問い合わせは同園【電話】045・712・1960。

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