【和水町】大塚カレーと珈琲ユキコさんへ会いに廃校に行ったら、まさかの事実が待ち受けていた件
和水町の廃校の中で営業されている「大塚カレーと珈琲ユキコ」。 ああ~っ、もう名前からしてカレー好き&珈琲好きにはたまらない! 「大塚さんがカレー作って、ユキコさんが珈琲淹れてくれて、それぞれの得意なことでコラボして、お店を出されたんだろうな~」と思いつつ行ってみたら、まさかの事実に驚く結果に…
廃校の片隅にあるほっこりくつろげるお店
お店があるのは、玉名郡和水町の緑小学校跡地。
鉄筋の校舎が立ち並んでおり、見るからにザ・学校です!
校門から入ってすぐ左手側に、「大塚カレーと珈琲ユキコ」という、小さな看板が掲げられたお店があります。
手書きの看板が、なんともあったかい雰囲気。
ロッカーのようなポスト兼靴箱も、かわいくてキュン!
店内カウンターにも学校の椅子があったりと、なんだか懐かしい気分になれる、時が止まったかのようなお店です。
黒板にメニュー
メニューは黒板に表記してあります。
カレーはチキンカレー、キーマカレー、あいがけの3種類で、ドリンクは珈琲やチャイ、ラッシーなどがあります。 そしてなんと、飲食店には珍しい持ち込み自由制!
サラダやおやつ、ビールなど、なんでも持ち込みできるそうで、この自由なスタイルが最高! そうと知っていれば、いろいろ持ってくればよかったー!と悔やまれます。
お店で使われているお米は、和水町上十町の、兼業農家の大工さんが作られたお米。 そしてお水もとても美味しいという上十町の地下水を使われています。素材にこだわられていて、地元の恵みを最大限に活かされているのが素敵です。
美味しいカレーに珈琲でほっこり
シンプルなメニューの中から、キーマカレーと珈琲(セットで250円)を頼んでみました。
美味しい白ご飯の横には、お肉たっぷりのキーマカレーがたっぷり!
一口食べてみると、辛味は少なくマイルドな味で、どこか安心できる美味しさでスプーンが止まりません。
カレーには、手作りの旨辛唐辛子のアチャールが添えられてくるので、お好みでトッピングして食べることができます。
この手作りの唐辛子のアチャールがまた、旨味がたっぷりで、ツンとくる嫌な辛さもなく、めっちゃくちゃ美味しいんです!
500円で販売もされているので、気に入った方はお店で購入することもできますよ。 カレーと馴染みもいいなぁ、と思っていたら、ガラムマサラも入っていて、これはクセになる美味しさです。
食後の珈琲も、豆から挽いて丁寧に淹れてくださったドリップ珈琲で、これがセット料金でたった250円で飲めるなんて、なんという贅沢…! 深い味わいで酸味や渋みも少なく、ほっとできる飲みやすい珈琲でした!
まさかの事実に驚き…!
取材日、お店にいらっしゃったのはお一人だったので、「ここって大塚さんって方がカレーを作られていて、ユキコさんが珈琲を淹れられてるんですか?」と伺ってみました。 すると…
「両方私です」とかわいいユキコさん。ええええーーーっ!大塚さんとユキコさんって同一人物だったんですね!とびっくり!このお店の屋号のネーミングセンスが秀逸すぎて圧倒されます。 ベレー帽に割烹着がよく似合う、ふわっとかわいいユキコさんは、なんと壱岐出身。 「THE スナフキンズ」という和水町にあるゲストハウスが気に入って何度か通われているうちに、和水町に移住することになり、福岡のカレーのお店などで働かれた後、10年ほど前にこちらのお店をオープンされました。 「平山温泉も近いし、福岡にもすぐ行けるし、和水町はいいところですよ」と穏やかに話されるユキコさん。 和水町のそんなユキコさんになごみます。
ご飯も羽釜で炊かれていて、想いがこもったカレーが食べられます。
「羽釜の方が炊けるの早いので…」と、田舎暮らしを楽しむ、ふんわりかわいいユキコさんが炊いてくれたご飯と、ユキコさんが作ってくれたカレーと、ユキコさんが淹れてくれた珈琲が飲めるっていうだけで、もう…癒され度150%!!!ほっこり幸せな気分になれます。
手描きのイラストもかわいくて、「絵手紙をしてたので書いてみたんですが、なんとなく描いただけで、もう二度と描けないですねー」と語るユキコさんに、なんだか魅了されてしまいます。 美味しいカレーと珈琲で、心も体もゆるゆるになる時間を過ごしたい方に、とってもおすすめのお店でした! 10:30から開いているので、和水方面に行かれた際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。※12月13日からは壱岐に帰られるため冬期休業となり、来年1月の営業開始日はまだ未定とのこと。 営業情報に関してはInstagramをご確認ください。