「新京成電鉄8800形トレインルーム」宿泊プランが登場 合併前に最初で最後のメモリアル、本物の運転台も 京成ホテルミラマーレ
千葉市の京成ホテルミラマーレと聞いて、鉄道ファンが最初に思い浮かぶのは「京成電鉄3400形トレインルーム」かも。実車の部品を再利用し、本物の運転台でシミュレーター体験もできるようにした特別なお部屋です。
そんな京成ホテルミラマーレに、このたび新たに「新京成8800形」のトレインルームが登場。2025年3月25日宿泊分より予約を受け付けます(予約は2月25日10時から)。
新京成電鉄は松戸~京成津田沼間を結ぶ千葉県の路線で、京成電鉄の路線にも乗り入れています。今年4月に京成電鉄との合併を控えており、新京成線は今後、京成電鉄の「松戸線」となる予定。8800形は1986年に登場した古参の電車で、最近では復刻塗装が施されるなど、話題を呼んでいました。
8800形トレインルームでは、8805編成で使用されていた部品を再利用したお部屋。「本物の運転台や計器類、車掌スイッチなどに触れながらリアルな運転体験ができる鉄道ファン必見のコンセプトルーム」とうたいます。
100インチの大画面も備え、乗務員室からの迫力ある映像を再現。運転士が参考にする乗務員室扉からの景色もシミュレーターと連動させます。さらに、同車両にかかる展示品を多数設置するなど、新京成の魅力と懐かしさを感じられる部屋となる模様です。
シミュレーターで体験できる運転区間は新京成線全区間(松戸~京成津田沼駅)の上り下り。鉄道タレント響丈さん、豊岡真澄さんによる運転士&車掌ボイスあり。
宿泊者にはオリジナルノベルティをプレゼントするほか、新京成電鉄の制服貸し出しやカフェレストランミレフォリアでのワンドリンクサービスも。