【市川市】ICHIKAWA黒松カンパニー公演 語りとダンスとオペラと人形が織りなす「梨の善六と純白の花」8月10日上演!
8月10日(日)、市川の民話をモチーフにした舞台が上演されます。さまざまなジャンルのアーティストが集って創り上げる不思議な世界を楽しんでみては。
市川で梨栽培を始めた善六の物語
ICHIKAWA黒松カンパニー代表の上田遙(はるか)さんは舞台演出・振付家として45年間、トップアーティストたちと独自の世界を創作してきました。
ある時、「自分の住んでいる市川市の歴史や伝統や自然を、和洋折衷の舞台芸術作品として表現するチームを作ろう」と思い立ち、3年前から準備を開始。
初回作品のテーマは、市川での梨栽培を成功させた善六の青春の夢です。
現在は梨の生産地として有名な市川市ですが、元々この地は砂地で作物が育たず、昔の農民の暮らしはとても貧しいものでした。
江戸時代(1800年ごろ)、八幡村に住んでいた善六は農民をそんな生活から救いたいと梨栽培を試みましたが、失敗の連続。
ある時、尾張美濃で梨が栽培されていると聞き、その地を訪れて梨の育て方を教わります。
枝を持ち帰って葛飾八幡宮内に植え、見事おいしい梨作りに成功! さらに栽培法を村人たちに教え、やがて市川の梨は将軍に献上するまでになり、農民たちはもう貧困に苦しむこともなくなりました。
江戸時代の書物には「梨の花の咲く頃は市川に白い花が雪の様に咲く」という記述も見られます。
善六は人々のために尽力したことで後年「苗字帯刀」を許され、川上姓を名乗ったそうです。
多彩なアートが創る不思議な世界
「私たちは市川をワクワクさせるアート集団です。何よりも市川の地域と地域、世代と世代を結ぶ和の呼吸を、舞台芸術を通して創るのが目的です」と上田さん。
劇中には市川の民話にも出てくる「ボロ市」や「八幡の藪(やぶ)知らず」も登場。
歌や踊りのプロが描く世界に笑ったり感動したりしているうちに舞台は大団円に。
見終わった観客の心は良いものを見た感動に満たされ、ニコニコ顔で幸せな気持ちになること間違いなしです。
ICHIKAWA黒松カンパニー公演
「梨の善六と純白の花」
日時/8月10日(日)(2回公演)開演 1.午後1時30分 2.午後4時
会場/メディアパーク市川2階 ベルホール
住所/千葉県市川市鬼高1-1-4
料金/1,500円 全席自由
申し込み電話番号/047-322-5685 上田
(当日午前11時から公開ゲネプロ予定。詳しくは上田まで)
後援/市川市・葛飾八幡宮・市川商工会議所
問い合わせ
電話番号/047-320-3334 メディアパーク市川