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西島秀俊ハリウッド進出!海外ドラマ『サニー』特別イベントに豪華キャストが集結【イベントレポート】

海外ドラマNAVI

Photo:海外ドラマNAVI

西島秀俊のハリウッド進出作となるミステリースリラー『サニー』は、7月10日(水)よりApple TV+にて全世界配信。京都を舞台にした本作の配信を記念して、Apple TV+初となる日本でのトークセッション&特別試写会イベントが開催! 今回はその様子をお届けする。

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Apple TV+『サニー』概要

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』や、『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』など、賞レースでも注目の映画やドラマを次々と手掛け注目を集める Apple TV+が、『ミッドサマー』や、『エブリシング ・エブリウェア ・オール ・アット ・ワ ンス 』、 『CIVILWAR(原題)』等を手掛ける、今注目の映画製作・配給会社A24とタッグを組んだ本作は、京都を舞台に繰り広げられる、ダークなユーモアに溢れたミステリースリラードラマ。

主演と製作総指揮を兼任するのは、ラシダ・ジョーンズ(『オン・ザ・ロック』『ジ・オフィス』『セレステ∞ジェシー』)。本作で本格的なハリウッド進出となる西島秀俊(『ドライブ・マイ・カー』)に加え、ジュディ・オング、YOU、國村隼、annie the clumsyなど、日本人キャストが多数出演していることでも大きな注目を集めている。

本シリーズは、日本在住のアイルランド人作家コリン・オサリバン著「ダーク・マニュアル」を原作に、ショーランナーをケイティ・ロビンス(『アフェア 情事の行方』『ラスト・タイクーン』)。監督、製作総指揮をルーシー・チェルニアク(『ステーション・イレブン』『このサイテーな世界の終わり』)が務める。

【あらすじ】

本作の主人公スージー(ラシダ・ジョーンズ)は京都に住むアメリカ人女性。彼女の夫で、電子機器メーカーの冷蔵庫部門で働いていた佐藤マサヒコ(西島秀俊)と息子ゼンが、共に謎の飛行機事故によって行方不明となり人生が一転してしまう…。悲しみに暮れるスージーの元に、ある日マサヒコの同僚だという田中(國村隼)が、ある贈り物をもって現れる。

それは、マサヒコが作ったという新型家庭用ロボット「サニー」だった―。突然登場した、得体のしれないロボットに戸惑い、苛立つスージーだったが、マサヒコの手によって、スージーの情報がプログラミングされていたことを知り、しだいにサニーとの間に奇妙な友情が生まれていく。やがて、スージーはサニーとともにマサヒコや息子に何が起きていたのかを探り始めるのだが…、それは恐ろしい世界への扉だった――。

『サニー』トークセッションイベント

本作の配信を記念して、豪華キャスト陣によるトークセッション付特別試写会が開催された。本作で、本格的なハリウッド進出となる西島秀俊をはじめとした日本の豪華俳優陣に加え、来日した主演のラシダ・ジョーンズらキャスト陣が、本作の魅力や、京都での撮影に関して等のトークを繰り広げた。

イベントには、ラシダ・ジョーンズ(製作総指揮/佐藤スージー役)、西島秀俊(佐藤マサヒコ役)、ジュディ・オング(佐藤ノリコ役)、國村隼(田中友喜役)、ジョアンナ・ソトムラ(サニー日本語吹き替え役)、annie the clumsy(ミクシー役)が登壇。

日本のレジェンドが参加

まず初めに、製作総指揮も務めたラシダに対して「どんな経緯でこの作品を映像化しようと思ったのか」と司会からの質問で始まったトークセッション。

「恵まれていたんです。この企画の話が私にきたときには、すでにある程度世界感ができあがっていたんです。素晴らしい製作総指揮のケイティ(・ロビンス)とルーシー(・チェルニアク)のおかげです。ヴィジュアルも脚本も、音楽やプレイリストもありました。それを見てとても惹かれましたし、彼女たちが描いていたキャラクターも明確だったので、ぜひやりたいと思いました」

次に、日本を題材にした作品であることを問われると「日本が大好きです」と、流暢な日本語でコメントしたラシダ。「初めて来日した時から好きなので、ここで作品に携われることは夢のようでした。日本の方たちはとても歓迎してくれましたし、文化、歴史、食、すべてのものが好きなんです」

ロボットのサニーとの共演については、「サニーには、とても人間らしさを感じると思います。ロボットチームのみなさんのおかげなんです。サニーの声を務めたジョアンナがなるべく同じ場にいるような状況を作ってくれました。ジョアンナの表情をカメラでとらえて、それを中継でロボットの顔に映し出す方法で撮影したんです。それでジョアンナの声とともに演じることができました」

日本人キャストとの共演について、「素晴らしい体験でした。今回のキャストは唯一無二の方たちで、スタッフを含めみんなが努力を惜しまない現場でした。私が演じるスージーは、ちょっと難しいところもあって、すぐには愛せないキャラクターかもしれないですが、私にとっては本当に素晴らしい経験でした。本作に参加してくれたのは素晴らしい経験や名声を持つレジェンドのような方たちだったのですが、そんなことは一切感じさせずに、みな謙虚で素晴らしかったです」と日本人キャストたちを絶賛。

幸運なハリウッドデビュー

続いて、本作でハリウッドに本格進出を果たした西島への質問。本作に参加した際の気持ちを聞かれると、「今回はとても幸運でした。ケイティ、ルーシー、ラシダたちとは、まずオンラインで話をしたのですが、最初の本読みのときから楽しくて、吹き出しながらセリフを読んでいました。演技を始める前に、気持ちが通じあって素晴らしい関係を築けていたので、とても幸運なハリウッドデビューでした」と明かす。

また、日米の製作における違いについては、「ギリギリまで妥協せずに、より良いものを作っていこうという努力を惜しまないんです。だから脚本がどんどん変わっていくこともありました。マサという役柄は、“いい夫で、いい父なんだ”と理解した上で撮影に挑んでいましたが、新しい台本を受け取る度に、“あれ、マサってどんな人なんだっけ”と彼の色々な面が出てきたんです。ストーリーもキャラクターも関係性も、常により良いものを求めていく現場だな、というのは強く感じました」

今までにない経験

次に、ハリウッド作品への参加経験がある國村に、今までと本作では違う点があったのかという質問。それに対して、「今までは映画ばかりで、ショーランナーシステムを取るドラマシリーズには初めて出演したので、とても新鮮でした。ショーランナーであるケイティが現場で、色々なことを感じたり見たりしながら、どんどん作り上げていくんです。原作に対して俳優たちが合わせていくというのではなく、みんなで作りあげていくような感じなんです。有機的で面白いシステムだなと感じました。あと、現場の雰囲気がすごくよかったですね。今までにない経験をさせてもらいました」

他のキャストとの共演について聞かれたジュディは、「楽しかったです。私には息子がいないので、本当に息子ができたような気分でした。息子にお嫁をもらうという経験はしたことがないですが、ラシダがその雰囲気をうまく出してくれて、どこからが演技でどこからが素なのかわからないぐらい、とてもナチュラルでした。一緒に演じているうちに、私の中の新しい部分を見つけることができました。ケイティとルーシーがうまく引っ張り出してくれました。また、ドラマに出演するのも初めてだったので忘れられない経験です」

対照的な凸凹コンビ

タイトルロールとなるロボット・サニーの声と表情を務めたジョアンナは、どのようにキャラクターを見つけていったのかと聞かれると「とても明るくて名前のように太陽のようなキャラクターなんです。一方でスージーは、壊れたダークなキャラクターで、対照的な凸凹コンビを演じるのは楽しかったです。また、著名な方々と共演できたのは夢のような経験でした。製作陣が素晴らしいストーリーを作りあげてくれたので、サニーの声を探すのはそこまで難しくありませんでした。(サニーのトーンで)素の声で少しピッチをあげただけなんです。物理的には、ヘルメットをかぶったりカメラを据えたり、ライトを当てたり、いろんな器具を装着していたので少し大変な部分もありました。私は、カメラに写らないところに隠れて、私の表情がサニーに映し出される、という不思議な体験だったんですが、とても楽しかったです」

本作のミクシー役で俳優デビューを果たしたannie the clumsyは、今回の経験を聞かれると「みんなが支えてくれたんです。オーディションのときから、とても快適な現場を作ってくれました。ほぼラシダとジョアンナとのシーンだったんですけど、本当に学ぶことばかりでした。脳みそをスポンジのようにして知識を吸収していくことしかできなかったですが、そしたらどうにかできました。自分を誇りに思います」とコメント。

日本人にとっても新鮮な作品

そんな、現場の雰囲気や裏話など盛り沢山な内容となったトークセッションは、ラシダと西島から観客へのメッセージで幕を閉じた。

ラシダは、「楽しんでくれると嬉しいです。ダークコメディ、スリラー、ミステリーでもあり、少しずつ色々な要素がある作品なんです。そして大きなテーマも掘り下げていますし、近未来の日本も美しく描写されています。登場するキャラクターはとても面白いと同時に、短所ももっているような人たちですが、そんなキャラクターたちも含めて楽しんでほしいです」

続いて西島は、「これまで日本でたくさんの撮影に参加していますが、京都のど真ん中で撮影するのは初めての経験でした。これは驚くべきことで、今後もないことだと思います。京都の古い文化も描かれているし、今の日本、近い未来の文化や新しい世界がミックスされた世界が描かれていますので、日本人にとっても新鮮に見て頂けると思います。物語は、人とロボットとの繋がりが描かれていて、それは突き詰めると、人と人とのつながり、人とはなにか、魂とはなにか、という根源的なテーマに繋がっていく素晴らしい作品です。毎週楽しみにみてくれると嬉しいです」

『サニー』は、7月10日(水)よりApple TV+にて独占配信。(海外ドラマNAVI)

Photo:海外ドラマNAVI

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