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セ・リーグ球団別週間MVP 広島・小園海斗がリーグトップ!巨人・岡本和真も好スタート

SPAIA

セ・リーグ週間MVP野手インフォグラフィック,ⒸSPAIA

9試合連続安打の小園はwRAA4.4

プロ野球セ・リーグは広島が4連勝で首位に浮上した。3連敗の巨人は借金1となり、5位転落。阪神、DeNA、ヤクルトの3チームが勝率5割で、首位から最下位・中日まで2.5差の団子状態が続いている。

SPAIAでは4月8日から13日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。


セ・リーグトップはwRAA4.4の広島・小園海斗だった。先週6試合で26打数12安打の打率.462、4月4日のDeNA戦から9試合連続安打をマークしており、チームの首位浮上に貢献した。

昨季は4番で起用されることも多く、143試合フル出場して打率.280、自身最多の61打点を挙げた。3番で固定されている今季は打率.418で首位打者を快走しており、今後も頼りになりそうだ。

DeNA牧秀悟、阪神・前川右京も好調

5位に転落した巨人だが、主砲・岡本和真は好調だ。9日のDeNA戦で3号ソロを放つなど18打数7安打の打率.389で、wRAAはチームトップの4.3。昨季は27本塁打に終わり、6年連続30発で途絶えたが、好スタートを切った今季は期待が膨らむ。

雨にたたられ3試合しか消化できなかったDeNAは、牧秀悟がwRAA4.1でチームトップ。9日の巨人戦で3号3ランを放つなど12打数6安打、6日の広島戦から4試合連続マルチ安打と好調だ。悲願のリーグ制覇へ牧の活躍は欠かせない。

1勝3敗だった阪神は、4年目の若虎・前川右京がwRAA2.2。全4試合で安打を放ち、14打数6安打の打率.429をマークした。佐藤輝明、森下翔太、大山悠輔のクリーンアップの後を打つ6番として勝負強さを発揮したい。

ヤクルト・長岡秀樹、中日カリステも存在感

ヤクルトも3試合しか消化できず2勝1敗だったが、長岡秀樹が11打数4安打、wRAA1.2と気を吐いた。ショートとして守備でも貢献する23歳は、サンタナ、オスナ、山田哲人につなぐ2番として献身的な働きをしている。

2勝2敗1分けだった中日はカリステがwRAA0.8でチームトップ。とはいえ、14打数4安打の打率.286と目立った成績ではない。最下位脱出のためにも起爆剤となる選手の出現が待たれる。

2025年シーズンも5カードが終了。各チームと一通り対戦を終えた。セ・リーグはまだまだ混戦が続くだろうか。週間MVPの選手にはチームを勢いづけるような活躍が期待される。

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記事:SPAIA編集部

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