甘木鉄道、2024年10月に運賃改定 来年度から車両更新も
福岡県朝倉市に本社を置く甘木鉄道が2024年10月1日(火)に運賃改定を実施します。消費税率の引き上げによるものを除けば、およそ29年ぶりの値上げとなります。
運賃改定の理由はエネルギー価格や材料費の高騰、施設・設備の老朽化に対処するための費用の増大、人件費の上昇など。2024年度計画においても若干の回復傾向にあるものの、厳しい状況が続いているということです。
これにともない定期券発行システムの運賃変更を行う必要があることから、10月1日は定期券の発行を休止します。29日は甘木駅窓口を臨時営業するほか、30日は甘木駅窓口・小郡販売店の営業時間を延長します。
同社は今後の設備投資計画として、車両の老朽化に対応するため、新型車両への更新を行うことを明らかにしています。2025(令和7)年度から8年かけて行うこととしており、AR300形・400形の計8両全てを更新する予定です。
また2026(令和8)年度以降に、基山駅および小郡駅にエレベータの設置を計画しているといいます。