【京都ツウ】大河ドラマ『光る君へ』藤原兼家の終焉地☆京都三大縁切りスポット「法雲寺」
汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は中京区河原町二条、ビル群の谷間の隠れ家的立地にあるお寺。大河ドラマ『光る君へ』や幕末の志士ともゆかりある場所。
ビル群の谷間に位置する古い歴史あるお寺
中京区、河原町二条交差点。京都市役所、京都ホテルオークラをはじめ、ビルが集中し立ち並ぶ場所。この日は早朝で交通量の少ない時間帯でしたが、日中は市内オフィスの活動拠点でもあり、一際にぎわう場所。
そんなビル群を縫うように走る細い参道。ちょっと見過ごしてしまいそうな目立たなさですが。
ここに浄土宗寺院『法雲寺』があります。正式名称は『清水山洗心院法雲寺』といい、古い歴史を持つお寺。そして、最近では現在放映中のNHK大河ドラマ『光る君へ』にも登場した俳優・段田康則さん演じる藤原兼家の隠居所があった場所として注目を集めています。
この地は、正暦元年(990年)関白太政大臣・藤原兼家が死去した隠居所・法興院のあった場所で、その南側にあった庭園の池跡地。
応仁元年(1467年)応仁の乱の際には合戦場となったため、都は荒廃し当地も鬼が現れるようになり、人々に恐れられる地に。
永禄10年(1567年)源蓮社清善上人が鬼を鎮め草庵を結んだことが法雲寺の始まりで、元和元年(1615年)には清久上人が堂宇を建立。
さらに、近年においては幕末の志士、尊王攘夷派の長州藩・久坂玄瑞ゆかりの地でもあり、文久2年(1862年)、長井雅楽暗殺未遂事件に関与したことから同藩・吉田稔麿と共に謹慎生活を送った場所。その後に、池田屋事件、禁門の変(蛤御門の変)といった歴史的重要事件へと繋がります。
境内の周辺は、このようにマンションビル立ち並ぶ、ちょうど谷間に本堂があるような立地。
現在の本堂は文化15年(1818年)に再建された建物で、本尊・阿弥陀如来像が安置。
こちらはお寺と神社両方の受付所になるわけですかね。今年は浄土宗開宗850年を記念する年であることを示す広告も。
また、庫裡の東には『菊野大明神』が祀られており、良縁、悪縁切祈願の神として信仰され、京都三大縁切りスポットの一つに数えられています。
またその南側には『豊川大明神』も祀られています。
街の中心地にありながら、古い歴史を持ちつつ喧騒を忘れる静かなお寺。ちょっと都会のオアシス的お寺とも言えるかもしれませんね。
詳細情報
名称:法雲寺
場所:京都市中京区河原町通二条上る清水町364−1
電話:075‐241‐2331
公式サイト:https://www.hounji-kyoto.com/